「人を怒らせる方法」をみてみた!
なんでこんなに共感しちゃうやろ??笑笑
腹いてえ~。
笑った。
いねえって~。こんな奴ら。
ライズフィッシング(笑)
Michael Jackson - Thriller (Official 4K Video)
今見直しても完成度高い。
1982年12月発表。
もうちょうど40年前になる。
日本人が発明した日本固有の
食品である「ふりかけ」は歴史
が古く、記録等から鎌倉時代に
は既に存在していたとされる。
明治以降全国的に各地の食品
会社がふりかけを発売し、軍
需に応えた。広島や熊本という
軍事関連地域にふりかけ食品
メーカーが多い。
そして戦後の1958年、丸美屋
が「のりたま」を作り、エイト
マンシールというオマケをつけ
ることで子どもたちに空前絶後
の爆発的ヒットとなり、それま
で大人の食品だったふりかけが
子どもにまで普及した。
ただ、鎌倉期と同じく、ごま塩
などは赤飯では古くからふりか
けとして使用されており、それ
らは子どもも喜んで食していた。
のりたまのヒットは、オマケの
効果もあったが、味が甘めで
絶妙な線を出せたからだ。
高度経済成長期の子どもたちの
三冠とは「巨人、大鵬、たまご
焼き」だったが、そこにもう
一つ加わるとしたら、確実に
「のりたま」だっただろう。
のりたま以降、多くの食品メー
カーでふりかけが作られた。
ふりかけについても、客観的に
食品評価をする場合には、自分
の育った地元のふりかけのみを
唯一絶対とする何とかファシズ
ムのようなものは絶対に排除し
たい。
ネットでもライターが中国地区
広島のふりかけがなぜ東京に
ないのか、と憤慨していたが
それはお門違いの心得違いだ。
あくまでローカル品はローカル
品であり、それを中央の地にいて
絶対軸としている自分がおかし
いと気づく事ができないから、
「食わんといけんじゃろう」と
いう文章を平気で書ける「プロ」
に落ちてしまう。
地方地元が世界の中心であると
する発想自体が既に軸線を外し
ているのだ。それは標準には
置けないのである。発想自体が
全国区全国版である日本の中心、
基本軸である「標準語」では
ないから。
食品地元身贔屓ファシズム、
地元球団応援ファシズム等々、
これらこそが人間社会から排除
撲滅されるべき対象だ。
日本が一つならば、猫の額のよう
な狭い辺境絶対意識は捨てるべき
である。日本人であるならば。
日本人ではなく特定県人でしか
ないならば、不知。一生そのまま
方言しか話せない発想でいれば
よい。ただし、全国的に誰もが
見られる場所に出張って来るな。
お前が日本の中心ではない。
私が個人的に好きなのはこれ。
「伊豆カメヤ」の「わさび
ふりかけ」だ。
これは全国区としてかなり
いけると思う。
実にいろいろな地方のふりかけ、
大手メーカーのふりかけを食し
た結果として。
他のメーカーの「わさびふり
かけ」も試したが、やはり伊豆
カメヤが一歩抜きん出ている。
こうしたふりかけや副食品など
の評価においては、やたらと地方
人は自分の地元自慢をしたくて
地元品のみを推して来る。
そこには客観性は皆無であるの
で、実は論理的には全く評価の
参考にはならない。
まずいものはまずいし、うまい
ものはうまい。
味に県・旧国の国境は無い。
それが本当の世の真実だ。
ローカル人はまず自分のとこ
自慢の意識を捨て去って国際人
ならぬ日本国全国区国民になら
ない限り、客観性と妥当性を
保有することはできない。
公正妥当を得るためには、客観
評価ができる「垣根無き視点」
を獲得する必要がある。日本人
として。
それなく、何でもかんでも地元
贔屓に終始する性根しか持って
いないとしたら、ずっと人とし
て半端もんのままで終わってし
まう。
これには注意を促したい。
2022年ジャパンオープン優勝者。
斬鉄剣TAD遣いの撞球者。
