M&A(合併・買収)は買収するまでが2割、買収後が8割
買収後にこそM&Aの正否がかかっている。
操業から35年。M&Aを駆使して成長を続けてきた日本電産の永守重信社長の言葉である。
その成功の秘訣は、社長自ら「3Q6S」を徹底指導することだそうです。
「3Q」とは、「社員、会社、製品」の3つのクオリティーを指し、
「6S」とは、 「整理、整頓、清潔、清掃、作法、しつけ」を表す言葉だ。
これを徹底することが社員の質の向上、そして企業価値の向上につながる。 との考え方だそうだ。
例えば、永守社長は、買収した工場の中を見て回る間も、
・床や棚にゴミが落ちていないか、
・使った工具は決められ対置に置かれているかなど、細かくチェックするとのこと。
こうした3Q6Sの徹底により、買収前の営業赤字が黒字に転換すると言うから不思議なものである。
何か、この不況時に考えさせられる言葉、行動である。
かごしま企業家交流協会
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