観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
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フィンランドってサウナの国でいいのか?「かもめ食堂」

2007年06月05日 | 映画・ドラマ
 群ようこ原作、小林聡美主演で、片桐はいり、もたいまさこといった面々の出演。これだけで、観る価値有りと購入したが、1回目は画面観ないうちに終了。
 気を取り直して2回目。10分観て、その後、何かしてる間に終了。
 2カ月後(昨日)3回目の鑑賞。
 フィンランドのヘルシンキで日本食堂を経営しているサチエ(小林聡美)。が、客は日本アニメおたくの青年しかいない。
 図書館で知り合ったミドリ(片桐はいり)を食堂のスタッフに迎え、ボチボチ人が集まるようになってきた。
 悩みをかかえたフィンランド人、荷物が出てこなくなって困っている日本人(もたいまさこ)など、個性的なお客さんたちが集まり出して…。
オールフィンランドロケの「かもめ食堂」。の北欧風のインテリアや画像は非日常的でもあり、美しい。
 「食堂」「おにぎり」にこだわりながら、なぜフィンランドに単身でいる? のだサチエといった疑問はあるが、良くまとまったストーリー性のある作品。
 この映画を観て、特に感慨とかそういったものではなく、人との繋がり、人間関係はこうやって出来上がるのかとかいった部分をのほほんと観ればいい。
 1回目、2回目鑑賞時は、舞台がフィンランドだとは知らなかった。「かもめ食堂」だから、横浜、よくて神戸(なんでだ?)辺りのお話だと思っていた。そうだ、白人が画面に映っていたからだ。白人=横浜=神戸って、なんて貧相な発想力なんだー、わたくし。
 1カ月過ぎても客足さっぱりの「かもめ食堂」の資金源はいづこ? とか、なんでいい年こいてサチコさん、突然フィンランドで店出すんだ? とか、客も集まらないのでスイミング習ってていいの? とか、なぜにフォンランド語が話せる? とか、ミドリさん怖っ。とか、もたいさんのセンスとか…そういったことは捨て置くべし。