身近な自然となかよくblog (旧「菊名エコクラブblog」)

自然環境と調和した持続可能な社会を!

by NACS-J認定 自然観察指導員 松田 照之

次回の自然観察会などの活動予定

2019年08月25日 12時06分13秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
次回の自然観察会などの活動予定は、まだ具体的には決めていません。

10月から11月にかけて、三ツ池公園で「どんぐりの自然観察会」と「秋の野草の自然観察会」を行なうことだけ決まっています。
「どんぐりの自然観察会」は綱島公園でも行ないたいと考えています。

自然と親しむ活動で、こんなことをやりたいなど、ご希望ご意見などありましたら、お気軽に連絡ください。
自然を大切にすることにつながり、みなさんにも楽しんでいただける内容で、お願いします。

kec_tm@yahoo.co.jp
松田まで

2019年8月3日、篠原園地での夜の自然観察会報告

2019年08月25日 11時53分40秒 | 篠原園地
2019年8月3日の夜は、篠原園地で夜の自然観察会を行ないました。

夜の自然観察会は、セミの羽化がメインの観察対象にはなります。
しかし、決してセミの羽化だけを見るという目的のものではありません。
夜には夜の自然の営みがあり、それらを体感していただくのが目的なのです。

夜に活動する生きものたちは、暗くなるに従って活動を始めます。
暗くなるとすぐ電気を付けたり、一日中建物の中にこもって外の様子がわからない生活をしている私たち人間とはちがうのです。
そうした生活から一歩抜け出し、自然に浸って体感していただくことに自然観察会の大きな意義があると私は考えています。

便利な町なかに住んでいる私たちは、昔とちがって自然との親しみ方が下手になってしまいました。
たとえば、今回のような夜の自然観察会で蚊取り線香を使用すれば、蚊以外の昆虫も死んでしまい、セミが羽化の最中に弱ったり死んだりしてしまいます。
また、羽化をしているセミを下手に捕まえたりしたら、それで羽化が失敗し、そのセミは命を落としてしまいます。

お金さえ払えば何でもすぐに手に入り、何かあればすぐにクレームを付ける、という生活に慣れきってしまっているのです。
でも、自然環境に対してそんなことができるでしょうか?
できっこありません。
そのような自然に、私たちの側から少しでも合わせるようにしなければ、中身のある自然観察というのはできないものです。

今年はもう夜の自然観察会は行いませんが、こうしたことについて、今一度わかっていただけるように参加者のみなさんに呼び掛けられるように資料作りをし、綱島公園などでもできるよう計画を立てて来年に臨みたいと思います。






夕方から夜にかけて、暗くなるにつれて次第に開くカラスウリの花。
その形も神秘的です。
写真を撮る参加者の方もいらっしゃいました。


セミの羽化を撮影している参加者の方。
セミへの影響を低減するため、白色LEDは使用不可。電球色や赤色の電灯を使ってくださいと事前に参加者の方たちに呼び掛けてあります。


このほかヤモリも見ることもできましたし、コウモリの飛んでいるのも見ることができました。
写真のように綺麗な三日月も出ていました。
夜の自然観察会はセミの羽化だけでなく、夜の自然の営みというのはどういうものかを体感していただくのが目的です。
だから「セミの羽化の観察会」でなく「夜の自然観察会」なのです。

2019年8月3日のミニビオトープづくり教室

2019年08月25日 11時03分30秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
2019年8月3日の日中は三ツ池公園で、三ツ池公園の水生植物を使った、たらいのビオトープ作り教室を行ないました。

2家族6名の参加がありました。
参加者数は決して多くはありませんでしたが、こういうことの好きな方たちにご参加いただいたようで、みなさん楽しく時間を過ごされていました。

この催しで使用した水生植物は、まず園芸店などお店では売っていない自然の植物です。
これらの水生植物は三ツ池公園の自然再生のため、他の公園から持ち込まれたもの。
水生植物は地下茎を伸ばして増えるので、三ツ池公園では刈り取りなどの管理作業を行なっています。
このように増えて刈り取りや間引きが必要となったものを活用して行なった、三ツ池公園では初めての内容の催しでした。

初めて行なってわかったのですが、けっこう場所を取るので、1回につき5組の参加が限度かもしれません。
来年も行なう予定です。













2019年、6月16日の綱島公園プールでのヤゴ救出報告

2019年08月25日 10時25分42秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
今年6月15日を予定していた綱島公園でのヤゴ救出ですが、雨天のため翌日の16日に行ないました。
こちらのブログのほか、プールの管理会社さんも現地に小さなポスターを掲示して案内してくださったこともあって、親子合わせて80名くらいの参加がありました。

私たちは水と緑と生命の星、地球に住んでいて、身の回りに自然や生きものたちがいるのは当たり前のこと。
なぜならそれがほんらいの地球環境なのですから。
昆虫たちや野草たち、自然の木々を町なかから完全に追い出すのを目の当たりにしたり、そうした意見も聞くことがありますが、いかがなものかと思います。
私たちも地球の生命の一つ。自然がなくては生きていけません。
自然を嫌わずに共存する必要があります。

