身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

おうちビオトープクラブ隊員募集!・・・おうちビオトープのおすすめ

2018年05月28日 10時40分07秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
今回のヤゴ救出、特に篠原園地のヤゴ救出では、プールの生きものや生態系についてやヤゴの飼い方の説明とととに、おうちビオトープのおすすめをしたいと思います!

これはヤゴを飼うということを一歩進めて、トンボのためのビオトープ(生息環境)をお家のお庭などに作っていただこうという提案です。
プールにヤゴが生息していることからもわかるように、一定の面積の水面さえあればトンボは産卵にやってきて、そこでヤゴが育ちます。
用意するものはタライや衣装箱などのような大きめの容器と、水草(抽水植物)を育てるためのプランターと赤玉土。そしてそこに水を注ぐだけです。

材料の一部となる水草(抽水植物)は、差し上げます。
その条件として「おうちビオトープクラブ隊員」となって、お家のビオトープの様子(または水草を育てている様子やその利用について)を定期的に報告していただというものです。
情報交換はメールやblog上で行ないたいと考えています。
興味をお持ちの方はぜび!

参考までに我が家松田家では、昨年の夏にタライの池を設置。
秋にはシオカラトンボが産卵にやってきました。
そして、つい先日、ヤゴの抜け殻を確認!
このビオトープ池で育ったヤゴがトンボになり飛び立っていった証拠です!


我が家松田家の四角いタライのビオトープ池。


つい先日、このビオトープ池に植えた水草(抽水植物のショウブ)に付いていたヤゴの抜け殻。

このビオトープ池にはプールと同じようにミジンコが泳いでいますが、ボウフラは見つかっていません。
蚊も産卵にやってくるとは思いますが、ヤゴなどボウフラを食べてくれる生きものがいれば、蚊がたくさん発生することはないということは、みなさんプールでも体験済みだと思います。
水が腐って悪臭を放つこともありません。
ただし、置き場所や容器の形、水量も重要で、これらの条件が良くなければ、そうもいかない場合もあることもご理解ください。
ですが、そうした場合、どのように置き場所や容器を変えれば良くなるか、相談も受け付けます。


5月6日に行なった篠原園地のおたまじゃくし救出の際、「お家で水生植物を育ててほしい。」「できればそれで、お家にビオトープをつくってほしいのです。」と呼びかけました。
みなさん興味をお持ちで、持って帰っていただけました。
おうちビオトープクラブ隊員募集は、ここからヒントを得て行なうことにしたものです。


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今年2018年のヤゴ救出予定

2018年05月28日 09時33分29秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
今年2018年のヤゴ救出の予定が決まりました。
今週の土曜日からです。日にちが近くなってしまい、すみません。

⓵6月 2日(土)午前10時から・・・菊名池公園プール(東横線妙蓮寺駅より徒歩2~3分)
⓶6月 3日(日)午後1時から ・・・篠原園地のプール(東横線白楽駅より徒歩5分)
⓷6月16日(土)午前10時から・・・千草台公園プール(田園都市線藤ヶ丘駅より徒歩10分)
⓸6月16日(土)午後3時から ・・・綱島公園プール(東横線綱島駅より徒歩5分)
★綱島公園のみ、荒天の場合は17日(日)の午前10時に順延となります。

ヤゴ捕獲用の網と容器をお持ちになり、多少水に濡れても良い服装でおこしください。

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自然を大切にするということの元の考え方

2018年05月26日 09時40分26秒 | 6-2.思ったこと・考えたこと
自然を大切にするということの私の一番元となる考え方は、さきほど「重要なこと(1)」に載せたとおりです。

住宅密集地がさらに宅地化が進み、便利な街がさらに整然とした便利な街になっていく。
そんな町に住む私たちがすっかり忘れてしまい、振り返えろうともしなくなってしまったことがあります。

それは自然の営みに対する畏敬の念と、自然の恵みへの感謝、そして、そこに生きる限りある生命を持った生きものたちへの優しい眼差しです。
そしてこうした感性や考え、見方を持つことは、お年寄りや子供を大切にしよう、両親を敬おうというのと同じくらいに、人としての基本的なことではないかと考えています。
それらを取り戻していくことは、私は非常に大事なことだと思っています。

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自然を大切にするには・・・(2)

2018年05月26日 09時26分12秒 | 6-2.思ったこと・考えたこと
自然(自然環境)というのは、生きものたちの集合体として成り立っています。
しかし、その一番元となるのは、土でできた地面と池などの水面環境です。