3年前の記事。
トウホグ弁、インパクトある(笑
男子
近鉄)
野球ファンなのだ」とまで言
い切っていた。
スポーツ論である。
スポーツの世界では、成績を残した
スター選手の中には、独自の変則
的なフォームを使う人たちがいる。
それは野球の野茂投手のトルネード
投法やイチロー選手の振り子打法、
古くは読売巨人軍の王貞治選手の
一本足打法などがある。
ビリヤードの世界では、どの種目で
も世界のトップ強豪プロたちは変則
フォームの選手は少ない。というか、
殆どいない。
米国のキース・マクレディがまるで
戦前のキャロムのような極端なサイ
ドストロークだが、ああしたフォー
ムは稀有だ。また、スヌーカーでは
そうしたサイドストロークでプレー
する者はゼロである。
日本のアマチュアのポケットプレー
ヤーには変則フォームの人が結構
いる。
右利きなのに左の頬の横からキュー
を出したり等。
また、撞く時も、全く予備ストロー
クをしないで、後ろにテイクバック
したまま止めて、しばらくそのまま
で、それから一撞きで撞く人もいる。
私の友人で、かなり変わったフォーム
で撞く人がいた。
上半身は直立したまま、それで両足
をがばっと開いて膝を曲げて低く
身体を沈める。上体はまったく起き
たまま。
それで玉を撞く。
それがまたよく入れる。
ある時きいてみた。
そのフォームで、もし新人さんが
ビリヤード教えてくれと言ったら
どうするの?と。
笑いながら「教えられない」と答え
た。
問題はそこなのだ。
自分一人ならばその変則フォームで
どうやろうがいい。
戦績残そうが残すまいが全ては自分
の責任だ。
だが、プロの野球選手たちの変則
フォームでの成功者たちは、最初
からその変則フォームではない。
きちんと基本的なセオリーフォーム
で練習を続けて実力をつけてから
自分なりの工夫で独自フォームを
編み出したのだ。
なので、どの選手も引退後は指導的
立場に立って後進の育成にも活躍
している。
一方、ビリヤードはどうか。
世界のトップ選手は、どの選手を
見ても、どの種目でも、基本に忠実
なフォームでプレーしている。
変則的フォームはまずいない。
王貞治が小学生に一本足打法を指導
する事がないように、これらの撞球
上位選手たちは、のちのち指導者と
なっても、基本的な基礎フォームを
後進育成のために指導できるだろう。
だが、日本のアマチュアに異様に
多く見られる独自変則フォームは
どうだろう。
一代限りだし、後進育成に寄与しない
点でビリヤード界の繁栄に貢献して
いるとはいえない位相になる。
つまり、目の前の自分の事だけしか
重要視していない。
普遍性の中での中心幹の重要な技法
を人には伝授できないという点で、
それは発展性のないものとなって
いるのだ。(基礎をしっかりやって
きた上で自分の変則フォームにして
いる人は別)
撞球フォームは基本中の基本を無視
すると、自分一代のみを考えても
あまり良い結果は招かない。
世界のトップたちが、全員もれなく
基本に忠実なセオリー=普遍性を
持つ技法=を忠実に踏襲している
その理由は何なのか、なのである。
脚の開き方や膝の伸ばしや曲げに
は選手各人で個性はあるが、こと
上半身と腕の使い方は、外せない
セオリーというものがある。
それを守る事は、かなり大切かと。
それは伝統とかしきたりとかの
概念的なものではなく、技法とし
て普遍的であり、不朽性を持って
いる事柄なのであるといえる。
丁度20年程前からポケット・
ビリヤード界では大衆洗脳
催眠宣伝広報による物品販売
戦略が採られるようになった。
その頃登場した新語がいくつ
かある。
その最たるものが「パワーの
あるキュー」だ。
棒にパワーなどは存在しない。
ゴルフ業界でもやらない不明瞭
で虚構に満ちた概念表現がポケ
ット・ビリヤードのメーカーに
よって捏造された。
ゴルフのクラブなどは緻密な
