かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

僕の心細道(1:ニュージーランド編-序章)

2008-03-14 14:32:18 | 旅行
これまでに『僕のTシャツ』シリーズで、私の海外旅行の思い出とともにTシャツを紹介させて頂きました。でも、Tシャツを買っていない旅行もあり、もう少し私の海外旅行失敗体験をご紹介したいと思い、こんな何だか偉大な俳人の著書のパクリのようなタイトルで、新シリーズを始めようと思い至りました。
今回のタイトルでは随分悩みました。「Tシャツのない旅」「僕のTシャツはないけれど」・・・など。しかし、どれも面白くなく、しっくりくるものは浮かびませんでした。そんなある日、『僕の細道』が浮かんだのです。 が、さすがに有名どころのパクリだけあって、検索してみると、ブログなどに同じタイトルのものがたくさんありました。そこで、再び思い迷った末、このタイトルに「心細い」イメージを盛り込みました。今のところ、このタイトルではネット検索で1件も該当がなかったので、タイトルはこれにすることにしました。
今シリーズでは写真も交えながら、『失敗満載感動悲哀混在的旅行記』を、投稿記事200本目という節目に始めたいと思います。
 


私の初めての海外旅行は、30歳を過ぎてからでした。
旅行先選びに当たっては、治安がよく、水道水も飲め、英語圏であるなどの理由、そして、Mt.クックや氷河、フィヨルドが見られ、短期間で巡るには適度にコンパクトな国土、などということでニュージーランドを選びました。といっても、英語が話せるわけではないのですが、ほかの外国語は全くわからないのですから。こうして、ある年の12月1日、往復の航空券とトラベラーズ・チェック(今ではもうほとんど見る機会がなくなりましたが)と夢をもって、4週間のひとり旅に出発しました。
生涯にこの時ほど、旅行前にガイドブックを熱心に読み込んだことはありません。そして、初めての海外旅行ということもあり、多くの失敗と感動があり、今でもとても印象深く思い出されます。ということで、じっくり思い出しながら、投稿しようと企んでおります。
  
まず、最初に感動したのが機内食でした。ビールやワインが飲めて、普段食べたことのないようなご馳走(エッ)が食べられて・・・。もうこれだけで十分で、それはそれは感激し、このまま日本に帰っても惜しくないくらいに思いました。たかがエコノミークラスだというのに、です。なにしろ初めての海外旅行、長時間の機内ということもあったでしょう。
この時の航空会社は、往復ともシンガポール航空で、帰国後知ったのですが、この会社は世界の航空会社の中でも、サービスの良さが指折りだということでした。
こうして始まった旅行ですが、シンガポールでトランジットして、最初の失敗は機内で起こりました。何度目かの食事の時で、私はほぼ食べ終えたのですが、もう少しビールが飲みたいなと思い、タイミングを見計らって女性客室乗務員に「ビア プリーズ」とお願いしました。そうして、しばらくして彼女が持ってきてくれました。
と、ところが・・・・。  予想外のことが起こってしまいました。

この続きは、次回にします。
民放テレビのCMの入れ方のように、延ばして、延ばして、小出しにしますので、よろしくお付き合いお願いします。