身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

私の子供の頃は普通に見られた植物のひとつガガイモ

2020年08月21日 21時35分23秒 | 5-2.生きもの写真館

前回、私の子供の頃と比べると昆虫がめっきり減ったというお話をしました。

電車に冷房など装備されていない時代、窓を開けっ放しにした真夏の夜の箱根登山電車には、蛾を中心としたたくさんの昆虫が侵入してきていました。

箱根登山電車に限らず、横浜でもあちこちの公園や一般家屋の外灯に虫たちが集まってきていたものです。

大小いろいろな種類の蛾、甲虫類、そしてこうした昆虫たちの捕食を狙っているのか、カマキリも。いろいろな昆虫たちが集まってきていて、それが普通の光景でした。

見られなくなったのは昆虫に限りません。植物もそうです。街のあちこちに小規模に残されていた雑木林も、大きな木も、そして野草たちもどんどん減ってきました。

そんな野草の一つがガガイモです。

いま街にある駐車場といえばコインパーキングで、アスファルトで舗装されています。でも昔は砂利敷きの駐車場で網のフェンスが立てられていました。こうした駐車場のフェンスにヤブガラシ、ヘクソカズラ、キヅタなどのツル性の植物が絡みついていて、その中にガガイモも生えていた記憶があるのです。

秋になると実を成らすのですが、実が開くと中からタンポポのような種子が出てきます。実の中からタンポポのような種子が出てくるなんて変わった植物だなぁと思っていました。

ヤブガラシ、ヘクソカズラ、キヅタは、今でも街中で見かけることがありますが、ガガイモだけは街中で見られなくなってしまいました。

そういう話をしていたら、知人が生えている場所を教えてくれたので、見に行きました。梅雨が明けてから、横浜ではまだ雨が降っていません。この暑さで水分が失われヘナヘナになっていましたが、花が咲いているのを見つけました!また実の成るころに写真を撮りに行ってみたいと思います。

ガガイモの花

 

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2019年4月28日のウグイスカグラ

2019年04月28日 17時27分51秒 | 5-2.生きもの写真館
1週間前の4月21にはまだ青かった(緑色だった)ウグイスカグラの実が、今日は赤く色づき始めていました。
まだ熟してはいませんが、来週の土日曜日には熟し始めているでしょう。
新緑の葉に陽光が透き通る様子や星型でピンク色の花も魅力的なのですが、実の成る様子も可愛らしく美しいウグイスカグラ。
来週また見に行くのが楽しみです。


赤くなり始めたウグイスカグラの実

1週間後には、この枝いっぱいに赤い実を成らせていると思います。
それが楽しみです。

別の公園でも木いちごの一種クサイチゴが実を成らせていました。
多少種子がじゃりじゃりしますが、甘酸っぱくて美味しいです。


まだ花も咲かせていましたが・・・

木いちごの一種クサイチゴも実を成らせていました。

木いちごの実るのは春の終わりごろ。季節と自然の恵みとを感じます。

人の手によって栽培されているわけではないのに、見た目にも可愛らしく綺麗な実を自然に成らせるというのが自然の草木の魅力ですね。
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本日2019年4月21日のウグイスカグラ

2019年04月21日 22時54分12秒 | 5-2.生きもの写真館
4月5日、満開だったウグイスカグラ。
今日行って見たら、花は落ち実の成る途中でした。
これから、この小さく青い(緑色の)実が大きくなり赤く色づいていきます。






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今日のウグイスカグラ

2018年03月26日 15時07分35秒 | 5-2.生きもの写真館

何百もの星形でピンク色のかわいい花を付けたウグイスカグラの木。
現在、花が8割、つぼみが2割くらい。花弁が落ち、子房(実になる部分)の膨らみ始めたものもいくつかありました。

ウグイスカグラは落葉低木。
大きくなっても2~3メートルくらいにしかなりません。
会下谷のウグイスカグラは2m半くらいの大きな株。ここまで大きくなるには何十年も経っているはずです。

このウグイスカグラの下に腰掛け、その枝に覆いかぶされるように過ごす時間の幸せ感・・・。
見上げると陽光の透き通る葉や花が大変美しかったです。





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今日のウグイスカグラ

2018年03月24日 17時51分22秒 | 5-2.生きもの写真館

花もたくさん咲いていますが、つぼみもまだたくさん付けているので、花期はまだ続きそうです。


葉は大きく成長しつつあります。
葉が陽光を透き通す様子が綺麗です。
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立春 雪の中のウグイスカグラ

2018年03月21日 16時50分32秒 | 5-2.生きもの写真館







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今年もホウネンエビが見られました

2016年06月13日 22時15分38秒 | 5-2.生きもの写真館
6月11日の土曜日の千草台公園プールのヤゴ救出ですが、今年は現地での宣伝がなかったため、参加者0人でした。
ヤゴはたくさんいましたがどうしようもなく、10匹ほど捕獲して、家に持ち帰りました。

「ヤゴ救出」はそれで終了してしまいましたが、僕は一昨年この近くの水田でホウネンエビを確認して以来、昨年も今年も、このホウネンエビを見るのを楽しみにしていました。
そして、今年も見られました!