構造種別によって「パワーの
ある男性には~」と解説される。
エンジンのような出力機関では
ない物体である道具にパワーな
どは存在しないからだ。
パワーのあるトンカチ、パワー
のあるねじ回し、パワーのある
のこぎり、パワーのある包丁・・・
そのような物はこの世に一切
存在しない。
パワーと言うならば、その出力
数値はどれくらいのものなのか。
ポケット・ビリヤード界は、そう
した不明瞭不存在のものを概念
化させる扇動策動が丁度20年程
前からの「物売り戦略」の勃興
時代から開始された。
世迷言を世迷言ではなくそうと
するような世迷言を押し通す
行動が企業により開始された。
その頃、パワーと同時に言い出
された地球上には不存在の事柄
がポケット・ビリヤードの世界
では登場した。
それは「見越しの少ないキュー」
「見越しの多いキュー」という
表現による概念化。
キューは道具であり物体である。
横を撞いた時に手玉が逆の横に
ずれて進行する。それを専門用語
ではトビと呼称している。
そのトビに対応するために、キュー
先方向をあえて予めずらして撞く
人間の補正行為を「見越し」と
呼ぶ。
見越すのは人間であって道具で
はない。
それなのに、あたかもキューに
見越しの大小があるかのような
世迷言表現が20年程前から一気
に蔓延した。
正確な表現は「このキューはトビ
度合が大きいので見越しも大きく
取る」である。小はその逆。
キューに見越しがあるかないか、
大きいか小さいかを言うバカな
大衆はとんでもなく多い。
世迷言である。
言葉による表現は概念をいかに
表現するかであるので、正確性
を欠く表現は概念が不正確であ
る事の証左になってしまう。
・キューにパワーは無い。
・キューに見越しは無い。
これは科学的に当たり前の事だ。
無いものをあるかのように妄想
するのは、それは健常な精神の
働きとはいえない。
パワーのある石がこの世に存在
したならば、それを投げたら
人類史上の投石戦は様相を一変
させた事だろう。
でも世の中にはパワーストーン
なる摩訶不思議な物があるらしい。
ここ20年来のポケット・ビリヤ
ードの世界はそれの親戚か。
パワーではなくパーのように
思える。
ビリヤード界で、昔は無くて
今ある物。
第1位。積層タップ。横綱格。
現在、プレーヤーの99%以上
が積層タップを使っていると
の調査データがある。
これは2,420円+送料813円、
合計3,233円である。タップ
1個が。
ちなみに私は牛革1枚物の1個
120円のタップを使用している。
第2位 ハイテクシャフト
この個体は52,000円+送料。
最近はハイテクシャフトに
代わってカーボンシャフト
が多く使われるようになった。
これはシャフトだけで75,790円。
第3位 グローブ
猫も杓子もグローブを着ける
ようになった。
まるでグローブ着けたらビリ
ヤードが巧くなるかのように。
メーカー専属のポチプロから
大衆洗脳作戦は始まった。
背景は推して知るべし。
第4位 超高額チョーク
このチョークは2,420円+送料。
私は1個88円のチョークを使っ
ている。問題ない。世界大会
でもその88円チョークで通用
する。
第5位 ウエア(上)
ゴルフウェアの転用物がポケット・
ビリヤードのみ世界大会で使用
されるようになった。
いわゆるスポーツウェアだ。
ゴルフに準じて「紳士淑女の
スポーツ」としているので、
襟付きが必須だ。
世界大会チーム戦などでは、国
毎のユニフォームにもなっている。
第6位 アームカバー
半袖ウェアの下に着けるアスリート
用のアームカバー。
冷えるならば長袖着ればいいのに、
なのだが、半袖が固定版という
固着概念のアスリートウェアの
ため、半そでの下にアンダー
シャツのような妙なコスチューム
がビリヤードのポケットのみで
発生した。野球のように最初から
