身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

8月4日(土)の活動

2018年07月22日 13時56分06秒 | 篠原園地
8月4日の土曜日は、篠原園地でセミの羽化を中心に「真夏の夜の自然観察会」を行ないます。

篠原台町自治会の主催で、私は講師として呼ばれています。

夜7時に篠原園地のプール入り口前に集合です。

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8月11日は三ッ池公園で水生植物の自然観察会

2018年07月22日 13時39分27秒 | 篠原園地
2018年8月11日は10時から、神奈川県立三ッ池公園で水生植物の自然観察会があります。
主催は三ッ池公園を活用する会で、私は講師として呼ばれています。

依頼を受けて行なう特に大きな自然観察会ではそうするようにしているのですが、今回は事前に配布資料を作成しています。
これは下見でどのような生きものが見られたかを記録しておく意味もありますし、活動記録にもなります。

仕事の傍ら、休みの日に少しずつ作ってきた資料が、つい先ほど完成しました。
後はほぼ、当日を待つのみです。

湧き水や水路、水田など多様な水辺環境の消失とともに、そこに生育する水生植物も姿を消してきました。
三ッ池公園にはどのような水生植物があるのか、それが自然の中でどんな役割をしているのか、自然観察会をとおして学習していきたいと考えています。

ぜひご参加ください。







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今日はお盆の入り

2018年07月13日 18時06分20秒 | その他
今日はお盆の入りです。
8月半ばになると地方へのお盆の帰郷ラッシュ、また首都圏への戻りのラッシュがありますが、こちら東京・横浜の方では旧暦ではなく新暦で行なうので今日がお盆の入りなのです。

我が家松田家には江戸時代から続く古いお墓がお寺にあり、檀家となっているため、今日はお寺で行なわれるお盆の法要に参加してきました。
その帰り道、家族の思い出の地の一つ、多摩川駅に立ち寄りました。

この駅は昔、多摩川園という遊園地があり、私の子供のころは父母に連れられて良く行ったものでした。
近くには、家族でお山のレストランと呼んでいたレストラン(食堂)があり、多摩川園で遊んだ帰りに食事をしたものでした。
また浅間神社という神社があり、こちらも私たち家族の間ではお山の神社呼んでいて、ここにも時折立ち寄っていました。

多摩川園のあった場所は現在、田園調布せせらぎ公園となっていて、湧き水や野草をはじめとした在来種植物を大切にした活動が行われており、大変興味深いです。
レストランのあったところは現在多摩川台公園となっており、レストランはありません。こちらも雑木林を中心とした公園となっていて、水生植物園もあり、大変良い公園になっていると思います。
そして、浅間神社は今では神社の建物も敷地内も綺麗に整備されて、昔の面影はわずかにしか残っていませんが、残された神社の森は保護指定林となっています。

その浅間神社に立ち寄ると神社の階段の前にしゃがみこんでいる女性が目に入りました。
暑さにやられてまいっているのかなぁと思いながら近づいてみると、階段でセミが羽化をしていて、その様子を観察していらっしゃったのでした。
私はカメラを持ち歩いていなかったのですが、少しお話させていただいて、写真を送っていただけることになりました。

通常セミは、暗くなるころに地中から這い出して、羽化する場所を探しながら歩き回り、適当な場所を見つけると動かなくなって羽化を始めます。
羽や体が硬くなり、飛び立って行くのは朝方です。
それが珍しく、このセミは朝から羽化を始めたようです。
夏になると私たちの住む身近なところでもセミはたくさん鳴きます。
そのような場所では羽化もしていますから、私たちの身近なところでもセミはたくさん羽化しているのです。
それがなかなか見る機会がないのは、わざわざ夜に自然観察をすることが少ないからです。

こちらの女性が撮影された貴重なセミの羽化の写真を紹介します。






















・・・たかが1匹の虫けらとお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、その虫けらのセミも一生懸命生きているのがおわかりでしょうか。
みな、短い限りのある命を生きているのです。

以前の記事にも書きましたが、自然の摂理に対する畏敬の念、自然の恵みに関する感謝の気持ち、そして限りある命を生きる生きものたちへの優しいまなざし。こうしたものを失ってはならないと思います。





 
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菊名池公園の自然と生きもの展2018年版

2018年07月11日 18時47分54秒 | 篠原園地
7年前の2011年夏、菊名池公園プール建物内にて「菊名池公園の自然と生きもの展」を行なわせていただきました。

菊名池公園は現在、大きく池・広場・プールで構成されていますが、元々は全てが一つにつながった大きな池で、昭和40年代に大半が埋め立てられて現在の姿になったからです。
それ以後、ヒメガマという水生植物が少しずつ増え広がって茂みをつくったり、それを拠り所として水鳥が生息したりするようになりました。

町なかではなかなか見られないようないろいろな生きものたちも見られ、池の周囲は緑も多いです。
2011年の展示終了後、ご覧いただいた方から「菊名池(菊名池公園)って、こういう展示会ができるほど、いろいろな生きものたちがいて、歴史や変遷のある池なんですね!」とご感想をいただきましたが、全くそのとおりなのです。
こうした菊名池(菊名池公園)について、お伝えしていきたいと考え行なわせていただいたものです。


