身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

日本自生の在来種ではありませんが・・・

2019年12月24日 21時06分03秒 | その他
園芸植物ですが、我が家のクリスマスローズ(キンポウゲ科の園芸植物)が良い感じに開花しています。

この時期に花を咲かせる植物って、ほかにあるでしょうか?
我が家の小さな庭を見てみるとハキダメギク(南アメリカ原産の外来種)が咲いていました。

ただ、花というのは植物が実をつけるため、種子を作るために咲かせるもの。
この昆虫などの活動しない真冬に花を咲かせるというのは不自然な気もします。

けれども、ちょうとクリスマスの時に花を満開に咲かせている姿というのは、自然や自然の生きものたちを大切にする活動を行っている私でも、良い感じだなぁと思います。




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自然は地球ほんらいの環境、その自然環境を大切にするには・・・

2019年12月16日 09時27分14秒 | ★自然との共存について大切なこと
自然というのは地球ほんらいの環境です。
それは、水や大気や大地と生きものたちの形作っている自然環境。
私たち人間も地球の生命の一つですので、この自然環境がなければ、生きていくことはできません。

ところが、私たちは便利さや利便性を追求するあまり(近年では大企業による利潤追求が目立っている感じがします)、そちらの方ばかりを大切にするようになり、自然環境を不要のもののように扱うようになってしまいました。
それによって起こっているのが、生物多様性の危機や地球温暖化、ヒートアイランドなどの環境問題なのです。
他にもそのような方はいらっしゃることと思いますが、私もこのことには非常に心を痛めています。
この、本当は大切にしなければ良くない自然環境を大切にするには、便利さや利便性ばかりに向く意識を自然の方に向ける必要があります。
そのためには日常的にたとえ一瞬でもいいから、自然環境とふれあうことです。

私がおすすめするのは、一つは自然観察会への参加です。
里山環境が残り、その自然性が大切にされているような公園などで行なわれる自然観察会に、四季をとおして参加してみましょう。
私もボランティア活動として自然観察会の講師を務めていますので、下見や資料の作成などをして、みなさんの参加をお待ちしています。

もう一つ、おすすめしたいのはご自宅にビオトープを作ったり、自然の樹木を育てることです。
たらいのビオトープを作ったり、どんぐりの木を育てたりしてみましょう。
こうしたことは現地での自然観察会などで、お話ししていきたいと考えていますが、現在実際に行なった実績があり、今後も継続していく予定があるのは三ツ池公園です。
また来年、初夏から秋にかけて行なっていきますので、こちらのブログ「菊名エコクラブblog」に着目していていただけると嬉しいです。

ただ、まだどんぐりは拾えますし、育てるために蒔くのも遅くないです。
今年はもう年末の時期に入ってしまってバタバタしますので、時間が作れ、みなさんのご希望もあれば、年明けに綱島公園で行なおうかと考えています。
その他の公園などでも、ご希望があれば、どんぐりの木の種類や森についての基礎知識、どんぐりの育て方などについての「どんぐりの自然観察会」を行なうことを検討します。
いろいろなどんぐりを見たい、どんぐりや木の葉を拾ったり、森のことを知りたいという方は、こちらのブログへコメントや下記あてにメールをいただけると助かります。



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地球を大切にするということは自然環境を大切にするということ

2019年12月14日 09時18分53秒 | ★自然との共存について大切なこと
前回の記事にも書いたように、地球を大切にするということは地球の地球ならではの環境を大切にするということ。
水や大気や大地と生きものたちの形作る自然環境を大切にするということです。
これらは地球にしかありませんし、私たち人間もこうした環境を土台として生きています。

自然環境を大切にするには、まず、大切にしようと日常的に思っていることだと思います。
いつも心のどこかで、そういう思いを持っていることが、まず大切です。

そんな思い、意識を持っているにはどうしたら良いのでしょう。
それには身近に自然環境があり、日常的にふれあっていることでしょう。
身の回りに全く自然などなく、ふれあうこともないのでは、こうした意識を持ちようがありません。
私たちは日常ふれあうものは当然意識はしますが、日常ふれあわないものは意識から遠のき、忘れていってしまうからです。

日常的に、たとえ一瞬でもいいから自然とふれあうようにしましょう。
青い空、白い雲、そして木々や草花、昆虫や野鳥たち・・・。こうしたものたちを嫌がらず、様子を見たり、声を聴いたりしてみるのです。
そういうところから、自然の働きに対する畏敬の念、自然の恵みに対する感謝の気持ち、そして、私たちと同じように限りある命を精一杯生きる生きものたちへの優しい眼差しを持てるようになるのではないでしょうか。
こうした思いは、私たち一人ひとり、本来持っているものと私は信じています。
ただ、あまりにも自然とふれあうことがなくなってしまったから、忘れてしまっているだけなのです。

自然を大切にするには、そこからがスタートだと私は思います。
そういう理由からも、身近に自然環境があることが重要なのです。
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自然を大切にするということは地球の環境を大切にするということ

2019年12月11日 07時47分40秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
地球というのは、水と緑と生命の星です。
そして、このような星は地球、たった一つだけなのです。
もちろん、この広い宇宙の中、地球のような星はあるかもしれません。
でも、そんな星、見つかっていますか?近くにあって、宇宙船に乗って行くことができますか?