これならば別に違和感はないが、
非常に珍妙である。
カッコイイとは一つも思えない。
ポケットビリヤードにおける
上記道具やギアの変化がここ
10年程で定着した。
このうち、1位~4位までは、
完全にゴルフ界を猿真似した
完全商業主義=利潤追求第一
主義のポケット・ビリヤード
界での台頭が背景にある。
異常に法外な儲け主義の商品を
売りさばいて設ける。
それのお先棒担ぎの役目をプロ
が受け持つ。玉撞きの事を知ら
ない底の浅い玉入れ屋のプロが。
企業が利益を正当に上げる事は
悪ではない。
むしろ法的にも利益を上げる
目的を掲げないと法人登記さえ
できない。
だが、今世紀初頭以降のポケット・
ビリヤード(ポケットのみ)界
では、関連企業が誇大広告と虚構
宣伝構築によって商品を広めて
利益を上げようとしている点が
極めて不当だ。
それはゴルフ界と釣り業界の
嘘まみれのうたい文句「今度の
製品は従来よりも飛躍的に~」
という手法をそのまま模倣して
展開されている。
虚像を真実と大衆をして欺罔せ
しめて利益を上げようとしてい
るのである。
そのため、毎年新製品を出す。
1年前の商品はもう時代遅れ、
として。
しかも、ボッタクリの法外な
暴利の価格設定で販売する。
タップの原価、カーボンシャフト
の原価を知ると、いかにトンデモ
の商品戦略であるかが分かる。
とにかく、ユーザーになるプレー
ヤー層から搾り取れるだけ搾り
取ろうとする戦略が現在のポケ
ット・ビリヤードの企業体質だ。
今後、儲け主義のエコノミック
アニマルが発売してきそうな
物を予言しよう。
ビリヤード専用パンツ
伸縮性のある素材でジャージの
ような物。
色は現在のルールでは「黒」と
定められているので黒になる
だろう。
現行ルールでは「黒のスラック
ス」と定められているが、それ
も上をルール改訂したように
ドレスコードを変えて来るだろ
う。
ビリヤード専用シューズ
現行公式試合では黒の革靴指定
となっている。
スニーカー型でも黒革でなけれ
ばならない。
だが、これもゴルフや他のスポ
ーツのように変化するだろう。
そして、それのためにメーカー
はロビー活動をするし、虎視眈々
と周辺ギアでの売り上げアップ
を狙う広報活動を計画している
事だろう。
いつの間にか、ポケット・ビリ
ヤードの世界は歪んだ商業主義
で大衆を騙して金儲けする世界
に転落してしまった。
チョークなどは88円のチョーク
で十分にプレーできる。
タップも1個120円のタップで
十二分どころかそれ以上にプレー
できる。
シャフトもノーマルソリッドの
良質物は激減したとはいえ、
ハイテクシャフトさえもポイ
捨てして新製品のカーボンに
と大衆は飛びつく。企業とそれ
の尖兵たる紐付きポチプロの
宣伝に騙されて。
グローブにしてもそうだ。
グローブなどは30年以上前から
存在した。
現在ではグローブなしではまる
でビリヤードができないかのよう
な風潮が意図的に作り上げられて
大衆は扇動されてそれに乗る。
メーカーの思うつぼだ。
良い物ならば、トッププロは全員
30年前から使っていた。
プロを使った集団催眠、集団洗脳
のような販売戦略で企業は大衆を
誘導している。まるで霊感商法の
ように。
私が最も嫌う社会現象だ。
なので、私は積層タップもハイテク
シャフトもカーボンも、そして高額
チョークもグローブも使わないので
ある。
本物の物の良さとは何であるかを
知っているから。
特にとりわけグローブなどは大嫌い
であるし、グローブを最近着け始
めたりしている選手も嫌いなので
ある。(嫌いというか軽佻浮薄の
徒は眼中なし)
特に企業の広告塔となっているだけ
のプロなどは、選手として以前に
社会人として全く魅力ない。
社会性意識の未成熟度と共に行動
が無思慮だからだ。
そうした中でも、これを使ってくれ
との企業からのアプローチをはね
のけても自分の確固たる信念と