下の写真のように、プールにたまった落ち葉の中からヤゴを探すなど、こうした自然の物や昆虫たちを無暗に汚い、気持ち悪いなどと言わずに親しむ活動は大切だと思います。



















私、松田はプールの中に胴長を付けて入り、みなさんがヤゴを捕獲するお手伝いをしています。
その際、ヤゴの飼育や羽化の仕方、プールの中にいる生きものたちの説明もしています。




2019年6月8日、三ツ池公園での活動報告

2019年08月25日 09時39分49秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
今年6月の活動報告を全て終えておりませんでしたので、その続きです。

2019年6月8日は、三ツ池公園で活動を行ないました。

2018年、三ツ池公園で初めて行なった水生植物の自然観察会。
その時に、せっかく再生された水生植物たちの茂みが、良い形で活用されていないことがわかってきました。
具体的には植物に名札が付けられていないので名前がわからなかったり、親しむための活動が行われていないということです。

この点を改善していくため、名札を付けたり移植したりといった作業が必要と考えられました。
これはそのための活動で、一般参加者を募っての自然観察会などの活動ではありません。
自然観察会や水生植物を利用した自然教室などのための下準備の作業です。
一時的でも私と一緒に活動してくれる仲間を私の友人や知人をを通じて集まったいただき、活動しました。

2019年6月2日、篠原園地でのヤゴ救出報告

2019年08月25日 08時40分58秒 | 新カテゴリー:4.初夏の活動、プールのヤゴ救出
まだ6月の活動報告を全てしていませんでした。

2019年6月2日、東横線白楽駅から徒歩4~5分の場所にある篠原園地でヤゴ救出を行ないました。
現在、篠原園地での活動は篠原台町の主催となっており、私は講師として呼ばれています。

自治会の組織力は大きく、150名もの参加がありました。
今年で篠原園地でのヤゴ救出は終わりになるかと思います。
プールが閉鎖されるためです。

近隣の六角橋公園プールや、白楽駅のお隣、妙蓮寺駅そばにある菊名池公園プールでは今後もヤゴ救出を行なっていきますので、今まで楽しみにしていただいていた方は、こちらにご参加ください。
こちらは同様に私、松田が講師を務めさせていただきますが、プールの管理会社の主催となります。



今年の夜の自然観察会は終わりにします

2019年08月24日 09時35分39秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
今年は昨年のように早く梅雨が明けることを期待していて、7月下旬に岸根公園や綱島公園で夜の自然観察会を行なおうという構想がありました。。
その次の候補日としては、実は今日だったのです。

ですが、この夏は梅雨が明けるのが遅かったです。
そしてそれだけでなく、いつもの年より台風が早く発生、日本に上陸して、お盆休みも台無しになってしまった人も多かったですね。
さらに今月下旬からは秋雨前線も迫ってきていて、天気が曇りや雨勝ちになっています。
昨年に引き続き、夜の自然観察会を綱島公園と岸根公園でも行なおうと考えていたのですが、今年は行わないこととします。

秋雨前線がまだ来ておらず、セミの羽化もまだ活発なら行なおうと、ギリギリまで考えていました。
しなしながらセミの羽化の時期としてはやはり遅く、見られる見込みがあまりないと判断させていただきました。

今度の自然観察会は、秋になってから三ツ池公園での「どんぐりの自然観察会」となりますが、ほぼ同じ内容で綱島公園でもやりたいと考えています。

8月の自然について

2019年08月24日 09時06分02秒 | 1-1.菊名エコクラブの町なか自然教室
8月というと梅雨も明けていて、青い雲から陽光が強く差し込み、じりじり暑い気候となります。
緑がいっぱいで昆虫たちが活発に動き回る季節です。

子供たちは夏休み。
両親や祖父母たちに山や川や海に連れて行ってもらい、特に山や川では昆虫や魚介類などの生きものを捕まえて楽しんだことでしょう。
今の都市部では綺麗な星空を見ることはできませんが、はくちょう座、わし座、こと座などの夏の星座や天の川が見える季節です。

こんな感じで本当は8月は本来、自然観察の題材はたくさんあります。
セミの種類や鳴く時間、草原の生きものたち、小川の生きものたち、森の生きものたち、海の生きものたち・・・と色々です。
私も今まで、こうした色々な自然と親しんできた経験があります。
できることなら、こうした場所でも自然観察会を行ないたいとは思いますが、本職を持ちながらの活動ですし、準備や下見も含めて、なかなかそこまで時間がありません。

夏の自然観察に関しては、暑くて熱中症になる危険があるので、野外活動は飲料水や、氷などの身体を冷やせるものなどの準備のほか、活動時間の制限なども必要になるかと思いますので、十分に注意してください。