身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

2019年4月28日のウグイスカグラ

2019年04月28日 17時27分51秒 | 5-2.生きもの写真館
1週間前の4月21にはまだ青かった(緑色だった)ウグイスカグラの実が、今日は赤く色づき始めていました。
まだ熟してはいませんが、来週の土日曜日には熟し始めているでしょう。
新緑の葉に陽光が透き通る様子や星型でピンク色の花も魅力的なのですが、実の成る様子も可愛らしく美しいウグイスカグラ。
来週また見に行くのが楽しみです。


赤くなり始めたウグイスカグラの実

1週間後には、この枝いっぱいに赤い実を成らせていると思います。
それが楽しみです。

別の公園でも木いちごの一種クサイチゴが実を成らせていました。
多少種子がじゃりじゃりしますが、甘酸っぱくて美味しいです。


まだ花も咲かせていましたが・・・

木いちごの一種クサイチゴも実を成らせていました。

木いちごの実るのは春の終わりごろ。季節と自然の恵みとを感じます。

人の手によって栽培されているわけではないのに、見た目にも可愛らしく綺麗な実を自然に成らせるというのが自然の草木の魅力ですね。
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2019年5月18日に「篠原池のゴミひろいと生きもの探し」を行ないます

2019年04月27日 20時52分58秒 | 2-5.篠原池
ゴールデンウイーク明け、5月18日の土曜日に篠原池でゴミひろいと生きもの探しを行ないます。
雨天の場合は、翌週25日に順延となります。

篠原池のある岸根公園は大きな芝生広場があり、毎年お花見の時期やゴールデンウイークは特に賑わいます。
ですが、その期間の後は多くのゴミが残ります。
岸根公園内の陸上部については公園管理者の方たちを始め、ボランティアの方たちが拾ってくださいますが、篠原池の水面に落ちてしまったゴミは放置されたままなになります。

篠原池にはいろいろな生きものたちが生息しているのに、これでは・・・。
そこで篠原池のゴミ拾いと生きもの探しを行ないます。

今回は、既に多くの方たちの参加が予定されていますので、人員過剰になる可能性もあります。
どんな生きものがいるか、どんなゴミがどれだけ落ちているのかを見ていただくだけでも参加の意義がありますので、ご関心のある方は足を運んでいただけると篠原池の現状がおわかりになっていただけると思います。

持ちものとしては、動きやすく汚れても良い服と靴。
軍手、ゴミ袋などです。
10時から12時の間に行ないますので、10時にバス停前の広場、篠原池エコ掲示板の前にお集まりください。
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2019年4月27日の活動報告

2019年04月27日 20時26分19秒 | 篠原園地
今日はボーイスカウトの団体様より依頼をお受けしていた、篠原園地での自然観察会を行ないました。
引率指導の大人の11方名、ボーイスカウトの子供たち13名、全体で24名の参加がありました。

昨日の晩ご飯や今日の朝ごはんに何を食べたか、それらの元をたどっていくと、どこから来るのかなどいうことを質問しながら話を進め、
「私たちは便利な町なかに住んでいるけれども、自然のお世話になっている。」
「これから自然観察をする中で、食べられたり何かに利用できたりするものがあるかもしれない。」
ということをお話してから、引率指導の方が子供たちを年齢によってグループ分けして、課題を出しました。

課題に沿って、篠原園地に生育する野草を探しながら、その他の生きものたちも探していきます。
私が印象的だったのは、植物はなぜ花を咲かせるのか、なぜ実を成らせるのかという話をした時に、引率指導の大人の方たちも子供たちも、私の方に目を向け集中して話を聞いてくれたことでした。
自然環境というのは、自然の生きものたちの集合体。
生きものたちが繋がりを持って成り立っています。
こうしたことを熱心に聞いてくれたことが、とても良かったです。


見ているのは花壇の植物ではありません。
花壇のわきに生えている野草たち。通常は雑草と呼ばれてむしられてしまう植物です。


何かを見つけたみたいです。
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おうちビオトープについて(2019年4月)

2019年04月26日 21時35分54秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
以前このブログでも、おうちビオトープについての呼びかけをいたしました。

これは昨年のヤゴ救出の際に、お家でたらいなどの容器による小さな池のビオトープを作ってみませんか?という呼びかけをさせていただいたものです。
その後、計画を進めております。
数は限定されますが、水生植物も調達できる見通しもつき、ビオトープとは何かといった内容も含めた配布資料も作成中です。
今年のヤゴ救出の際には昨年と同様、たらいのビオトープのご紹介程度にとどまると思いますが、夏休み期間中に正式に始動する予定です。