選択で旧来からの良い物を使う、
良いスタイルを踏襲する、己の
主体性をまず第一に置く、という
事を実行しているプロは骨がある
と感心するし、掛け値なく敬意を
抱く。
これは年が若いとかベテランとか
の年齢など関係なく。
エフレン・レイエスとマイク・
シーゲルはグローブなど着けない。
これは昔の人だからではない。
物の何たるかを知悉しているから
だ。
そして、アイデンティティが
確立しているからである。
インディペンデントとしての
主体性。それを持っているから
だ。
目を覚ますどころか、目に鱗、
しかも前が見えないスモーク
バイザーのような鱗を着けて
しまっている大衆たち。
そして、その方向に煽る紐付き
プロたち。
クリーンでクリアな世界では
なくなってしまったのがポケット・
ビリヤードの世界だ。
ポケットだけが異様な状態に
変質している。
フォーマルウェアを着て競技を
するのは、ポケット以外の全
ビリヤード種目では今も常識
である。スヌーカーやキャロム
の世界では今もそれ。
ポケットでは、USオープンの
優勝者が土足で台の上に乗って
叫び散らすような礼儀作法無視
をやっている野蛮な世界になって
しまった。
そして、日本でも洋行帰りを自慢
するレッスンプロの自称コーチ
が、着帽のままビリヤードをプレー
しようとしていたりする。
はっきし言って、どたわけで
しかない。
スヌーカーは英国式伝統=礼儀
作法を守る人間のみがプレーし
ている。ウェアも今でもフォー
マルウェアのドレスコードが
厳格に敷かれている。
新しい物が何でも良い物と思い
込むのは誤りだ。
失われた大切なものを取り戻す
事は容易にはできない。
いよいよ困りましたよ、と。
とうとう国内一般店舗に在庫
が無くなった。
CHANDIVERT(シャンディヴェー)
社の CHAMPION(シャンピォン)
のタップだ。一枚革のフランス製
キュー・ティップである。
25年ほど前にはまだかろうじて
厚みのある皮があったのでタッ
プも厚みが取れたのだが、最近
の製品はやはり世界的な枯渇に
連動して少し薄めの一枚革と
なっていた。
かつてのような大量生産もでき
ないと思われる。
まだ国内在庫があった頃に
私が箱買いした時の箱。
中身は8年ほど前(2005年)
にすべて消費した。
最近、国内店舗在庫のラスト
数個を仕入れたが、その店舗
以外はネット上ではどこを探
しても在庫はなかった。
ビリヤードキューにとってタッ
プは命で、レーシングマシン
のタイヤに匹敵するくらいに
重要なものだ。タップ如何で
撞球性能が大きく左右される。
近年は一枚革として採れる牛皮
の原料が枯渇しつつあるため、
豚の薄皮を何枚も貼り合わせ
てタップとする「積層タップ」
が主流になりつつあるとされて
いる。だが、実際は資源枯渇で
はなく、タンナーの撤退という
実態があるようだ。
これは原料枯渇ではなく、業者
撤退からくる苦肉の策で現状を
しのいで豚革使用にしているの
であるが、最近は積層タップも
開発が進み、初期のような違和
感ある打感や接着剤露出による
キューミス頻度は下がっては来
た。
しかし、多くの上級者は「一枚
牛革に勝る物はない」と言う。
ただ、自分のキュー特性の安定
化は大切なものなので、一枚革
が安定供給されない情況にあっ
ては、積層タップの開発と安定
供給に期待を寄せるしか活路は
ないというのが原状なのである。
そして、シャンディヴェーのシャ
ンピォンは国内在庫が昨日無く
なった。
次回入荷日は未定である。
撞く時間が長いとタップの旬の
時期も早く過ぎる。
また、感触が気に入らなかった
ら、レーシングタイヤのように
すぐに交換する。
タップとはそういうものだ。
6月中旬。1年半ぶりに玉を撞く
のでタップを交換。モーリV。
これはどうにも好きになれなか
った。
6月下旬、シャンディヴェーの
