昨日12月21日、驚くニュースが入ってきた。
知り合いの谷口桂さん(43歳:登山家・アルパインクライマー)が北海道の大雪山系黒岳(1984m)から滑落し行方不明というニュース。
昨夜は、心配で寝つかれず、今朝からの捜索で無事見つかることを祈っていた。
ところが今日昼前のニュースで、今朝心肺停止の状態で見つかり、病院で死亡が確認されたとのこと。
悲しくて、やるせない気持ちでいっぱいだった。
桂さんが挑戦する登山は危険も多いが、いつもニコニコと平然と帰って来るような雰囲気がある人だった。
それだけに…
桂さんと出会ったのはもう11年ほど前になる。
以前の職場、国立大洲青年の家での仕事つながりで紹介してもらった。
その後、大洲青年の家にも来てもらい、不登校や引きこもり青年たちにマナスル登頂の話や挑戦することの大切さを語ってもらったこともある。
3年前のブログに次のように記していた。
「2012年1月27日
知り合いに谷口桂さんという登山家・アルパインクライマーがいます。
私にとっては、住む世界が違う想像を絶する女性。
テレビでよく見かけるアルピニストの野口健さんとも大親友。
ひょんなことから出会い、飲み、メールなどのやりとりをさせてもらっています。
小さくきゃしゃな体にどうしてエベレストやマナスルに登る力があるのだろう、
といつも驚きと憧れの目で見ています。
写真は、日本人初のピオレドール賞の”金のピッケル”
をかかえる谷口さん。
ピオドール賞と言えば、登山界のノーベル賞のようなもの。
何ともすごい女性です。
そんな谷口さんがアフリカケニアのキリマンジャロから帰ってきたという
連絡がありました。
そして今夜はパタゴニア横浜店でトークがあるということでした。
そのパタゴニア横浜店は、谷口さんを次のように紹介していました。
『子供の頃から冒険家に憧れていた。
本の中で、世界中を冒険した。
いつか自分も未知の領域を冒険したい ― そうやって初めて出かけたアラスカの山。
その山の頂上からもっと広い世界が見えて、自分の冒険の旅は始まったかもしれない。
でもふと気付けばすぐ近くにも冒険はあったりして。
ルールはない。
でも自分で決めたことを達成する。
それって楽しい人生だ。
子供の頃から皆と同じことをやらされるのが嫌で、
本の中でいつも未知の世界への冒険を夢見ていた。
本の中の世界だと思っていた槍ヶ岳に登ったことから山の魅力のとりことなり、冒険の世界が広がった。
難しいことというよりも誰もやったことのないことに惹かれる。』
特に心ひかれるのが、
ふと気付けばすぐ近くにも冒険はあったりして。
ルールはない。
でも自分で決めたことを達成する。
それって楽しい人生だ。
という考え方。」
桂さんといると周りはいつも明るい雰囲気に包まれた。
それは、桂さん自身が人生を思いきり楽しめる人だったからだと思う。
もうあの笑顔が見られないと思うと残念でならない。
安らかなご冥福を祈るばかり。
さようなら 桂さん
岬人(はなんちゅう)
知り合いの谷口桂さん(43歳:登山家・アルパインクライマー)が北海道の大雪山系黒岳(1984m)から滑落し行方不明というニュース。
昨夜は、心配で寝つかれず、今朝からの捜索で無事見つかることを祈っていた。
ところが今日昼前のニュースで、今朝心肺停止の状態で見つかり、病院で死亡が確認されたとのこと。
悲しくて、やるせない気持ちでいっぱいだった。
桂さんが挑戦する登山は危険も多いが、いつもニコニコと平然と帰って来るような雰囲気がある人だった。
それだけに…
桂さんと出会ったのはもう11年ほど前になる。
以前の職場、国立大洲青年の家での仕事つながりで紹介してもらった。
その後、大洲青年の家にも来てもらい、不登校や引きこもり青年たちにマナスル登頂の話や挑戦することの大切さを語ってもらったこともある。
3年前のブログに次のように記していた。
「2012年1月27日
知り合いに谷口桂さんという登山家・アルパインクライマーがいます。
私にとっては、住む世界が違う想像を絶する女性。
テレビでよく見かけるアルピニストの野口健さんとも大親友。
ひょんなことから出会い、飲み、メールなどのやりとりをさせてもらっています。
小さくきゃしゃな体にどうしてエベレストやマナスルに登る力があるのだろう、
といつも驚きと憧れの目で見ています。
写真は、日本人初のピオレドール賞の”金のピッケル”
をかかえる谷口さん。
ピオドール賞と言えば、登山界のノーベル賞のようなもの。
何ともすごい女性です。
そんな谷口さんがアフリカケニアのキリマンジャロから帰ってきたという
連絡がありました。
そして今夜はパタゴニア横浜店でトークがあるということでした。
そのパタゴニア横浜店は、谷口さんを次のように紹介していました。
『子供の頃から冒険家に憧れていた。
本の中で、世界中を冒険した。
いつか自分も未知の領域を冒険したい ― そうやって初めて出かけたアラスカの山。
その山の頂上からもっと広い世界が見えて、自分の冒険の旅は始まったかもしれない。
でもふと気付けばすぐ近くにも冒険はあったりして。
ルールはない。
でも自分で決めたことを達成する。
それって楽しい人生だ。
子供の頃から皆と同じことをやらされるのが嫌で、
本の中でいつも未知の世界への冒険を夢見ていた。
本の中の世界だと思っていた槍ヶ岳に登ったことから山の魅力のとりことなり、冒険の世界が広がった。
難しいことというよりも誰もやったことのないことに惹かれる。』
特に心ひかれるのが、
ふと気付けばすぐ近くにも冒険はあったりして。
ルールはない。
でも自分で決めたことを達成する。
それって楽しい人生だ。
という考え方。」
桂さんといると周りはいつも明るい雰囲気に包まれた。
それは、桂さん自身が人生を思いきり楽しめる人だったからだと思う。
もうあの笑顔が見られないと思うと残念でならない。
安らかなご冥福を祈るばかり。
さようなら 桂さん
岬人(はなんちゅう)
そんなことケイさんは、言われていたんですね。
でもうなづけます。
賞とか有名とかにはあまり興味がない人。
ケイさんは、どこまでも人の生き方を求めた人なんですね。