爆発。

昨日，廊下ですれ違ったP学科の3年生たちが，すれ違った直後くらいに「久しぶりに見たよ」と言っているのが聞こえた。

あの～，聞こえてるんですけど・・・。

どうやら仲の良い5～6人ほどのグループが授業のためバラバラに集まってきていたらしく，2組の集団に「久しぶりに見た」と背後で言われたので，二回目にはつい「さっきも聞いたよ！」と振り返って返事をしそうになった。驚かせてしまうだろうから，ぐっと堪（こら）えたが。

ところが，その二回目には続きがあって，「なんか頭が爆発してるよ」という声も聞こえてきた。

あの～，聞こえてるんですけど・・・！！！

いや，「髪が爆発してる」だったかな。


まあ，どっちでもいい。髪型のことを言ったのだろう。


そうです。僕の頭は芸術ですから。


そういえば，「数学I」の初回授業の最初に行った僕の第一印象アンケートで髪型のことを書いた人が案外多かった。
僕は髪型に無頓着な方だが，青春まっさかりの皆さんはオシャレに気を使っている人が少なくないということなのだろう。

ちなみに天然か人工かが気になっている人がそこそこいるようなので，一言述べておく。


僕のこの髪は，生まれてこのかた三十数年間，ずっとかけ続けてきた年季の入ったパーマなんです。


台風１号も発生していることだし，もう急に冷え込むようなこともないだろうから，そろそろ髪を切ろうかな。

べ，別に，失恋したとかじゃないんだからねッ。

長い一日。

昨日は僕としては長い一日だった。

5月10日が締め切りのレポートが2件あった。


そのうちの一件の出題者は非常に有名な方で，その方に自分の答案を見ていただくのが僕のささやかな夢の一つだったのだが，確か去年にそのチャンスがめぐってきたものの，問題が解けず，レポートを書くに至らなかった。

それに比べて今回は意欲的な高校三年生にも解けるような手ごろな問題だったので，夢を実現するのにまたとない好機がめぐってきた。

ところが，レポートが仕上がったのは締切日当日であり，期限は「必着」ということなので，ちょうど一年ほど前に試みて，もう二度とやるまいと心に誓った最終手段に，誓いを破って再び訴えることにした。

最終手段とは，問題を載せた雑誌の出版社にレポートを持参するという非常手段である。
前回は受付を通したため，係りの人がわざわざ受け取りに出向いてくれたのだが，今回は出版社の入り口にポストらしきものを発見したので，そこに投函しておいた。
というわけで，本当に受理されたのかどうかの確証はないが，これが精一杯であった。


もう一件もある数学雑誌の問題だったのだが，そちらはちゃんとしたレポートがまだ仕上がっていなかった。
ただ，こちらは「消印有効」なので，その日のうちに郵便局の窓口に提出すれば間に合うという算段があった。
そこで午後10時ごろまで大宮キャンパスに居残ってレポートを作成し，午前零時まで窓口が開いているさいたま中央郵便局に出しに行った。

キャンパスを出るのが午後10時半をちょっと過ぎてしまったので，レポートを出せたとしても，家に帰れないのではないかという心配があり，半ばあきらめかけたが，電車の時刻を調べると，終電まで20分間ほどの余裕があることがわかったので，その20分に賭けることにした。
その結果，目的を達成した後，終電で帰ることができた。


きわどい綱渡りをなんとか渡りきったという余裕のない事態だったが，問題は3～4週間前にわかっていたし，ゴールデンウィーク前にすでに解けていたので，レポートにまとめる時間はいくらでもあったはずなのだが，どうもGW中は旅行に行ったりダラダラ過ごしてしまって，こういう用事を片付ける気にはなれないのである。

もっとGWを計画的に過ごしていれば，連休明けにドタバタしなくて済むわけだが，既に二度あったことなので，この調子だと，情けないことだが，三度目も当然あるに違いない。