ご関心をお持ちの方は着目していてください。
昨年、お約束していた方で、まだお分けしていないご家族には、水生植物はちゃんと確保しておきます。
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2019年3月22日に三ツ池公園で撮影した生きものたち

2019年04月24日 09時23分03秒 | 4.生きもの・風景掲示板
2019年3月22日に三ツ池公園で撮影した野草たちの写真です。


オオイヌノフグリ(1)

オオイヌノフグリ(2)


ハコベ(1)

ハコベ(2)


ヒメオドリコソウ(1)

ヒメオドリコソウ(2)


ホトケノザ(1)

ホトケノザ(2)






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昨日2019年4月22日の出来事

2019年04月23日 10時25分00秒 | その他
近々に紹介させていただきますが、25年くらい前に港北区役所から「港北区の自然とわたくしたち」という本が出版されました。
私もその執筆者の一人として、名を連ねさせていただいています。
また、その後、続編として「港北フィールドガイド」という港北区内の身近な自然のガイドブックも出版されています。

昨日、その頃の先輩に道でバッタリ会い、このような話をされました。
「以前は港北区にも身近な自然を大切にするための活動をする人が何人もいたが、今ではいなくなってしまったようだ。」
「役所の担当者がそういう人たちを集まる場を作っていたのだけど、そういう担当も役所からはなくなってしまったようだ。」
「・・・松田君、ガンバって!」
協力できることはしてくれるという意味合いで言ってくれたのだと思います。

身近に自然や自然の生きものたちが残っている限り、そしてそれらと親しむことを楽しみにしている方たちがいる限り、私はガンバります!
それは身近な自然も水と緑の地球の自然の一部であり、その中に生きる生きものたちも生命の星地球に生きる生命の一部だと思うからです。
私たちは地球人として、また古い時代から自然と共存する文化を持ってきた日本人として、これらの自然や文化を先人たちから受け継ついでいるのだということ。受け継いだ私たちが次世代へと伝えていく必要があると固く信じています。
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やれることはまだありますが・・・

2019年04月23日 09時36分03秒 | 篠原園地
篠原園地の自然環境、その中に昔から見られる木々や野草、野鳥、ヒキガエルやトカゲ。
こうした自然や生きものたち、そしてそれらと親しむことを楽しみにしている方たちのために、私のできることはまだあるとは思います。

しかし非常に残念ながら、私の長年のそうした活動も空しく、篠原園地からはどんどん自然や自然の生きものたちと親しめる場所や機会が減りつつあるということは、篠原園地の現状を見ていただければ、わかっていただけると思います。

それだけ自然や自然の生きものたちを嫌う人たちの声が強く、管理者も、そちら側の声の方を聴いて動いているという現状があります。
私自身もこうした人たちに嫌われ、敵視されています。実際、管理者側からも乱暴と感じられる対応を受けています。
ただ、まだできることがある以上は、私はそれをやり続けるつもりではいます。
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本日2019年4月21日のウグイスカグラ

2019年04月21日 22時54分12秒 | 5-2.生きもの写真館
4月5日、満開だったウグイスカグラ。
今日行って見たら、花は落ち実の成る途中でした。
これから、この小さく青い(緑色の)実が大きくなり赤く色づいていきます。






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サクラの花が散っても

2019年04月21日 08時16分57秒 | その他
サクラの花が散っても、新緑が綺麗です。
ウワミズザクラも咲いていました。
昨日2019年4月20日に三ツ池公園内で撮影しました。


まだ葉を広げ切っていない初々しい新緑が綺麗です。
左の赤みがかったものがクヌギ、右の明るい緑がコナラです。


クヌギの新緑


コナラの新緑


ウワミズザクラも咲いていました。


オドリコソウ


ホタルカズラ


カキドオシ


カラスノエンドウ


アゼスゲ

サクラだけしか見ないのでは春は短く感じるかもしれませんが、こうして、いろいろな春の野草たちが花を咲かせているのを見ると、春はけっこう長いです。
そして次第に初夏の植物へと移り変わっていきます。
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都市的生活と田舎的生活

2019年04月21日 07時15分54秒 | その他
私たち人間も地球上の生命の一つ。だから、自然環境がなくては生きてはいけません。
このことは、このblogの中でも繰り返しお話してきている大事なことです。

自然環境と共存するということは、その中の様々なものを利用・活用して生活するわけです。
だから、手つかずの自然環境ということにはなりません。
ですが、自然環境の持つ働きや得られるものの価値を大いに認めて、大事にしながら利用・活用してきたのですね。

こうした生活は昭和の時代までは横浜にも残っていたと聞いていますし、今でも山奥や離島で暮らす人々は、このような生活様式を持っているのではないかと思います。
都市的環境に住む私たちは、こうした生活を送る人々とは、自然環境に対する姿勢・態度が大きく違うのではないかと思います。