シャンピォンに換装。
7月中旬、知人の勧めで斬タップ
を試す。音は良いがどうも気に
入らず。
やはり接着剤の感触を感知して
しまう。しかし、積層タップの
中では今までで一番良好(私に
合っているか否かにおいて)と
思われた。
8月中旬、シャンピォンに換装。
すこぶる快調。やはりこれだ。
シャンディヴェー社のタップは
9種類程がリリースされている。
それのすべての硬度を試験した
貴重な動画がある。
一番ラストはご愛嬌だ。
Chandivert BB Cue Tips Hardness Test
アップロード日: 2011/06/22
Hardness Test of 9 different Chandivert Brenner and Brocqut (BB) cue tips.
Proved are (in brackets you find the hardness peaks in Shore D):
Champion (74)
Comprime (71)
Crown (71)
Eureka (72)
Laminated (71)
Match (69)
Rocky (64)
Rond (Cuir Rond) (67)
Super-Royal (72)
In due time Chandivert had their own hardness scale rated
from 1 to 10 headed by the tripled pressed Rocky tip with
10 points being the hardest. In my test the Rocky tip is the
softest (!).
このラインナップの中で私が
今まで装着して撞いたことが
あるのは、
Champion
Comprime
Crown
Eureka
Match
Super-Royal
である。
このうち、Super-Royal(フランス
語訛りでシュペア・オイヤル)は、
かなりChampionに近い特性で、
「当たりのChampion」という感触
がした。
いずれも1個のみではなく1種類
について複数個以上を同じシャ
フトに着けて過去に試している。
80年代にはCrownを多用したこと
もあったが、これもなかなか良い
タッチだった。
Comprimeもかなり食いつきと玉
離れの具合が良いが、やや柔らか
い感じがした。好む人はコンプリ
メはかなりハマるのではなかろう
か。
だが、私の感触で一番自分の好み
に合ったタップはChampionだった。
これは器具で締めずに撞き締めす
ると最高の感触を得られる「旬の
時期」が来る。特にTADやショーン
などのキューにマッチしたが、私
のメインキューの淡路亭シャフト
にもとてもよくマッチした。TAD
製のMタップが撞き締めした
Championに近いが、Championの
ほうが反発力がソフトタッチで感触
を掴みやすい。革が硬いのに微妙
にソフト感のある反発性という絶
妙の感触があるのだ。
Championはファイバーの座が入っ
ているので打感がぼけやすいかと
思いきや、Championの座は硬い
ファイバーではなく硬質ゴムの
ような反発力のある材質で、硬め
の良質の一枚革の衝撃吸収と反発
を巧い具合に助長しているように
思える。単に先角を保護するだけ
の役目以上の仕事をしているよう
に私には感じた。
そして、Championのタップは
(私の場合は)とてもキューが
切れる。
細かい操作にもリニアに素直に
反応するのでかなり(私の場合
は)扱い易い。
レーシングバイクのタイヤに例え
ると、グリップが良くても、ある
一定の地点から急激にミューに
変化が起きてズルッと行くタイヤ
があるが、それよりも滑り出しが
感知しやすい特性とサイドウォー
ルの剛性のマッチングが出ている
タイヤのほうがマシンのドリフト
