身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

一歩、二歩、三歩・・・

2011年09月23日 06時24分35秒 | 2-4.菊名池
菊名池(菊名池公園)は、かつては町なかにありながらも自然環境の豊かな場所でした。

しかし自然環境やその保全という観点から見て、その自然環境はもちろんのこと、菊名池を取り巻く人的・社会的環境までもが良好とは言えない時期が何年も続いていました。

それが昨年あたりから少し良くなるような兆しが見えてきたため、菊名池公園での活動を再開。
その第一歩として今年の3月、菊名池公園愛護会と協働で公園内の樹木に樹名板を付ける活動をを行ないました。
二歩目としては、6月に菊名池公園プールでプールのヤゴ救出。
三歩目として、菊名池公園プールの利用期間中にプール施設内で「菊名池公園の自然と生きもの展」をプールの管理会社と共同で行ないました。

また、昨日は「菊名池公園の自然と生きもの展」の展示内容資料を地元小学校にお届けしました。
その際、校長先生と「菊名池公園は地域の貴重な自然であり、その大切さを子供たちに伝えていきたい。大人が子供たちへと伝えていかなくては。」といった内容のお話をすることができ、大変良い時間を過ごすことができました。
私もまた子供のころ、菊名池をはじめとした身近な自然で、地域の大人たちにこうしたことを伝えてもらえたから、今のように自然を大切にする大人になったのです。

私は仕事のかたわらではありますが、これからも子供たちに、また若いお父さんお母さん方に、この大切なことを伝えていけるよう尽力します。

次の活動は、菊名池公園現地の掲示板にはすでに掲示されていますが、明日になります。





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「菊名池公園の自然と生きもの展」終了しました

2011年09月16日 20時07分33秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室



菊名池公園プールには毎年1日当たり1000人規模での利用者がいらっしゃると聞きます。
これだけ多くの方々に利用されるということもあり、あえてここでは宣伝しなかったのですが、この夏のプールの開園期間中、プール施設内で「菊名池公園の自然と生きもの展」を開催しました。
2つ前の記事で掲載した、菊名池公園プールでは初のヤゴ救出。その延長線上の企画として実施したものです。

菊名池公園プールは菊名池公園という公園の中にあります。
公園を分断する道路の向こう側には広場と池がありますが、この池が菊名池です。
このように菊名池公園はプール、広場、池の3つから成り立っていますが、
昔は全てがつながった一つの大きな池で、これが本来の菊名池の姿なのです。

今では小さくなってしまった菊名池ですが、池の中には昔から住み続けている生きものたちもいます。
こうした菊名池の自然や生きものたち、変遷などを公園利用の多くの方々に知っていただきたいと思い、この展示を企画いたしました。

内容は、4種類の魚介類の水槽展示と展示はできない鳥類や植物など、および菊名池の変遷ののパネル展示です。

ただ、私はこうした活動をボランティア活動として仕事のかたわらに行なっています。
コツコツと準備を進めて開催にいたりましたが、毎日様子を見にいったりメンテナンスをすることがなかなかできませんでした。
プール運営のスタッフの方には、色々ご負担をおかけすることになり、そのため、来年は開催できるかどうかわかりません。

しかし、身近な自然の生物多様性を保全し、自然環境と共存した持続可能はより良い社会づくりに貢献する意味で、地域の自然環境について次世代へと語り継いでいきたいという強い思いが私にはあります。
そこで展示内容を地元小学校に配布したいと考えています。

プールの運営スタッフの方のお話によると、展示スペースをプール来場の子供たちが囲みこむことがあるほど、人気がある展示だったようです。
「菊名池公園の自然と生きもの展」をご覧下さったみなさま。熱心にご覧いただき、また意見や感想を寄せていただき、誠にありがとうございます。

直接お礼を言うことのできなかったプールの運営スタッフの方々にも、併せてお礼を申し上げます。
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