身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

次回の篠原園地での活動について

2016年05月17日 22時36分34秒 | 篠原園地


次回の活動は写真に示すとおり5月21日、今週の土曜日の午後2時から。篠原園地の活動です。

自然観察会というよりは、篠原園地の自然、特に木々や草花を守っていくための準備の活動。
園地内の木々や草花に取り付ける名札を作成します。
いよいよ自然観察だけでなく、篠原園地の自然を大切にしていく具体的な活動に入ってきたという実感があります。

僕の役割としては、これらがどんな植物かということ、また緑を大切にするというのはどういうことなのかを写真をお見せしながらお話したいと考えています。
(これは既に載せている内容もありますが、とても大事なことだと思いますので、今後もこのブログにも載せていきたいと考えています。)

場所は篠原台町自治会と子ども会との主催で、白楽駅の近くにある篠原台町自治会事務所で行ないます。
す。

作成した植物の名札は6月に現地で取り付けをします。
ku
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

町なかのニホンミツバチ その2

2016年05月08日 20時40分40秒 | 篠原園地
ニホンミツバチを観察していて、多くのハチの中に違う形をしたハチが混じっていることに気がついたので、調べました。


この写真の中央にいるに2匹のうち、右にいるのが働きバチのメスバチ、左にいる目(複眼)の大きなものがオスバチです。


割合的には少ないのですが、最近、午後にはこのオスバチが目立って多く見られるようになってきています。


巣の入口の穴の周辺には、このようなゼリーの固まったようなものも見られます。
調べてみたところ、オスバチがつくる巣蓋(すぶた)というもののようです。

土手の土留となっているコンクリート壁(?)の内部に、空洞(空洞といっても幅の狭い隙間だと思いますが)があり、ミツバチはこの空洞に巣を作っていると考えられます。
この巣にオスバチが蓋を付けるようで、それが反対側のコンクリート壁にしみ出しているようなのです。


この巣蓋とみられるものも、最近多く見られます。

午後にオスバチが多く見られたり巣蓋が見られるようになると、新女王バチが生まれることによって、元の女王が働きバチを連れて巣別れしていく行動が近いらしいです。
この行動は分蜂(ぶんぽう)と呼ばれています。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日お知らせした緊急の活動を行いました

2016年05月08日 20時14分15秒 | 篠原園地
昨日、「緊急の活動のお知らせ」としていた活動を決行しました。
篠原台町自治会会長さん、篠原園地愛護会(準備会)会長さん、文化教育部部長さんが来てくださいました。

ゴールデン・ウィーク明けから開始される園地内の草刈で刈られてしまいそうな植物のうち、残しておいてほしい植物をポールと縄で囲いを付けました。
これらの植物は、篠原園地内や近辺の地域で、あまり見ることのできなくなってきている植物たちです。
以前はこうした植物たちも機械的に刈り取られてしまっていましたが、町内会も立ち上がってくれたため、残していく体制が整ってきたといえます。


シロヨメナ生育地点


チダケサシ生育地点


カントウタンポポ(ニホンタンポポ)生育地点
(篠原園地内で群生している場所)


ビオトープ広場も愛護会(準備会)で草地等の管理をしていくこととなりました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緊急の活動のお知らせ

2016年05月07日 16時13分48秒 | 篠原園地
ゴールデン・ウィーク明けから、篠原園地の草刈が管理行政の委託業者によって行われるそうです。

今日、ボーイスカウトの団体に依頼されて、篠原園地の自然観察会を行ったのですが、この時見られた草花や今後保護していきたい植物も刈られてしまう恐れがあります。・・・というより、黙っていたら今までと同じように確実に刈られてしまいます。

そこで明日、緊急の活動を行ないます!
活動内容は、刈ってほしくない草花の生えている範囲をポールと縄とで囲んで、刈らないでほしいということが業者さんにわかるようにしておく作業です。

明日の午後1時から開始します。
お手伝いいただける方は、ご協力をお願いいたします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミツバチの蜂毒について

2016年05月05日 03時39分38秒 | 篠原園地
先日お会いした養蜂家のご夫婦に、「ミツバチに刺されても大した痛みや腫れはないはず。」「蜂針療法といって、意図的にミツバチの針で刺される療法、健康法(民間療法)さえある。」と聞いていたので調べてみました。

蜂針療法(アピセラピー)という療法は確かにあり、治療院もあります。
新宿にも、町田にも、そして菅田町にも蜂針療法を行なっている治療院はあるのです。

使われるのはセイヨウミツバチ。ミツバチから針を抜いて、その針で施術者が患者さんの患部を刺すというものです。
針には蜂毒が入っていて、針による刺激とともに、この毒の成分に効き目があるのだそうです。

蜂毒とか毒針と聞くと痛みや腫れ、アナフィラキシーショックを思い浮かべるのですが、蜂の種類によってその程度には幅があるのです。
蜂の針や毒には、大したことのないものからひどいものまであり、ミツバチの場合は大したことのないもの。逆にその刺激が治療法・健康法にも使われるということなのです。
ただし万人に一人の割合でいらっしゃる特殊体質の方や、一度に二十匹、三十匹ものミツバチに刺された場合にはまた別。しかし、この場合にも慌てずに処置をすることが大切とのことでした。