状態を制御しやすい。一番危険な
フロントサスが浮きはじめる定常
円旋回の終了部分においても前後
輪とも滑り出しを感知しやすい
タイヤとサスセッティングはマシ
ン制御が容易になる。後輪のズルッ
はハイサイドに繋がるが、かろう
じて制御できる場合もある。しか
し、前輪のいきなりのズルッは足
払いを食らうのと同じで対処の
しようがない。世界チャンピオン
でもそのような二輪だと転ぶ。
いきなりズルッではなく、ズル
ズルズルと滑り出しと限界まで
の動きがリニアに乗り屋に伝わる
ほうがドリフトを利用してマシン
を制御して速く安全に走らせる
ことができるのである。(一番
速いのはグリップ走法だが、
絶対に慣性ドリフトやパワー
ドリフトは出てしまう。従って
積極的に利用してマシンの向き
を一気に変えることを選択す
るほうが結果としてタイムに
繋がる)
Championタップの場合は、急激
な動体変化をみせず、素直な変化
特性をイングリッシュ使用時にお
いてみせるので、(私の場合は)
かなり扱い易い。
これが積層になると、どの撞点
でも一緒の撞き味のように一見
感じていても、実はある限界を
超えると急激にミューが変化す
るのか特性が激変したりする。
結果、キューミスが多発すること
がある。
これは薄皮と接着剤というタップ
構成の宿命かもしれないが、積層
タップの場合は、あまりヒネリは
使わずに、中心近くをトン撞きす
るスタイルのほうが向いているの
かも知れない。(「積層」ですべ
て一括はできないが)
さて、Championの日本国内店舗
在庫は現在のところ尽きた。
最終物は私が購入した。
大手販社の在庫切れ表示が出て
久しいが、国内需要のほとんど
が積層タップになって需要が少
ないからか、輸入仕入れを開始
する気配がまったくない。
過日、若い撞球人から
「チャンピオンはもう今は
どこにも在庫がないでしょ
う?」
と言われたが、国内で唯一販売
在庫を持っていた店舗の最後の
在庫4個も昨日私がネット購入
したので在庫は日本国内ゼロと
なった(ネット上)。
新進有名ビリヤード場などでは
積層タップしか置いていない。
今後は国内に残る別な一枚革
タップを探して使って行くし
かない。
積層タップで一枚革と同じ特性
を示す製品が出れば良いのだが、
なんとも感覚に合うものがない。
むしろブランズウィック・
ブルータップの10トン締め(氏
橋製が私は好み)が良い感触を
示すが、やや柔らかいのが唯一
の難だ。
硬いタップが好みといっても、
カチカチに硬いのは駄目で、
「硬くて粘る」という感触のある
タップ、特性変化が急激な谷山
の性能曲線ラインを示さない
タップというのがベストだ。
そして音。
一枚革タップの良い点のひとつ
に音がある。(氏橋10トン
プレスも良い)シャフトの生音
をそのまま発してくれるような
音を一枚革は発する。
積層タップのあのペチペチ、
ボンボンという音ではない。
スキューンと撞き抜けるシャフト
の音を正確に伝え響かせるのは
一枚革タップならではといえる。
とはいえ、私は積層タップを否定
するものでもない。カムイはかな
り良好だったし、ハイテクシャフ
トには積層タップを着けている。
(ノーマルソリッド+一枚革タップ
とは撞き方を根本的に変える必要
がある)
積層とハイテクは相性が良いし、
それはそれの特性が現れるから
それなりに楽しんで撞いている
(球種は極端に減少してツマラ
ナイ玉撞きになるが)。
道具はマッチング。
合う合わないがあるので、いろ
いろやってみるとわかることだ
ろう。
ただ、セットアップに関しては
サスペンションのセッティング
のように迷路に入ることがある
ので、そういう時には一度最初
期の状態に戻すとよい。
タップはル・プロあたりのハウ
スキュータップを着けてみると
案外「見えるもの」があるかも
しれない。