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      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

子どもに甘え過ぎていませんか?

2013-11-22 17:42:38 | 日記
子どもが親に甘えるのは、自然のことです。

その甘えが度を越すと、親は怒り出します。

過保護な親は、子どものわがままに応えようとし、
そうした行為は、世間からは「子どもを甘やかす」として非難されることもあります。

でも、甘え過ぎるのは、子どもの側だけでしょうか?

むしろ、親のほうが、子どもに甘え過ぎてはいないでしょうか?

親自身が、子どもに対して、わがままを言っている、と感じるのは、
私だけではないでしょう。

私たちは、わが子以外の人には、必要以上に気を遣ったりするのに、

わが子に対しては、思う存分自分をさらけ出すんですよね。

自分の感情をコントロールすることすら、忘れてしまうのです。

だから、怒りの感情に心が支配されると、
子どもの人格を踏みにじるような言動を、家という閉鎖された空間では、
平気で行ってしまうのです。

道で会うと、お上品な笑顔で優雅な挨拶をする女性も、
一たび、家の中に入ると、子どもに対しての、
野良猫を蹴散らすごときの罵声をドア越しに耳にすることもあります。

「この大バカ!」「のろま!」「死ね!」・・・

虐待の話ではありません。

ごく、普通のお母さんのふるまいです。

彼女たちは、わが子をそれはそれは深く愛しているはずです。

こんなに愛しているのだから、

ちょっとぐらい、怒鳴ったり

時には、怒りに任せてたたいたり、

耳を覆いたくなるような、ひどい言葉でののしっても、

許される、と思っています。

もちろん、子どもは、特に幼い子どもは、
お母さんなしでは生きていけないことはわかっているのだから、
どんなにひどく怒られても、ママを嫌いにはなりません。

お母さんは、そのことを承知しているから、遠慮なく平気でひどい態度をとれるのです。

わが子でなければ、そうはいきません。

そんな態度をとれば、相手に嫌われます。

嫌われることを恐れるから、相手に気を遣います。

この世の中で、唯一、まったく気を遣わなくても、

「ママ、ママ」と慕ってくれるのが、自分の子ども。

だから、子どもには、遠慮なく自分の感情をむき出しにできるのです。

何かでイライラしていると、傍にいるわが子に対して苛立ちをぶつけたり、

子どもが深く傷つくことを平気で口にできるのは、親の特権とでも思っているのでしょう。

もちろん、ほとんどの親は、多くの時間、わが子のお世話に心をくだき、やさしい笑顔で接しています。

でも、ときどき、わが子も、一人の人間、別人格の人間ということを忘れてしまうのです。

子どもには絶対愛されている、という安心感からくる甘え。

子どもは、自分の所有物と感じてしまう傲慢さからくる甘え。

いずれにせよ、甘え過ぎは、いけません。

幼くても、幼いからこそ、自分に向けられた親の言動は、しっかり心の底に残るかもしれません。

それが、その子の成長に影を落とさないと言い切れないはずですよ。

子どもは、無力でも、存在としては、親と対等であることを自覚しましょう。


などと、偉そうに言っている私ですが、

かつて、自分でも信じられないような汚い言葉で、
わが子を怒ったことがあるようです。

現在、30歳を過ぎた娘は、その言葉をよく覚えているんです!
(私は、忘れているけど・・・。)

その100倍も褒めて育てたのに、怒られたことはよく覚えている。

100倍褒めたお陰か、今でも、仲良しではあります。

褒めておいてよかったぁ!!






『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

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