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      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

なぜ、父のお気に入りの映画が『フォローミー』だったのか?

2011-06-16 14:43:35 | 日記
あなたは、幸せになりたいですか?

なんてきいたら、「もちろんだよ」と答えるでしょう。


あなたは、お金持ちになりたいですか?


ときいたら、「なりたいに決まってるでしょ。」

なんて言われるかもしれません。


あなたは、好きな人に愛されたいと思いますか?

と尋ねたら、「あなただって、愛されたいでしょ?」

なんて、逆に質問されてしまいそうです。


私自身の答えも、すべて、  「はい!」 です。


ところが、ゲシュタルトのグループワークなどに参加していると、
顕在意識では、「はい」なのに、
潜在意識では、「いいえ」 の人が結構多いことに驚かされます。

自分では、幸せを望んでいるはずなのに、
心の奥では、幸せになってはいけない、と思っている人

お金持ちになりたい、と願っているはずなのに、
どこかで、お金に対して否定的なイメージを抱いている

そして、好きな人に愛されたいと強く思いながら、
拒否反応を示す人もいます。

そういえば、私の友人にもいましたね、
憧れの人に告白されたのに、ふってしまった人。

「いつか、彼は、きっと、私を嫌いになるにちがいない。
その時のつらい思いを経験するより、
今、自分から断ったほうがマシ。」

というようなことを彼女は言っていました。

彼女は、子どもの頃、親に受け入れられずに育ったのです。
愛する人に拒否される経験をしたのです


人間って、なんと厄介な生き物!

人間って、なんて悲しい生き物なんだろう!

と、ゲシュタルトのワークなどを見ていて感じます。

そうしたねじれの感情の原因を探っていくと

浮かび上がってくるのが、

やっぱり、子どもの頃の親との関係

母親が苦労している姿、
そして、自分の不運を嘆き悲しむ姿を見て育つと、

その人は、母親を幸せにできなかった自分を責め
心のどこかで、自分も幸せになってはいけない、と思ったりします。

親がお金に対して否定的な言動をしていれば、

その人には、お金持ちになるのは好ましいことではない
という認識が植えつけられるかもしれません。

子どもって、健気です。

悲しいくらい健気です


大人が想像する以上に、

親を愛し

親を信じ

親の気持ちに添おうとします。


そして、その時の気持ちが、
心の奥深くで、ずぅーっと生き続けるんです。



私の父は、8人兄弟の長男としても頑張り、
まじめに一生懸命生きた人です。

そんな父のお気に入りの映画が

 ミア・ファロー主演の 『フォローミー』 でした。

ウエイトレスから上流階級の妻となった女性が、
よくどこかへ出かけることに不信感を抱いた夫が
探偵を雇い、彼女の行動を探らせます。

実は、彼女は、堅苦しい生活から抜け出して
ただ、街に出て、人々や自然に触れる自由を楽しみたかっただけ、
ということが、やがて、わかってきます。

ミア・ファローが、超チャーミング!

でも、彼女のファンでもない父が、
この映画にひかれたのは
・・・


少年時代に父親を亡くした彼は、
母親や周囲の人たちに、
「これからは、あなたがみんなのお父さんになりなさい。」
と言われたと聞いています。

その言葉を心に刻み、長男としての役割をしっかり果たさなければ、
という強い責任感で生きてきた彼にとって、

きっと、自由を求める主人公が

自分と重なって見えたのでしょうね。


お父さん、本当は、どんな生き方がしたかったのですか?

今は、天国で自由を満喫しているかもしれないけど

生きている間に、やりたいことができたらよかったね。

ゲシュタルトのワークの話などを
お父さんと語り合いたかった。

そして、あなたの心の奥にしまい込んだ思いを
聞いてみたかったよ、お父さん!
 




『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

多くの人は、自分の話を聞いてもらいたいのです。 だから、コミュニケーション最強ツールは「聞く技術」! 相手の話に耳を傾けることは、「相手を大切にするあり方」です。 それだけで、人間関係が変わります。 あなたに幸せをもたらします。 だけど、「聞く」ことは、「話す」ことより、数倍難しい。 だから、「聞く技術」は、学ぶ必要があります。 そして、学びを通して、心の深さ、神秘、愛を知ります。