観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「みゅうの足(あんよ)パパにあげる 」

2008年09月04日 | 映画・ドラマ
 今年24時間テレビでのドラマ。
  妻子を抱え、25歳の若さで受けた宣告は「二度と歩けないかもしれない」しかし、著者は最悪のシナリオを自ら煌めきに変えていった。魂を揺さぶる感動の闘病記。
 を嵐の松本順が好演。「花より男子」の映画公開からほどなく、その役に引っ張られることなく演じ切った。
 まつじゅんは、後数年「花より男子」の道明寺を離れられなく役者として悩むだろうなと思っていたが、あっさり道明寺ではなく、この役を演じ切っていた。
 妻と2歳の娘を持つ25歳の男性が、発症率10万人に1人とされる「CIDP(慢性炎症脱髄性多発神経炎)」を発病し、両手両足の自由を失っていくという実話をベースにした物語。それでも「いつか、妻を抱きしめ、娘みゅうを抱き上げる」という誓いを立て、強く生きていく姿を描く感動ドラマ。
 名前は知らないが、奥さん役のモデル(?)出身の彼女も良くやった。
 病気は怖い。それを知らしめしてくれた。

「霧の火~終戦の5日後、樺太に散った九人の乙女たち」

2008年09月04日 | 映画・ドラマ
 市原悦子、香里奈、福田麻由子、白石美帆、名取裕子香里奈、福田麻由子、白石美帆、名取裕子の出演で、終戦後数日で死ななければいけなかった、電話交換手の実話をドラマ化。
 第二次大戦終結後、樺太の真岡郵便局で戦った女性たちの物語。西牟田知夫プロデューサーは「終戦後も樺太で戦争が続いていたことを知ってほしい」とコメント。また、松山千春さんが歌う感動的な主題歌も。
 しかし、市原悦子の現在と過去のフラッシュバックが忙しすぎて、というか、市原さんの存在が大きすぎて、戦争時への感情移入が難しかった。
 「赤い月」のように、最後に生き延びたってんで、市原さんが出てれば良かったのだけれど、現在の市原さんと過去の市原さんが交差するのは、もちろん過去は若い役者が演じてる訳だし、市原悦子を超えるのは至難の技。
 見ていて、電話交換手の気持ち、立場や当時の人は分かったけれど、全編市原色で、老人介護、独協老人ってな面への目移りは否めなかった。