地球は私たち人間だけでなく、色々な生きものたちが生きています。
海があり大地があり、そこに棲む色々な生きものたちによって、地球の自然環境が形作られています。
公転によって起こる四季、自転による昼と夜、海流や大気の流れ、月の引力による潮の満ち引き、こうした太陽系の惑星としての地球の動きに合わせるように生きる無数の生きものたち。その生きものたちが集まってできているとともに生息環境となっている森や湿原、干潟や磯など・・・。
私たち人間も、こうした地球で生き、こうした自然環境が土台となって支えてくれているのです。

地球はこのような星です。
地球を、地球の環境を大切にするということは色々な生きものたちが棲んでいるという、地球の最も地球らしい環境を大切にすることに他ならないのではないでしょうか。
地球の水や大気を大切にしても、そこに生きる生きものたちも大切にするのでなければ、意味がないことに思えるのです。

自然への畏敬の念や感謝の気持ち、私たち人間と同じように限りある命を精一杯生きている色々な生きものたちに対する優しい眼差し・・・。
まず、こうした気持ちを持とうとすることが大切なのだと思います。
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私はナチュラリストです

2019年12月10日 08時08分53秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
スウェーデンの女子高校生で環境活動家、グレタ・エルンマン・トゥーンベリさんについて私が知ったのは、今年の9月にニューヨークで行われた国連会議で演説したということが、広く報道されたことがあったからでした。

環境を保全することは本当はとても大切なことなのに、環境に関わるニュースというのは日常皆無に等しい感じがします。
そんな中、グレタさんについての報道は、良くも悪くも多くの人たちが、環境保全に対して目を向けるきっかけを作ってくれたのではないかと思います。

さて、私自身はというと、グレタさんのような環境活動家ではありません。
私は、ナチュラリストです。
ナチュラリストとは「精選版 日本国語大辞典」によると「自然に関心をもって観察・研究する人。また、積極的に自然に親しむ人。」
「デジタル大辞泉」によると「自然に関心をもって、積極的に自然に親しむ人。また、自然の動植物を観察・研究する人。」なのだそうです。
・・・私そのままです。

付け加えつつ少し文章を変えて言うなら、私は
「自然に関心を持って積極的に親しみ、主に身の回りの自然の動植物たちを観察・研究するとともに、こうした自然との共存の大切さについて人々に伝える人。」
となります。

グレタさんは特に「生物多様性」という言葉を出していないようなのですが、環境保全は地球に生きる生きものたちが、これから先も生きていける環境を保全すること。水と緑と生命の星としての地球の環境を守っていくことが大切で、そのためには、生物多様性を守っていくことが必要です。

このブログは、身近な自然の生物多様性を大切にしましょうということを伝えるためのもの。
このブログに載せている活動についても、そのためのものです。
多くの人が自然環境に目を向け、大切だと思っていただけるようにと願っています。


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野菊たち

2019年12月08日 18時36分40秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
今、季節は冬。
月できっちり四季を分けるとすると、秋は9月から11月。12月からは冬です。
秋に成るどんぐりたちもほとんど落ちていて、今は落葉が始まっています。

今回は少し前まで花を咲かせていた、野菊をご紹介したいと思います。
秋は野菊が花を咲かせる季節なのです。
春にもタンポポやジシバリといったキク科の植物たちが花を咲かせますが、これらは草姿が菊とは違うため、キク科植物でも野菊とは呼びません。
野菊は日本在来の野生の菊で、ヨメナ、シロヨメナ、ノコンギク、シラヤマギクなど、いくつかの種類が篠原園地や三ツ池公園などで見られます。


ヨメナ
 里山の用水路わきの斜面など、やや湿った日当たりの良い場所に生育する野菊の一種。
 ノコンギクに似ますが、茎があまり分岐せず、葉がつややか。種子には綿毛がありません。
 春の若葉は食べられ,ご飯と一緒に炊き込んでヨメナご飯などとしていただきます。


ノコンギク
 山野の草地や道端など、乾いた場所によく見られる野菊の一種。
 花、葉ともにヨメナに似ますが、茎はよく分岐して、その先に花を付けます。 また、葉はザラザラしていて種子には綿毛があります。
 花色の濃いものもあり、観賞用として育てられることも多いです。


シラヤマギク
 山地の乾いた草地や山道沿いに生育する野菊の一種。
 他の野菊と比べ、花弁(舌状花)の数が少なく、花弁が欠け落ちているかのように見えるのが花の特徴。 
 また茎の下部の方は、他の野菊と比べて大きな葉を付け、その柄も長い。草丈は1~1.5mと高くなります。

シロヨメナは写真が撮れていませんので、来年の課題となります。









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