2011年に行なった「菊名池公園の自然と生きもの展」

実際にやってみて、プールの建物内は激しく気温が上昇するため、菊名池の水中に生息する在来の小型魚介類を水槽飼育にて展示するのは、容易ではないことが判明しました。
このため水槽展示は行いませんが、今年は7年ぶりに「菊名池公園の自然と生きもの展」を行なわせていただくことになりました。
展示内容については、いろいろと改善したい点はありますが、来年再来年に向けての課題にしたいと考えています。
ただ、菊名池公園(菊名池)について体系的にまとめた貴重な資料だということには変わりないと思います。


水槽展示は行いませんが、今年2018年、7年ぶりに「菊名池公園の自然と生きもの展」を行なわせていただくこととなり、
先ほど準備を終えました。
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2011年10月の記事を再び・・・妙蓮寺駅の石堂書店さんにて

2018年07月11日 10時27分11秒 | その他
7年前、2011年の10月の記事を再掲載します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2011年10月15日の土曜日、地元の書店の石堂書店さんで、菅野徹先生の講演会が行なわれました。
この講演会は、地元の著者を招いて年に何回か行なわれる石堂書店さんのイベントです。
私が参加申し込みをした時点ですでに定員をオーバーしていたこともあって、このブログでの案内はしませんでした。
菅野先生は地元篠原・菊名の自然や生きものたちを長年観察し続けてきた方で、執筆された本や新聞の連載記事もあります。

当日の2日前のことです。
私にも5分間くらい話をしてほしいと石堂書店さんから依頼がありました。
早速資料を持って打ち合わせに行ったところ、この夏菊名池公園プールの施設内で行なった、菊名池公園の自然と生きものについての展示もすることとなりました。

当日の内容は2本立てでした。
1本目は講演・お話の部。始めの2時間ほどはメインとなる菅野先生の講演があり、最後の5分間で菊名池の概略と最新の情報について、私からお話をさせていただきました。
(私の話については、同じ内容がこのブログの記事にも載っています。)
そして2本目は、菊名池に移動しての自然観察でした。


会場の入り口です。


菅野先生講演会のサブ的な催しとして「菊名池ミニ水族館」の展示をさせていただきました。
この夏、菊名池公園プール施設内で行なった「菊名池公園の自然と生きもの展」とほぼ同じ内容です。


このように関心を持って見てくれる方が何人もいらっしゃいました。


メインとなる催しの菅野先生の講演会の様子です。


約2時間にわたる公園の後、菊名池公園の自然観察会が行われました。


私は池の中に生息する魚介類をトラップを用いて捕獲し、参加者のみなさんにお見せしました。


菅野先生の説明を聞いている15分くらいの間にモツゴ(クチボソ)、スジエビなどが捕獲されました。
説明を聞いている10分単位の時間でこんなに魚介類が捕獲されたこと、菊名池にこのような魚介類が生息しているということについて、参加者の方々は驚かれていました。

・・・そうなんです。身近にある決して大きくない、そして決してきれいとはいえないこんな池にも、このように色々な生きものたちが生息しているのです。
昔は身近にいて当たり前だった生きものたちが、どんどん姿を消しています。
(私たち人間が、自然を破壊して生物を滅ぼしているということなのですが。)
だからこそ、このような身近な自然とそこに昔から生息している生きものたちとを守っていくことが、今、大切なのです。



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この夏に計画している三つのこと

2018年07月10日 11時42分57秒 | その他
この夏に計画していることが三つほどあります。

一つ目は、毎年篠原園地で行なっている「真夏の夜の自然観察会」(セミの羽化を中心に)を今年も行なうのですが、この活動を他の公園でも行なうこと。
二つ目は、県立三ッ池公園で活動している「三ッ池公園を活用する会」から水生植物の観察会を依頼されており、これを行なうこと。
そして三つ目は、以前1回だけ行なったある公園の自然と生きものについての展示を一定期間行なうことです。

一つ目は日程を組むだけで準備はほぼ終わります。
二つ目、三つ目は資料の作成などの準備が必要ですが、その準備は着々と進めています。

夏だけに限りませんが、この時期を逃すとまた来年の夏まで一年間待たないと見られない自然の営みがあります。
あまり欲張って焦るのは良くありませんが、期を逃さないようにするということは大切なことです。
この夏を悔いのないように過ごすためにも、きちんと準備をして、これらの計画を実行していきたいと思います。
楽しみにお待ちください。

後日掲載させていただきますが、篠原園地のヤゴ救出にご参加のTさんより、報告が届いております。
取り急ぎこの記事と一緒に書かせていただきますが、ビオトープの維持に苦戦されているとのことです。
ビオトープ池は水量が多いほど周囲の環境に左右されにくく、水量が少ないほど左右されやすいです。
水量が少なければそれだけ水温が上昇しやすいですし、水も蒸発しやすいです。
場所の関係で大きなビオトープ池を用意できず、小さなビオトープ池を創られた場合は、移動が名能な場合には日陰に置いてください。
移動が困難な場合には、100円ショップの物で良いので、すだれをカーテン状にビオトープ池に設置して、直射日光を防いでください。

ビオトープ池がある程度安定するためには、いろいろな生きものたちが入り込んで定着する期間も必要です。
ビオトープ池には必ずといっていいほど、髪の毛よりも細い緑のモジャモジャが発生します。
これは藻類といって悪いものではありません。太陽熱を吸収して水温上昇を防いでくれるばかりでなく、水中に酸素も供給してくれます。
この藻類が発生してくくれればしめたもの。夏場の水温上昇に大きく貢献してくれます。



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