以上はセイヨウミツバチの場合です。
ニホンミツバチはセイヨウミツバチと比べて毒液の量が半分以下。量が少ないため蜂針療法にさえ向かないとされるくらいで、刺された時の痛みもセイヨウミツバチほどではないそうです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミツバチについて繰り返します

2016年05月03日 03時32分49秒 | 篠原園地
繰返し言います。
僕は昨日ミツバチに刺されましたが、腫れてもいないし後に引く痛みも全くありません❗
その時だけ瞬間的にチクッとして刺されたことがわかった程度の痛み。注射の方がよほど痛いです。
それどとろか、刺したミツバチの方がポロッと落ち、あお向けになってもがいて、間もなく死んでしまいました。


益虫・害虫という言葉がありますが、ミツバチは益虫です❗
様々な木々や草花たちが果実を実らせるのも、ミツバチが花の蜜を吸う時に花粉を運んで
受粉させてくれるおかげ。
ハチミツを食べることができるのもミツバチのおかげです。

こんなにおとなしく害にはならない昆虫なのに、わざわざ怒らせるようなことはすべきで
はないでしょう。



このミツバチを気にかけて見守ってきた人たちさえ何人もいます。
私たちが望んでいるものは「平和」のはずです。
平和には自然との共存も含まれ、こうした生きものたちとの関係についても「平和」が望まれるのではないでしょうか。何もしなければおとなしい相手に対して、無益なイタズラや攻撃などしないことです。

このミツバチがイタズラされたり殺されてしまったりしないことを切に願います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

町なかのニホンミツバチ

2016年05月02日 21時17分59秒 | 篠原園地
東横線白楽駅近くの住宅街にミツバチが生息しているのを確認したのは昨年の秋のこと。
それ以来、いたずらなどされはしないかと心配しながら見守ってきました。



4月30日の土曜日の13:30ごろ、2~3週間ぶりに通りかかると
「ここにいる蜂は人間がいたずらをしなければ刺しません」
と書かれた小さな紙が貼ってあったので、一安心していました。
きっとここのお家の方が貼ってくれたのでしょう。

5月1日の日曜日、10時少し前に通りかかると細長いブロックか何かの欠片がこの巣の
入口に突き込まれていたので、このように紙が貼ってあるのに、わざわざこんなことする
人がいるのかと思いながら、この欠片を引き抜きました。



そして今日5月2日、3時ごろ通りかかるとミツバチたちの様子がいつもと違い、巣の外
に群がっているのに気がつきました。


そばに寄って見てみると、ペットボトルが突き込まれていました。
ミツバチたちは、巣に入ることができないと同時に警戒態勢をとって、外に群がっている
ようでした。
それでも、写真を撮ろうと巣の入口の穴に30cmくらいまで近寄っても、ミツバチたちは
攻撃などしてきませんでした。
こんなにおとなしいハチなのに、なんでこんなことを…とたいへん残念に思いました。

なんとかこのペットボトルを取ってあげようと考えていると、通りがかりの男性が声を
かけてきてくれました。
この男性も、このミツバチのことを気にかけて見守ってきたとのことです。
そして近所に住んでいるということで、協力してくれることになりました。
養蜂家がミツバチに刺されるということだったので、刺される恐れがあったためです。


男性が防備をして、ペットボトルを引き抜きました。


硬くてすぐには取れませんでしたが、引き抜くことができました。
ミツバチたちは攻撃されていると思ったにちがいありません。
今まで石やペットボトルを突き込まれているのですから無理もないことです。
そのため僕は頭を刺されましたが、最初にチクッとしたので刺されたとわかった程度で、
飛び上がるほどの痛さはありませんでした。
また、後に引く痛みも腫れることも全くありません。こうして記事を書いている今もです。
ミツバチがそんなに騒ぐほど危険なハチではないことをより知った、貴重な経験となりました。


それどころか、刺したミツバチの方が死んでしまうのです。


ミツバチたちは次第に警戒を解き、巣の中へと戻っていきました。
しかし、今後、このまま静かに事態が終息するとは考えにくかったです。
多分またイタズラされるでしょうし、そうするとまたミツバチたちが巣の外に群がって
目立ち、無用に怖がられたりするでしょう。
またイタズラが続けば、そのうち刺されてもっと騒がれるに違いありません。

そこで心当たりのある養蜂家の方に連絡を取ることにしました。
すぐに来てくれるということでした。


待っている間、何人かの方々とお話をする機会がありました。
僕と同じように、以前からこのミツバチを気にかけて見守っている方々は何人もいたのでした。
あるカップルの男性は、巣の入口の穴に石が入れられていたのを取ったことがあるといいます。



養蜂家のご夫婦が来てくれました。
このミツバチはニホンミツバチだそうです。
セイヨウミツバチと比べると蜂蜜の収穫量が少なく、突然巣箱から姿を消してしまうこと
もあるため、養蜂にはあまり向かないとのことでした。
しかし、ニホンミツバチはセイヨウミツバチよりもさらに攻撃性が低く、おとなしいハチ
で、放っておいて問題ないはずとのお話でした。


近所に住む女の子やそのご家族やお友だちも、このミツバチのことを気にかけていました。
か弱い小さな昆虫をむやみに怖がって、殺してしまうようなことはあってほしくないと思っています










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする