何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

弥生のムラ (国東)

2015年11月02日 | 史跡探訪-日本編

【大分・国東市】国東半島の中央に聳える山岳から東麓の谷あいを縫って海へ流れる田深川の下流域右岸に発達した集落遺跡を再現したもの。 大正十五年(1926)から昭和二年(1927)の耕地整理事業によって多くの土器等が出土したことがきっかけで、弥生時代後半から古墳時代初期にかけての集落遺跡が発掘され、安国寺集落遺跡と称された。
特に舌状の微高地内に形成された集落からは、高床住居跡、倉庫跡、集会施設跡などの建築物15棟分が確認され、また、大溝(U字型)内からこれらの建物の多くの建築部材が出土した。 また、南隣接地区には、安国寺集落遺跡の上流部で確認された竪穴式住居4棟が復元されている。

他に訪問者がおらず、大溝(旧河遺)・はらっぱ・水田などの遺跡を借り切り状態でゆっくりと見て回れた。
再現された大溝の高床建物や水田近くの竪穴住居を眺めていると、いまにも中から弥生人がひょっこり現れてくるような気がした。 また、竪穴住居の中に入ると、まさに1800年前の弥生時代にタイムスリップしたような気分になって面白い。

弥生のムラ・安国寺集落遺跡公園の歴史体験学習館

弥生時代後半(3世紀)~古墳時代初期(4世紀)にかけての集落遺跡

舌状の微高地内に形成された高床建築の復元

高床住居、高床倉庫、集落施設など建物跡15棟
  
高床住居の近景          入口と内部

忠実に再現された1800年前の高床建物

安国寺集落遺跡の遠景
 
高床建物群をめぐる大溝..弥生時代の川の跡と考えられている

田深川右岸に発達した低湿地集落遺跡

竪穴住居

弥生時代の一般的な住宅..方形と円形それぞれ2棟を復元

竪穴住居の内部
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