キューの理想音

 

何度か紹介しているが、この
1988年のアトランティック
シティでのマイク・シーゲル
の1番を落とす際の手玉を撞い
た時のファーストショットの
澄んだ音が、私の中での一つ
のキューの「良音」の基準で
ある。
＄40,000獲得に向けたショット。
当時の4万ドルは512万円。
この時からほんの6年前なら、
1,120万円相当の賞金に該当する。
カラー・オブ・マネーならぬ
サウンド・オブ・マネーだ。

中古キューの再生

中古市場で入手できるこうした

キューの先角は、割れていない

限り、ピカピカに再生できます。

こんな風に。

これ、疵だらけの汚れ放題だった

んですよ。

それを研磨してこのように復活さ

せた。

サンドペーパーで磨くんです。

#400あたりから始めて#2000

まで。

そして、#4000のフィルムシート

で磨いてからコンパウンドで

ポリッシュするとこうなります。

人間旋盤で充分に回転研磨でき

ます(笑

シャフトのジョイント付近を腿

に載せて、掌を開いてシャフト

を撫でるようにして回転させて

研ぐんです。

極個人的なビリヤードの楽しみ

極個人的なビリヤードの楽しみ。

それは、「キューを使える事」

の一言に尽きる。

玉入れや玉当てが楽しいのでは

ない。

キューという道具を使って玉を

撞く事そのものが楽しいのだ。

それは、楽器に似ている。

オートバイにも。

オートバイは、乗って移動する

為の用具としては私は捉えられ

ないし、捉えたくもない。

オートバイそのものと、操縦す

る事自体が楽しい。

移動の為に乗る交通手段などと

は思っていない。

なので、天地がひっくり返って

も、運転しながら音楽を聴くよ

うな馬鹿な真似はしないし、

うだうだくっちゃべりながら

の運転などはしない。

あれは二輪に乗るのが目的では

なく、目的は集客と小銭稼ぎが

目的であり、その為に二輪を利

用しているだけだ。

私は、ビリヤードが好きという

より(種目として好きは好きだが)、

キューその物が好きなのだ。

日本刀もそれ。

武術剣術が別段好きなのではない。

日本刀そのものが好きなのである。

日本刀の全存在が。

それゆえ、その日本刀は、眺める

オブジェとしてではなく、己が腰

間にあって不具合なく使いこな

せるようになりたいだけだ。

ビリヤードについては、キューが

全くその私にとっての日本刀と

同類の立ち位置にいる。

なので、日本刀の寝た刃合わせを

自分でやるようにキューのメンテ

やタップ交換は自分でやる。

自分の差料だからだ。

そんな感じ。

偏執的にキューが好きなのだ。

そして、そうしたキューを作り

上げる人々に深い敬意を抱いて

いる。

本物の真の刀鍛冶への敬意のよう

に。

新作コミック紹介『青の刀匠』

 