それでも、都市的環境に住んでいても、ほんの少ししかできないかもしれませんが、自然環境と共存しようとし大切にしながら生活することは不可能ではないと思います。
たとえほんの少しでも良いのです。大事なのは少しでも良いから行動してみること、そして大切にしようとするその姿勢や態度が大事なのですから。
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2019年4月5月6月の活動準備中です

2019年04月18日 10時17分20秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
今年度最初の活動は、篠原園地でのおたまじゃくし救出でした。
今後、団体様から依頼されている活動のほか、以下の活動が今月末から6月まで続きます。

●篠原池のゴミ拾い&生きもの探し
●篠原園地・六角橋公園・菊名池公園・綱島公園各公園のプールのヤゴ救出
●三ツ池公園での水生植物の観察会

ただいま、これらの活動準備中です。
来年度の春に新たに展開予定の活動についても含め、下見をしたり資料を作成したり、日程を調整したりしています。

これらの活動について日程が決まり次第、こちらのblogにてお知らせいたしますので、しばらくお待ちください。

なお、7月下旬から8月上旬にかけて、昨年と同様に「夜の自然探検」も行ないます。
この活動については、上記の活動が終わってから日程等を決めていきたいと思います。

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2015年の「おたまじゃくし救出」資料

2019年04月14日 15時45分22秒 | 篠原園地
パソコン内のデータを見ていたら、2015年に作成し配布した「おたまじゃくし救出」の資料がありましたので、掲載いたします。
今年2019年の資料と合わせて参考にしていただければと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2015年4月26日 「おたまじゃくしを救出しよう」資料  

ヒキガエルは森の生きものです

 今回プールで捕獲するおたまじゃくしは、ヒキガエルのおたまじゃくし(幼生)です。
 カエルは両生類。幼生(子供)の時は水の中で過ごし、魚と同じようにエラ呼吸をします。  
 そして、成体(大人)になると陸上生活をし、肺呼吸と皮膚呼吸をするようになります。
 カエルの皮膚がいつも湿っているのは、そうでないと皮膚呼吸ができなくなってしまうからです。
 
 ヒキガエルは森の生きものです。
 毎年、早春になると産卵するために水辺に集まってきますが、それ以外は森に棲んでいて、コオロギなどの昆虫やミミズやナメクジを食べています。

 森は家と同じようなつくりをしています(下図参照)。
 森の中の背の高い木。そのてっぺんの枝葉は家の屋根、幹は屋根を支える柱です。
 森の縁に生える背の高い草は家の外の柵。
 同じく縁に生える木にからむツル植物はカーテンの役割を果たしています。
 森はこのような構造を持っているために、森の中の環境は森の外と比べて、直射日光や風雨がさえぎられた穏やかな環境となっていて、日陰で湿り気があります。
 このために森の中では色々な生きものたちが棲む環境と、森の循環とが保たれているのです。



森の地面には落ち葉がたくさん。この中に落ち葉を食べるいろいろな生きものが棲んでいたり、木々や草花の種が混じっていたりします。


篠原園地のおたまじゃくしについて

篠原園地のプールにいるおたまじゃくしはヒキガエルのおたまじゃくしです。


ヒキガエルの親(左)と卵のかたまり(右)



篠原園地には3種類の木苺(木いちご)が自生しています。
また、タチツボスミレといった野生のスミレやニホンタンポポも生育しています。


左からモミジイチゴ、カジイチゴ、ニガイチゴ
木に実を成らせるイチゴの仲間を木イチゴといいます。1種類だけでなくいくつもの種類があり、篠原園地にはこれら3種類が生育しています。


左からタチツボスミレ、セイヨウタンポポ、二ホンタンポポ
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今日の「おたまじゃくし救出」の配布資料

2019年04月13日 16時49分44秒 | 篠原園地
篠原園地の野外プール おたまじゃくし救出2018 活動資料

1.はじめに ‐身近な自然とカエルについて‐

私たちの住む町も、昔は谷戸・里山と呼ばれる環境で、自然と人とが共存していました。このため都市化、宅地化の進んだ今でも、その環境が少しは残っています。ところが、こうした生きものたちが町からいなくなってほしい、生息環境が町からなくなってほしいと私たちが思うことが、さらに自然を壊し、生きものたちを絶滅させていく状況を強めてしまいます。
カエルも、こうした中で生息環境がなくなり、生息数を減らしています。今回はズーラシア繁殖センターの尾形先生に、横浜市のカエルの生息状況について、お話を聞いてきました。
(取材、とりまとめ:松田)


2.横浜市に生息するカエルと生息状況一覧(市内で生息地が多く認められる順)




