喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

すばらしき日本文学 ~千鳥にて~

2010-04-06 | ブログ
 「私は、イタリアの大学で日本文学を勉強しました。」 (エレナ)

 現在、喜久家には、イタリア出身のエレナがいます。
彼女の紹介は、3月3日のブログをご覧ください。
喜久家に来る前2月から1ヶ月間、日本を旅行していたそうです。
東京、日光、鎌倉、京都、大阪、飛騨高山、北海道(札幌雪祭り、アイヌ村)など。
日本のすばらしい所を実によくおさえています。

 そんなエレナにもっといろいろなことを聞きたいと思い、
4日の夜、三崎の「千鳥」に集まりました。
メンバーは、エレナ、神戸出身の藤井君、そして宅見さん、弟の洋海。

 宅見さんは、ふるさと井野浦生まれで、今春から保内中学校国語教師としてスタートしました。
愛媛県教員の採用数が減り続けるなかで、現役卒業で採用された期待の星。
ふるさとを心から愛し、そのすばらしさを子どもたちと一緒に感じていきたい、というすばらしい考えをもっています。
 ぜひ、喜久家ボランティアと出会ってほしいと思い、誘いました。

 エレナが、日本文学を勉強していたということもあり、二人はすっかり意気投合。
そして私たち日本人は、エレナから驚きの事実を聞かされることになります。

 「イタリアでは、日本に関する講義は、とても人気があります。
それは、マーケットとして重要という理由が多いようです。
もちろんアニメや漫画文化は、とても人気があります。
日本文学で、最も大切なのは、源氏物語。
たくさんの花や植物もえがかれていて、日本人の感じ方がよくわかります。
その他、万葉集や古今和歌集も習います。
私は、芥川龍之介や太宰治などの本も読みました。
(私が初めて聞く作家もでてきました。)
夏目漱石の作品は、あまり好きじゃありません。
縄文、弥生、飛鳥時代から現代までの大まかな歴史は勉強しました。…」

 もうビックリです!
 私たち日本や日本人は、外国からどのような見られ方をしているのか、
とても興味があります。
だからそんな話を聞くたびにさまざまな驚きや感動をあじわいます。

 エレナの言葉により、
「日本の歴史・伝統・文化のすばらしさにもっともっと、目を向けていきたい」
とあらためて思いました。

 帰り道。
満開に咲き誇った桜の花が、ヒラヒラと降ってきました。
きれいですね~。

                        岬人(花んちゅう)

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