鍛造シーンが「ちょろいもんだぜ」

にだけはならない事を願う。
ノベルにしても。

それと、日本刀＝玉鋼神話の嘘を

なぞった作品にならない事を。

弟子の嫁さんを寝盗った卑劣漢が

漫画作品では至高の人格者のよう

に描かれる嘘はもう無いだろう
が。

江戸市中で名だたる名刀の偽物を

作っていたのが女刀鍛冶とかも。
ホットドッグ好きの性格悪い骨董
屋とかさ。明菜が村正売りに来た
りとか。

漫画も小説も空想活劇だが、出鱈
目すぎると「そりゃマンガだ」と
の表現の時に使われるワースワード
になってしまう。

刀を扱う作品は、そうならない事

を願う。

小説だけどマンガにならないよう

に。

教科書から縄文時代が消されていたゆとり教育

【ゆっくり解説】【驚愕！】
縄文時代の謎！”1万4000年も続いた”理由がヤバい… 

世界最古の土器文化を持つ
日本の縄文時代。

ゆとり教育は、一時期の期間、
縄文時代を日本の学校教育の
教科書から消滅させていた。
さらに算数では円周率を3.14
ではなく3とした。
その類の政策教育の大洪水の
結果、バカ大量生産となった。
それらの世代が今20代後半～
中年の中の中堅層となり、日本
人の学力は著しく下がっただけ
でなく、思考そのものが不得意
な日本人が大量に生産されるに
至った。
膨大というか、ゆとり教育世代
の日本人が全員それである。
高度で複雑な思考が不能のネト
ウヨの蔓延はまさにその世代を
主世代として跋扈するに至った。
温故知新の志向性を忌避したが
るゆとり世代独特の思考停止の
特徴は、「歴史を学ばせない」
事により醸造されたのだろう。
とにかく、過去の正確な事象を
知り、そこから人類の英知の実
現としての未来を模索する思索
回路を全て子どもたちからもぎ
取った教育洗脳がゆとり教育
だった。
結果として、目先の事だけに
価値観を見出そうとする国民
を大量に洗脳教育する事に成功
した。馬鹿しかいなくなった。
まさに、「愚者は経験から学び、
賢者は歴史から学ぶ」を地で
行く国民性が形成されるに至っ
てしまった。
ゆとり教育を作り出して実行
した連中は歴史的犯罪を犯して
いても、歴史の中で責任などは
取らない。
自分たちは、別な高度な教育を
受けて来たからだ。ゆとり教育
実行のはるか以前に。
今のゆとりの馬鹿世代は自ら望
んでバカ教育を受けたのではな
い。義務教育の中でバカ教育が
実行されていたのだ。国策とし
て。抗いようがない。
現実のゆとり世代のバカ層に責任
はない。
だが、やってるバカは本人たち
の責任の範疇に属する。
しかし、それさえ自己認識でき
ないほどに馬鹿な頭にされて
しまった。洗脳は恐ろしい。

円周率を3として計算したら、
円筒の実測直径から割り出した
この外周シールさえぴったりの
サイズの物が作れない事だろう。
こんな簡単な小学生のような
工作さえも思考不能で実現不能
とさせる意図的な教育、それが
ゆとり教育だった。
愚民化政策だろう。
そのバカ量産国策の愚民化作戦
は見事に今成功を収めている。

 

世界で一つだけのキュー

Making a Pool Cue from Scratch (ASMR / No Talking)

このキュー、宇宙空間と下に
光線を放つUFOみたいだ。
個人的には非常に欲しい（笑）
一番欲しいのは李朝の井戸茶碗
だけどさ(笑
この動画のビルダーは「私は
初心者の素人なので」とよく
コメントしているが、作り方
は本格派だ。
ただ、チャックは6爪ではなく
3爪であり、大御所たちから
「オモチャ」と呼ばれる旋盤
を使っている。

このキューは色合いと絵柄の
広がりがまさに宇宙空間を
想像させる。とても良い。
この人は絵も描く人だが、
やはり絵心が無いと、物作り
というのはできないのだなぁと
感じる。

職人技

世界に一つだけ！
韓国プールキューメイキング
マスターによるビリヤード
キュースティックの製造工程



日本の1960年代の漫画に『父
の魂』（1968～）という作品が
あった。名刀ならぬ史上名だ
たる名バットを作るバット職人
とその息子の野球選手の物語だ。
これかなりの隠れた名作で、
小学校低学年だった私は感動して
読んでいた。

この動画の韓国のキュー職人は、
野球のバットも作るようだが、
ビリヤードキューのバットと
シャフトも作る。キューを作る。
しかも、だ。
ビリヤードのキューが製作され
始めた1800年代後半の作り方の
まま、木工旋盤の手加工で削り
出しで作る。日本人職人もずっ
とこの作り方だった。
今でもアメリカ人でもシャフト
のテーパー出しなどはこうした
旋盤回しの手加工で作るビルダー
も多いが、かつては全部の工程
がこうした削り方だった。

職人の技を手作業と侮っては
いけない。
熟練旋盤工はコンピュータで
測って自動送りしたCNマシン
よりも精度を出したりする。
オリンピックの砲丸投げの
鉄球は日本人の旋盤工が作る
物が最高とされていたりする
のも、そうした熟練旋盤工の
技術が超人的だからだ。
この動画の韓国の職人さんは
非常に良い仕事をしている。

なお、スヌーカーの世界最高
のキューは、英国の超絶技法
を駆使する職人がノミとカンナ
でキューを作っている。
職人技、畏るべし。
というか、ギターとかバイオリン
とかの楽器は全部職人の手作り
だ。
ノミもカンナも機械ではなく、
職人が作る。
ビリヤードのキューも、機械任
せだと、凋落した日本のバイク
のようなダメダメ物になると
思われる。

