かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

石垣の里☆名取(7:小学校を守る石垣)

2011-10-12 14:31:40 | 風景
平成15年3月末をもって閉校となった名取小学校。
その小学校跡地の石垣を毎年、ケセラ会(60歳代の方々中心)の皆さんが、ボランティアで草刈り・枝の伐採をして下さる。





皆さんのおかげで、雑草や雑木に覆われていた石垣が見事に全容を現した。
なお、石垣の一番上の雑草を刈らずにおいたのは、グラウンドの砂が近隣の家に飛来するのを少しでも防ぐための配慮とのことだ。



先人たちのご苦労による美しい・見事な石積みで、まるで城壁を思わせる。
平地のないここ名取地区にあって、道路が通じておらず、大型機械が入ることのできなかった時代に、
小学校の敷地を確保するために、先人たちがこうして石垣を高く積み上げて平地を造成したのだ。
集落内でもこの石垣が一番高いだろう。

石垣の勾配も一様ではない。
上の方が急こう配になっている。
少しでも平地を広く、という これも先人の知恵であろう。
そのため、上の方の急こう配の石垣部分は土砂が溜まりにくく、草が生えずにきれいでもある。

みごとな矢羽根積み! 

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