何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

大善院 (東村山)

2012年12月15日 | 寺社巡り-東京

【東京・東村山市】創建は不詳だが、もともとは八王子市本寺恵日山圓通寺の塔頭(脇寺)で、縁起によると、 室町時代末期の天正元年(1572)に旧修験を廃して正寺格に改め恵日山大善院と称したのが始まりとされる。 江戸時代の正徳二年(1712)、出家得度をし修行を重ねて天台宗大善院の住職になった東村山出身の信仰心の深い在家信者が、東村山に同院の移設を願望して奔走。 明治三十二年(1899)、慈善和尚を開山として東村山に同院が移された。
阿弥陀如来像をご本尊に、不動明王像、水子地蔵菩薩像、七福神、白衣観音菩薩像などを奉安、更に、境内築山に不動明王眷属三十六童子を祀る。

「天台宗 野口不動尊 大善院」と書かれた看板から狭い路地のような参道を抜けると、道を挟んだ向こう側の境内の正面奥に、唐破風の屋根の向拝がある本堂(不動堂)が見える。
本堂に向かうと、両側の築山の上に鎮座する制多迦童子(左)と矜羯羅童子(右)が静かに迎えてくれた。 境内左手に富士山の溶岩で造られた築山があり、唐金製の不動明王像を中心にした三十六童子像が立ち並んでいる光景は壮観だ。
本堂左手には地蔵堂が建ち、堂前に赤子を抱いたお地蔵さまが鎮座、また、築山の裏には七福神が鎮座していて、ここで七福神巡りができる。
 
参道から眺めた大善院     門前から眺めた大善院

両側の築山の奥に建つ本堂....手前両側の築山に童子像が鎮座
  
本堂前の築山に鎮座する制多迦童子像(左)と矜羯羅童子像(右)、参道脇に童子像の碑が....

寄棟造銅板葺で妻入りの本堂(不動堂)....向拝の屋根は唐破風
  
本堂向拝の近景....軒下に沢山の釣燈籠が下がる       向拝前に置かれた線香炉か?

落ち着いた佇まいの本堂

水子地蔵菩薩が祀られている擬宝珠を乗せた宝形造銅板葺の地蔵堂
 
地蔵堂前の祀られた赤子を抱く水子地蔵尊像と築山裾野側に鎮座するお地蔵様
 
傳教大師御尊像(天台宗比叡山延暦寺の開祖最澄像)と富士山の溶岩で造られた築山
 
築山に立つ不動明王眷属三十六童子像/高さ7mの築山最頂に鎮座する不動明王像

七福神巡り参道の脇に鎮座する福禄寿様と弁財天様

七福神巡り参道の脇に鎮座する大黒様と恵比寿様
 
手水舎               傳教大師御尊像から眺めた境内
コメント
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