よかど!鹿児島

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2012年大胆予測②/どうなる日本経済(186)

2012-01-05 08:44:37 | どうなる日本経済

世界一有名な歯車会社「樹研工業」の松浦元男社長

2012年から日本の「モノ作りが崩壊に向かう」と予測

日経BP社の情報に誌に掲載された「2012年の大胆予測」2番手は、世界一有名な歯車会社の松浦社長です。

松浦社長は、100万分の1gの歯車を世界に先駆けて開発、学歴・経験不問の先着採用などユニークな経営で知られる。この社長が、「2012年から日本のモノ作りは間違いなく崩壊に向かいます。自動車の国内生産量は現在の3分の1以下になり、家電の生産量は、ゼロに近づいていくでしょう。」と予測している。

その最大の根拠は、国内市場の成熟だと言われており、今後、少子高齢化が進む今後は、さらにモノを作っても売れない状況になるのは間違いない。」と主張。

この市場の成熟化や円高に加え、最も深刻なのは、戦後モノ作りで生きてきた日本が、魅力的な商品を生み出せなくなっている。この変調は20年前から、中小製造業の現場で起きていたと言われている。

その理由として、20年前までは、私達中小製造業が加工技術を磨き、それを大企業が応用するという、サイクルが出来ていた。それが今ではすっかりなくなり、逆に韓国サムスンが電子がくると述べ、更に、5年後の2017年には、内需型企業、外需型企業を問わず、大企業は今まで以上のリストラの嵐に見舞われ、中小企業もこれまでにないレベルで倒産が続出すると述べている。

ただ、潰れない会社というのは、松下幸之助が1970年代の石油ショックの時に言っていた「手形をやめる。」、「毎月決算する。」、「きちんと税金を払って資本を充実させる。」の3点を守れは破綻しない。と述べている。

 色々な考え方があるが、この予測も又、長年現場を率いてきた経験者の予測として興味あるものではないだろうか。

           

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