ただ、この職人さんは腕は良い
が、こんなに野球バットのよう
に一気に削ってビリヤードキュー
の場合は良くないのではとも
思える。
私の場合のように、バットを
30年かけてようやく削り終える
というのはやり過ぎだろうが。
その本体を見た本職さんが
曲がりゼロなので驚いていた
が、気の遠くなる時間をかけて
の削っては寝かしを実行した。
キュー1本作るのに30年。
ワインじゃないんだから。
どうかしているわ（by 聖子夏の扉）。

木材の質の違い 〜ビリヤードキューの質性の決め手〜

同じハードメープルのシャフト材

でもこれ程色が異なる。

どちらも使い込んだシャフトだ。

上は赤木。下は比較的新しい世代

の木材で、新品時には真っ白だ。

上は抜群の撞球能力。

下は悪くはないが平凡。かろうじ

てテーパーにより能力を維持して

いる程度。上の赤木との素質とし

ての能力は雲泥の差だ。

良材が枯渇して久しい。

原木のアパラチアンメープルが

枯渇してしまったのだから、もう

どうしようもない。

無垢材のシャフトは、現行新品

の数万円する物よりも、昔の古

いハウスキューシャフトのほう

が良材を使い撞球能力も高かっ

たりするケースが多い現象が見

られたりする時代になってしま

った。

非常に厳しい現実だ。

撞球会のクラブハウスに置いて

いたハウスキューでの玉撞き。

赤木シャフトがとても良い仕事

をする。生き物のように手玉を

自在に動かせる。

大根の葉

これうまい。

ワンコとニャンタマの動き

ワンコの習性。

間近に寄って来る時の理由は三つ。

・構ってくれ

・なんか食い物よこせ

・早く寝ようよ布団敷け

ワンコといっても個体差あるし、

性格もそれぞれ違う。

でも、こいつが寄ってくる時は

それ。

あと、眠たいから寝ようよ、と

いう時は、手でカシカシと人を

こする。おいでおいでみたいに。

それをやるのは歴代ワンコでは

こいつだけだ。

生き物はそれぞれ個性が強い。

うちの黒猫は、テーブルの角の

位置で人間が何かやると邪魔を

しに来る。必ず。

書き物したり、工作しても、

そのテーブルの角でやると絶対

に来る。

来て邪魔をする。

他の猫はやらない。

あと、黒猫のみトイレで大を済

ました時には必ず声出して知ら

せる。

そして黒スケは呼ぶと必ず来る。

キジトラは呼ぶと返事をする。

しかし、呼んでも来ない。返事

だけ(笑

キジトラ子は普段はニャンタマ

お嬢様みたいなのだが・・・




機嫌悪い時はふてぶてしくなる。

この時がまさにそれ。

表情からしてまさにそれ。

まるで普段とは違う表情(笑

怖いよ、おまえ。

犬猫って、かなり感情が表情に

出ますよ。

いや、まじで。

これ、機嫌いい時。

意味不明の猫語でよく喋る。

クロスケはこれも日課です。

覗くのは大体5秒。

仲良し。


チビっ子がうちに来た時から

仲良し。犬とも仲良し。

人間が犬猫とうまく付き合うには

秘訣がある。

それは、絶対に彼らを擬人化し

ない事だ。

犬は犬として、猫は猫として

捉えて接する。

彼らは人間の言葉は喋れないが、

感情は豊かだ。

その動物の感情は、擬人化して

解釈してはならない。彼らなり

の感情を動物として汲み取るの

だ。人間の側が。

彼らには人にない共通点がある。

絶対に騙したり嘘をついたりは

しない。

反省もしないが、嘘もつかない。

彼らは彼らなりにありのままに

生きている。

そして、その彼らと折り合いを

つけるのだ。

共同生活なので、彼らにも人

との暮らしのルールは守って

もらう。トイレとごはんは決め

られた場所で等々。犬は決めら

れた時間にトイレと散歩。

散歩も人の基準を強制しない。

ただし、リードで制御はする。

あとはワンコもニャンコも家で

好きにしててくれ、という感じ

だ。

ワンコは「ハウス」と言うと、

自分から入る。

「ここハウス」と最初教えたら

数回で覚えた。

うちの犬は不思議な芸も持って

いて、両手に食べ物を出して、

どちらか指定すると左右をクル

クル入れ替えても、じっと最初

に見ていて、間違わずに指定し

たほうを食べる。物は左右同じ

でも。

こりゃ食い意地がなせる技だよ

ね。食い知恵(笑

あんまし、そういう犬は見た事

ない。

うちのワンコのおやつはスライス

したキュウリです。医師もすすめ

る悪影響無しのワンコ間食(笑