爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

弓子姉さんへの思い

2021年09月01日 | 日記
偶然の出会いとは誰が導いてくれるのか不思議なご縁である。平成16年初秋、長岡市塚野山にある豪農長谷川邸の隣に建つ塀の無いお屋敷のベランダに咲く珍しい朝顔に見とれていた。

「どうぞ」と屋敷に案内されたのが、長谷川邸ゆかりの弓子姉さんさんとの出会いだった。屋敷内には色々な野草、四季折々の花を無造作に咲かせて、種まき、芽吹き、開花、花の一生を楽しんでおられた。

春は桜とコブシ、秋は萩の季節になると「いらっしゃいよ」と、嬉しいお誘いの電話が来る仲になった。今も庭の片隅に、頂いた朝顔が小ぶりに、控えめに咲いて、弓子姉さんを思い出させる。

平成19年暮れ、終末医療施設で静かに帰らぬ人に、わずか3年のお付き合いだったが、も少し生きて欲しかった。先立たれたご主人への土産話が沢山あるのよと語っていたが、明るい方だった。

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