私たちの周りには元々、雑木林や神社の鎮守の森、池や川や草原などがあり、そのどこにも生きものたちが生息していました。
大きくわければ陸上の生物の生息環境と水辺の生物の生息環境ということになり、どちらも大切な自然環境だからです。

昆虫が生息するにも小鳥が生息するにも、草原や森林が必要です。
その草花や木々が生えるためには、地面が必要なのです。
水辺の生きものたちのことも忘れてはいけません。
まとめると、自然を大切にするためには地面と水面と緑を大切にしていくこと、そしてそこに住む生きものたちと親しんでいくことです。
これは前回記事のように自然観察会に参加するだけでなく、お家でもできることなのではないかと思います。
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自然を大切にするには・・・(1)

2018年05月26日 08時49分36秒 | 6-2.思ったこと・考えたこと
自然(自然環境)を大切にするには・・・
それには、まず自然を嫌わないことです。

自然ってなんでしょう。
それは生きものたちの集合体です。
見方によって生態系ともいえるし、生物生息環境ともいえますが、自然というのは木や草、そしてそこに集まってくる昆虫や野鳥たちの繋がりには違いありません。
だから自然を大切にするには、どうか昆虫たちや野鳥たちをむやみに嫌わないでください。

嫌わないようにするためには、自然観察会に参加されることをお勧めします。
例えは、私の行なう「篠原池のごみ拾い&生きもの探し」や6月の野外プールで行なう「プールのヤゴ救出」、また真夏の夜にセミの羽化の観察を中心に行なう「真夏の夜の自然観察会」に参加していただければと思います。
そうしていただければ、自然に親しみを感じるようになっていっていただけると考えています。


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重要なこと(1)

2018年05月26日 08時20分32秒 | 6-2.思ったこと・考えたこと
今年の3月から、このblog「町なか自然教室 菊名エコクラブ blog ~ 身近な自然に学び、自然の仲間たちを大切にしていこう! ~」に新しい記事を頻繁に書き込んでいます。
私は長年、自然環境保全活動に関わってきたので、その分野からの切り口にはなりますが、近年本当に世の中おかしくなってきていると強く感じ始めたためたためで、自分に何かできることをしたいと思った結果です。

その基本となる考え方は3月13日と14日の記事に載せましたが、もう一度振り返ってみたいと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自然は元々、小川や池、雑木林や草っぱらなど、町なかの色々なところにもありました。
小川には在来種の小魚や水草、池にはアシ原やトンボやカエルたちが、雑木林には様々な高さや種類の木々や草花のほか、カナブンやルリタテハなどの昆虫たちが、また草っぱらにはバッタやイトトンボなどが見られたものです。
しかし都市化、市街地化がさらに進んで行くにつれて、こうした身近な自然や生きものたちは姿を消していきました。
そして人々は、町の便利さや人工的なものの方を大切にするようになり、身近にある人工的でないもの、自然やその中に棲む生命ある生きものたちに関心を示さなくなったどころか、嫌うようにさえなっていったのです。

それでは、このようになったからといって町(都市、市街地)に、それまで当たり前に見られていたような自然(身近な自然)は、もう必要ないのでしょうか。
多くの人が町に自然はいらないと答えるでしょう。
実際に、そういう言葉を何度も耳にしていますし、多数あるいは目立つと思われるこうした声が反映されてきたこともあって、町なかから自然がなくなってきているということがうかがえます。
しかし、いるか、いらないかという二者択一にするのはおかしく、そこまでして徹底的に町なかから自然を排除してしまうのは、いかがなものかと考えます。

便利で華やかな町の生活で、私たちがなかなか認識しづらくなってしまった、でも、とても大切なこと。
それは、私たち人間も地球上の生命の一員であり、自然環境なくしては生きられないということです。
水、空気、気候・天候、食物、薬草、物の材料、景色、昔からの慣習、文化など、自然は私たち人間か生存し、生活していく上で、あらゆる基盤となってきました。
それは、これからも変わることはありません。
そのことは町に住む私たちも忘れてはならないことで、こうした自然の営みと私たちとの繋がりとを体験を持って何度でも再認識できる場所としても、身近な自然は私たちの生活圏の中に必要だと考えます。