ホウネンエビは不思議なエビです。
この時期1ヶ月くらいの間しか姿を現さない大きさ1.5㎝ほどの小さなエビなのです。
水田に棲み、仰向けになって泳ぎます。



これはオスです。大きなキバ(アゴ)のように見えるのは触覚で、これがついているのがオスです。

メスにはオスのような大きな触覚は付いていません。このメスはお腹に卵を抱えています。

以上の写真を見れば、この写真は上を泳いでいるのがオスで下を泳いでいるのがメスだということがわかると思います。
そして、周りにいるミジンコのようなツブツブの生きものはホウネンエビの幼生らしいのです。
飼育していてもなかなか確認が困難なのですが、何回か脱皮をして成体になるらしいです。


水田は通常、稲の刈り取り時には水が抜かれ、翌年の田植えの時期まで再び水が入れられません。秋にはすっかり田は干からびています。
ホウネンエビの卵はこの乾燥と冬の寒さとを耐え抜き、翌年流れ込む温かな水に刺激されて目覚めるのです。

エビは農薬に弱いので、ホウネンエビの見られるこの水田が、農薬に頼らず稲作を行っていることがうかがえます。
しかしそれほど広くありませんし、周辺の開発も進んでいるため、いつまでこの水田があるのかと不安もよぎります。
でも、また来年も見られることを楽しみにしています!
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ヘイケボタル・・・

2006年07月11日 13時26分09秒 | 5-2.生きもの写真館

 私たちの住む横浜でもよく見られるホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタルです。
 これらのホタルのように、成虫が飛んだり止まったりしながら点滅するホタルとしては、他にヒメボタルというホタルがいます。でも、横浜で見られるという話はちょっと聞いたことがありません。

 前回紹介したのはゲンジボタルでした。
 横浜での話ですが、ゲンジボタルは6月の始めに現れます。
 そして少し遅れて6月半ばごろにヘイケボタルが現れます。このころ両方が生息しているところでは、一度に2種類のホタルが見られるというわけです。
 7月になるとゲンジボタルは姿を消し、ヘイケボタルだけが光っています。

 今年は何日までヘイケボタルが見られるかなぁ・・・?

 (写真はヘイケボタルのオスです。光ってるところは撮れませんでした。やっぱりホタルの撮影は難しいです。)
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これがホタル(その1)

2006年06月29日 13時57分02秒 | 5-2.生きもの写真館
これはゲンジボタルのオスです。
実際に生息している場所で撮影しました。

これは光で照らして撮影。お尻の白黄色っぽいところが光ります。
大きさは1.5cmくらい。こうしてみるとただの虫なんですけどね・・・。

明日は光っているところを載せる予定です。
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タンポポ

2006年05月09日 14時09分22秒 | 5-2.生きもの写真館
 屋上ビオトープ掲示板の便り、最新号の続きです。
 これは「屋上ビオトープ便り」となっていますが、名前を変えて篠原園地や菊名池の掲示板にも掲示する予定です。


 春になり、あちこちで野の草たちが花を咲かせているのが、見られるようになりました。
ここでは、その中でもタンポポの仲間を紹介します。

 コンクリートの割れ目からも生えているようなタンポポは、たいていセイヨウタンポポです。これに対し、ニホンタンポポは柔かな土壌の場所に生えます。

 また、セイヨウタンポポは暖かければ冬でも花を咲かせますが、ニホンタンポポはこの時期(春)にしか花を咲かせません。

 セイヨウタンポポは埋立地などにも、いつの間にか生えてくるので、昆虫たちもやってくるようになります。
 これに対しニホンタンポポは、昔ながらの自然のあるとことに生えているということができます。
 このような環境には、昔からそこに住み続けている、色々な植物や昆虫や小動物が生息しているのです。
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ミジンコ(春の野外プール)

2006年04月27日 11時11分21秒 | 5-2.生きもの写真館
 各記事では写真を組み写真にしてある場合があります。
 これだと一枚一枚の写真が小さいですね。

 そこで、このコーナー(カテゴリー)では、これらの写真のうち生物写真に関して、1枚ずつ載せていきます。

 第一回目の今日は、春の野外プール(篠原園地)で見られるミジンコの写真です。

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