爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

初恋の人

2020年07月25日 | 日記
昭和15年、小学校2年生の時、近くに転居してきた4人姉妹の三女で同級生のN子さん、可愛らしい子だった。着物にモンペ姿の女の子の中で洋服姿のN子さん、男の子達から注目されていた。

昭和10年代の田舎で、男の子と女の子が二人だけで歩く姿は見ることは無かった。下校時に、彼女と並んでお喋りしながら帰って来たこともあったが、人に会うと自然に離れて歩いた。

男の子と女の子が一緒に遊ぶことは無かったご時世だったので、男の子達にとっては、二人の姿が羨ましかったのか、やきもちだったのか、冷やかされたり虐められたりもした。

思春期の頃には、どんな姿の女性になったろうかと、時々思い出して想像していた。初恋の多くは、幼小時代に異性を好きになると言うから、一年足らずの出会いだったが爺の初恋の人だったのかも。

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