町(都市、市街地)は便利ですが、それだけでは成り立つことはできません。
近隣の県の山林や田畑から水や農作物が運ばれてくるから、成り立つことができるのです。
そして、自然の中に棲む生きものたちも同じように、こうした自然の恵みを受けて生きているということも一緒に覚えておきたいことです。
もし身近に山林や田畑、その他の身近な自然が残っているとしたら、それが町なかであっても大切にしなければいけないと思います。
町に住む私たちがすっかり忘れてしまい、振り返えろうともしなくなってしまったこと。
それは自然の営みに対する畏敬の念と、自然の恵みへの感謝、そして、そこに生きる限りある生命を持った生きものたちへの優しい眼差しです。
そしてこうした感性や考え、見方を持つことは、お年寄りや子供を大切にしよう、両親を敬おうというのと同じくらいに、人としての基本的なことではないかと考えています。

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我が家の小さな自然観察園の様子 2018. 5.24

2018年05月24日 11時11分46秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
昨年からコツコツとやってきた、小さな自然観察スペースを目標とした庭づくり。
その庭の今の様子です。

まず、たらいのビオトープ池からトンボが羽化したようです。
一昨日、ヤゴの抜け殻がショウブの葉についていました。
このビオトープ池を設置したのは昨年のこと。秋にはシオカラトンボが産卵しにきているのを確認していました。


たらいのビオトープ池からトンボが飛び立っていきました!

それからアジサイたちが花を咲かせ始めました。
アジサイはユキノシタ科の植物ですが、そのユキノシタも花を咲かせています。
一般的にアジサイと呼ばれているのは、野生種のヤマアジサイとタマアジサイとを交配させた園芸種です。
我が家にはこのうち、ヤマアジサイと普通のアジサイとがありますが、タマアジサイも入手したいと思っています。


アジサイの野生種の一つヤマアジサイ。


アジサイはユキノシタ科ですが、これがユキノシタです。


一般的なアジサイ。


アジサイも色々な品種が作出されていて出回っています。これは一般的なアジサイとは花弁の形が違います。

カマキリの赤ちゃんが誕生しました。
今年の早春にロウバイを購入しました。
(ロウバイは中国原産なので在来種ではないのですが、お正月の時期に黄色い花を咲かせるなじみ深い低木です。)
その枝に付いていたカマキリの卵鞘から孵化したものです。


カマキリの赤ちゃん。


ロウバイの枝に付いていたカマキリの卵鞘。

昨年の秋に蒔いたドングリが芽生えてきました。
昨年は落葉性のドングリはコナラとカシワが拾え、クヌギは拾えませんでした。
コナラとカシワはかなり前から芽生えてきていて、葉はもうすっかり大きくなっています。
一方、常緑種のドングリはアカガシ、シラカシ、ツクバネガシを蒔きましたが、なかなか芽生えず、最近やっと葉が葉らしくなってきました。
例年、夏場の猛暑で枯らしてしまうのですが、今年は育ってくれると良いなぁと思っています。


コナラの芽生え。


カシワの芽生え。


アカガシの芽生え。


シラカシの芽生え。


ツクバネガシの芽生え。

あとは春先に葉の上に花を咲かせていたハナイカダに実が成ってきました。
これから黒っぽく熟してきます。


まだ青いハナイカダの実。

昨年購入して植え付けたヤマボウシは今年は花を付けてくれませんでしたが、来年に期待したいと思います。
このヤマボウシを購入した植木市が今年ももうすぐ始まります。
現在、庭づくりは半分まで終わっています。この植木市で今年も樹木を購入して植え付け、完成させる予定です。
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自然を大切にするために私たちが個人個人でできること

2018年05月19日 07時53分18秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
昨日、ある団体の方たちと、来年の自然観察会に向けての打ち合わせを私の自宅にて行いました。
駅で待ち合わせて自宅に向かうまでも、また打ち合わせの中での話も実りあるものとなりました。

その一つは、この団体が年に一度の自然観察会を終えてた後、一人一人がご自分の生活の中で、どのように自然を大切にしていくかについてです。
自然観察会での経験や学習を元に、それぞれの生活の中で自然を大切にしていくことが真の目的だからです。
自然観察会を開いて、参加していただくというのは、そのきっかけづくり。
後は個人個人がご自分でできることをしていく必要があります。
そこをどうフォローするかということも議題となりました。

環境問題、特に生物多様性の崩壊や緑の減少によるヒートアイランド現象。
その解決策として、まず自然観察をすることというのは基本になります。
そして生物生息環境を保全したり、植樹などにより緑を増やしたりすることも重要です。

