かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

菜の花の

2008-03-06 13:01:34 | 草花・樹木
今日は予報では最低気温が零℃となっていたのだが、そんなことはなく結構暖かい。それでも、もう少しの間暖房が必要だろうと思い、国道沿いのいつものガソリンスタンドへ灯油を買いに行った。
そうしたら、なんと1リットル102円に値上がりしていた。原油高に歯止めがかからず、やむなしの値上げだろう。しかし、今は円高だからこの程度なのだろうけれど、円安(例えば1ドル=115~120円)だったら、もっと悲惨なことになっていただろう。それとも、ドルが弱すぎるために、どんどん原油が値上がりしているともいえそうだ。

そんなこととは関係なく、日に日に春らしくなってきており、半島の道路沿いのあちこちで菜の花がきれいに咲きそろって、彩をそえてきた。 桜より先に咲くからかもしれないが、個人的には桜よりも菜の花のほうが春らしさを感じさせてくれるように思える。
 そして、私は菜の花を見ると、司馬遼太郎さんの『菜の花の沖』を思い出す。
「菜の花が、青い沖を残して野をいっぱいに染めあげた」と言うほどではないが、野の染めっぷりは見事で、冬の間花がなかった野を黄色に染める様は、「春がきたなー」とストレートに感じさせてくれる。そして、たくさんのミツバチたちが忙しそうに働いている。