3.カエルの生息環境について

(1)生きものたちの生息環境と生育環境
 自然の生きものたちは、人間にエサを与えられたり世話をされたりして生きているのではありません。
全て自然環境の中で食べたり寝たり産卵したりして自力で生きています。このようにある生きものが、生きていく条件の整った環境のことを動物の場合は生息環境、植物の場合は生育環境といいます。
 自然の生きものたちのことを考える場合、このことがとても重要です。
 種類別の生息環境は「2.」にまとめましたが、カエル全体としてどのような環境が必要かを次にまとめます。

(2)カエルの生息環境(模式図)




3.おたまじゃくしの飼い方

(1)用意しておくもの
 大きめの飼育容器を用意してください。ガラスで製、プラスチック製、不透明なもの、どれでもかまいません。大きなものでは衣装ケースや同じようなコンテナ、丸型や四角のたらいが一番良いですが、大型の飼育容器や水槽でも良いです。(一般的な飼育容器や水槽だと少し深いです。)
 また、汲み置きした水を常に用意しておいてください。水道の水には塩素が入っていますが、一昼夜の汲み置きによって塩素が空中へ出ていきます。水は、水が足らなくなった時に補充するために使います。

(2)プールの水を持ち帰ってください
   水温や水質が急に変化すると、おたまじゃくしが弱ってしまうので、おたまじゃくしと一緒にできるだけたくさん、プールの水を持ち帰ってください。にごっていない、きれいな水を持ち帰りましょう。この時、プールの底に落ちている落ち葉も持ち帰ってください。

(3)エサについて
 おたまじゃくしは雑食性です。金魚のエサ、乾燥ミジンコ、ほうれんそうや小松菜のゆでた破片、かつおぶし、ゆで卵の黄身など柔らかいものをバランスよく与えましょう。
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おたまじゃくし救出終了しました

2019年04月13日 16時19分03秒 | 篠原園地
本日の篠原園地での「おたまじゃくし救出」終了いたしました。

今年度プールが閉鎖され取り壊されることになったとあってか、大人と子供合わせて120人もの方たちが参加してくださいました。
おたまじゃくしは匹数がたいへん少なく、全員が捕獲できたわけではありませんでしたが、ミジンコやコカゲロウの幼虫などを初めてごらんになる方も多くいらっしゃり、喜んでいただけました。

おたまじゃくしが少なかったため2部制とし、後半は希望者のみで篠原園地で見られる春に花を咲かせる野草たちを観察。
こちらまでご参加していただいたのは5家族30名くらいで、これらの野草たちをスマートフォンのカメラで撮影される方もいらっしゃいました。


全体の様子。
多くの方たちが参加してくださいました。

おたまじゃくしのほか、コカゲロウの幼虫やミジンコが多く捕れました。

野草の観察では、雑草と呼ばれて引き抜かれたり刈られてしまう植物を取り、においをかいだりして五感で観察しました。

たいへん多くの方たちが参加してくださったため、配布資料が行き届かかなったご家族もいらっしゃったため、次の記事に掲載いたします。
内容は横浜市に生息する野生のカエルについて、その生息環境や生息状況をまとめたもので、大人向けのものです。
お子様には難しい文章となっておりますので、お母さまお父さまに説明していただけると幸いです。
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自然観察の意義

2019年04月13日 10時35分23秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
自然観察、それは自然の様子を見て知ることです。
たとえば木々のそばを歩いていたら、鳥の鳴く声が聞こえたとします。そちらに目を向けてみましょう。
木の枝にいるのでしょうか。それとも木の下の地面を歩いていますか?
どれくらいの大きさでどんな模様の鳥でしょうか。
何か食べていたら、何を食べているのかを見てみましょう。
ほかにも何かをしているようだったら、静かに見守りましょう。

ペットショップで昆虫や小鳥を買ってきて、エサを与えて飼育ケースの中で観察したのでは、その生きものが生活している生息環境や他の生きものたちとのつながりがわかりません。
もちろん飼育をすることで常にその生きものを観察していないと、なかなかわからない生態もありますが、それは飼育下での観察ということになり、自然観察とはまた違います。

生きものをただ見るというのではなく、その生きものがいる場所に自分も一緒にいながら観察することが、自然観察の肝心要(かんじんかなめ)なところです。
自然観察とはそうすることによって、その生きもののいる環境、生息環境や他の生きものたちとの関わりも体感しながら、自然環境全体について知っていくことに、意義があると私は考えています。

最初に例に出した野鳥にしても、このように観察していると、いろいろな野鳥たちがそれぞれの捕り方で自分の食べるものを捕らえて食べていることがわかります。
そしてこれは、他の生きものに対しても言えますし、エサの捕る以外の行動についても言えるのです。












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