でも、その前に私たち一人一人が自然へと回帰していくこと、意識が自然環境の方に向くこと、心の中に自然環境のことがあることが必要なのだと思います。
なぜなら私たちは日常、情報の入ってこない事柄についてはどんどん忘れていき、意識の中に自然のことなどなくなり、心が自然の方へとは向かなくなるからです。

それをなくすには、たとえ小さくてもいいから、家の敷地内にビオトープを創ったり、ドングリ緑化をしたりすることです。
そうすれば、家を出たり入ったりする度に、その自然とふれあうことができます。
それが個人で始めるのに最も優しい、自然環境の創出・復元と同時に自然とふれあえる環境づくりだと思います。
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次回のblog更新予定

2018年05月16日 18時46分01秒 | 6-2.思ったこと・考えたこと
こちらのblogの次回の更新予定は、今度の金曜日の夜を予定しています。
それまでにできればします。

内容は
「2018年5月6日に行ったおたまじゃくし救出(2)お家ビオトープの勧め」を予定しています。
5月12日(土)の活動報告もしないといけませんし、自宅の庭の植物たちの様子も変化があり、載せなくてはと思っております。

プールのヤゴ救出については、篠原園地での日程は決まっています。
その他のプールについては、プールの管理会社がまだ清掃日の日程を調整中だということで、決まっておりません。

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2018年5月6日に行ったおたまじゃくし救出(1)横浜市のカエルの現状

2018年05月08日 12時53分29秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出


2018年5月6日、篠原園地でおたまじゃくし救出をしました。



私が篠原園地で活動を始めたのは、2004年6月のこと。初めての活動はプールのヤゴ救出でした。
プールにはカエルも産卵に来るのですが、「子カエルが庭に入ってきて気持ち悪いので、プールのおたまじゃくしを駆除してほしい。」と近隣の方から苦情があるということで、当時の管理人さんが、プール前の小さな広場に穴を掘って、そこにおたまじゃくしを移していました。
殺すつもりはなかったのかもしれませんが、無事に育つような状況ではありませんでした。
そこで、プールのヤゴ救出とともに、おたまじゃくし救出も行なうようにしたのが始まりです。
後日、このblogで別の記事でお話しますが、ビオトープ池を創ったのも、こうしたことが大きな理由の一つでした。



横浜市にはいろいろなカエルが生息していますが、篠原園地にも生息するヒキガエルも明らかに生息数が減ってきているそうです。
カエルだけではありませんが、「カエルなんていなくていい。カエルの生息環境なんてなくてい。」と思うことが、自然を壊し、生きものたちを絶滅へと追いやる原因となるということを理解してほしいというお話を現地でさせていただきました。



ツツジが4月中に花を咲かせて、もう花を落とし始めているくらい、この春は暖かかったです。
そのためかプールに入ると、4月の下見ではたくさんおたおたまじゃくしが、もうカエルになってプールからいなくなっているようでした。
まだプールに残っている子カエルや、ヤゴなどの生きものを探しながら、プールの生きものについての色々なお話を聞いていただきました。
おたまじゃくしがあまりいなかったため、次に6月に行なうヤゴ救出の準備にもなるような活動にしました。



参加者のみなさんで生きものを探している中、「ゼリーのようなものの中にカエルが入っているのが見つかった。」という声があがりました。
見せてもらうと、子カエルの死体がゼリー状のものに包み込まれていました。
このゼリー状のものは生物膜と呼ばれる、細菌類(バクテリア)の塊り(かたまり)です。
生きものの生息する健全な水の中には、善玉の細菌類(バクテリア)もいて、それが動物のフンや死体を腐らせることなく綺麗に分解してくれるのです。
人間の飲み水としては適さないかもしれませんが、これは生きものが棲むためには、なくてはならない働きです。

生物膜に包まれた子カエルの死体は、いくつも見つかりました。
プールは水面と陸上との段差が大きくて、這い上がれないものもたくさんいるのでしょう。
這い上がることのできたものも、陸上に出れば天敵がたくさんいます。
大きくなれるカエルはほんのわずかなのです。
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6月は環境月間です!・・・

2018年05月06日 10時47分27秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
来月6月は国際的に環境月間となっています。

