辞令に法的拘束力はないが、口頭で伝えられるよりは、書面化した辞令は職員の勤労意欲を高めるために効果があると言われており、今も官民ともに続いている。
爺も昭和28年3月1日付の新規採用辞令、平成3年3月31日付の退職辞令、在任中の昇任辞令及び転勤辞令の一部が今も大封筒に入ったまま保存されている。
新規採用辞令と昇任辞令は嬉しく、めでたいことであるが、転勤辞令は、栄転の場合と意に沿わない場合がある。爺も僻地勤務への転勤辞令に暗い思いをした。
今の新潟県庁では採用辞令と退職辞令は書面で行っているが、転勤辞令や昇任辞令は所属長からの口頭のみだと聞いている。新職務に励む意欲が薄らぐのでは。