これは1972年6月に環境に関する初めての国際的な会議「国連人間環境会議(別称ストックホルム会議)」が行われたことにちなんでいます。
それ以後も国連環境会議は行われ、また会議の中で締結された条約に基づく締結国会議も行われ、現在に至っています。

環境問題は地球規模になっています。
けれども世界中の人々、一人一人の身近で環境問題が起こっているから地球規模になっているということもできるので、私たち一人一人の身近で環境問題を改善していくにはどうしたら良いか考え行動していくことが大切です。

それにはまず、環境問題やその対策について正しい知識を得ていく必要があります。
あくまでも基本的にはということですが、企業PRとしての情報でなく、純粋に環境のことを考えて活動している組織から情報を得た方が良いでしょう。

正しい情報として基準になるのは、国連環境会議から組織された国連環境計画の情報です。
国際会議での取り決めを各国が持ち帰っているので、日本では環境省となります。
ところが、国際→日本→都道府県→市町村 と下ってくるに従って、ほんらいの理念や目的が捻じ曲げられるケースも見受けられますので、そうしたことにも注意が必要です。
国際的な取り決めや環境省の方針に準拠しているか、またそれに基づいて計画実施されてきた環境保全と適合しているかどうかです。

環境月間ということで、環境問題や施策について正しい情報を確認、おさらいする良い機会だと思います。
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勉強のし直しが必要だと感じたので・・・

2018年05月05日 12時55分53秒 | 6-2.思ったこと・考えたこと
建設コンサルタント業界で環境アセスメント関連の仕事をしていた時に、川崎市が良い資料を作っていたのを見たことがあるのを思い出しました。
私はこれらの資料を日々読み込みながら、環境影響評価書を作成していたのです。
連休の間の平日、川崎市役所に行って、これらの資料の最新版を入手してきました。

横浜市による「里山ガーデン」やその手法に大変疑問を感じ、自然環境保全について正しい情報を勉強し直さなくてはと思い始めましたが、これらの資料の読み込みから取り掛かっていきたいと思います。
これは、おかしいと思っていることを追求していくよりも、まず先に正しいことの確認の方が優先だと考えたためです。

勉強したことは環境に関する情報発信として、こちらのblog「町なか自然教室 菊名エコクラブ blog ~ 身近な自然に学び、自然の仲間たちを大切にしていこう! ~」に少しずつ掲載していくつもりです。
必要を感じたら現地に取材に行くかもしれません。
みなさんにも参考にしていただけたらと願います。


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横浜市市政としての自然環境保全が何かどこかがおかしいと感じています

2018年05月05日 12時51分30秒 | その他
「里山ガーデン」で私は気が付き始めたのですが、横浜市市政としての自然環境保全が、何かどこかがおかしく感じています。

以前にも書いたように行政の中にも優秀な職員がいたり、市民の中にも知識を持っている人や思慮深い人がいるはずですから、疑問視する意見等が出されていないとは考えられません。
そうした賢明な声を少数派だと言って軽視して切り捨てたり無視したり、また力関係でねじ伏せたりしながら推し進めているのではないかと想像してしまいます。

横浜市は「里山ガーデン」及び「里山ガーデン」的手法の宣伝に力を入れています。
一方で、自然環境保全重点地区の一部となっている瀬上市民の森のに開発許可を出してしまいました。
(しかも、開発の危機にさらされている、この瀬上市民の森を中心とした市民の森を買収していくために、「横浜みどり税」は導入されたはずなのにです!)
これらの一連の出来事は、市内各地で自然環境保全活動、特に里山保全をしている人々の立場から見ると、市はほんらい守っていくべき里山環境を壊していくつもりなのかと、今後の自然環境保全の方向性を非常に憂慮する出来事だと思います。

行政が行なっているからといって、それが正しいこととは限りません。
「里山ガーデン」というのは名称だけで、全く里山の環境とは関係ありません。
「里山ガーデン」的手法は、ほんらい守るべき里山や周辺環境を壊すことはあっても、守っていくものではありません。
本当に大切にしたり守っていく必要があるのは里地里山であり、その環境と私たちとの関わり、そこに生息する生きものたちと生息環境です。
そこを中心に据えずに、外国原産の園芸植物で作った花壇を自然と位置付けるなんて、非常におかしいです。

どうしてこのようなことになってしまったのかを探りたい気持ち多少はありますが、それよりもほんらいの正しい情報や良い事例を調べた方が今後の参考になると考えるので、そうしていきたいと思います。
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