風に誘われて

あの山から、あの海から、私を呼ぶ声が聞こえます。
風が「行こう!」と誘います。
風に誘われて、さあ立ち上がろう!!

日本一早い「新そば祭り」

2015-09-01 | 北海道の夏 8年目(2015)
8月30日
 
つい先日も行った幌加内(ほろかない)だが、今回は日本一早い「新そば祭り」があるので行ってきた。
着いたのは10時過ぎだが、もう凄い人出。
最初に人気の「幌加内高校生が作る蕎麦」を食べようと思ったら、1時間並びと言うので諦めた。



もう気持ちは「すぐに食べたい」モードになっていたので、行列の少なかったお店の蕎麦にしたら、
うーーん、ちょっと硬いし、微妙・・・
やはり、慣れない仮設会場で時間に追われて作るのは無理があるのだろうか。



次に選んだのは、祭り会場のそばにある「八右ヱ門」という蕎麦店
全国から来ている各地の蕎麦専門店があるなかで、何も地元の蕎麦店でもあるまいが、
数年前に来て美味しかった記憶があることと、やはり慣れた店舗で作るほうが美味しいのではと思ったのだ。
が、待った時間は結局1時間も!
(私達の前に16人のグループが待っていたので余計時間がかかったようだ)
お祭りは、やはり体力がなければ楽しめないことを改めて痛感 



八右ヱ門のメニューは、お祭り期間は2種類限定なので、一つずつ注文。
夫は左の「冷やじるそば」 私は右の「ぶっかけそば」(両方とも同じ料金の1,000円)
「冷やじるそば」の上には、しし唐と茄子の素揚げ・オクラ・葱・海草が、
「ぶっかけそば」の上には、長いも・おろし大根・なめこ・オクラ・海苔がのっている。
蕎麦が細目ながらコシがあって美味しい

                                

お蕎麦でお腹いっぱいになった後は「そば打ち女流名人大会」の観戦
これは、全国から集まった女性たちが順位を競うもの。
男性が蕎麦を打つ姿もカッコいいが、女性が打つ姿もきりりとして美しい。


与えられた1キロのそば粉と200gの小麦粉を使って(これを外二という)
打ち始めから道具を片付けるまでを40分間で終わらせなければならない。
その間、5人の審査員が点数用紙を手に採点しながらグルグル回り、
更に、その様子を観衆が見つめる・・・という緊張の場。
出場している人も緊張なら、見ている我々も肩に力が入る。



審査が終わると、打ち終わった蕎麦を並べて会場の人に披露。
みんな上手なのは当たり前ながら、同じ粉を使っているのに夫々個性があるのが不思議であり奥深さを感じる。



と、ここで思いがけない嬉しいことが
この大会に出場していた女性と席が隣同士になったことで言葉を交わし、
そのご縁で、この大会で打った蕎麦を「食べてください」と箱ごと私にくださった

以前から、あの大会で打った見事な蕎麦の行方が気になって仕方なかったのだが、
出場した人が持って帰ることになっているそうだ。
だが、その女性は地元でないので持って帰ることが出来ないので、
誰か食べてくれる人を探していたとか。
なんと嬉しい
なんと有難い

早速、ここ滞在地でお世話になっているかたに
「今からお蕎麦を持っていくので夕食はそのつもりで」と電話して持参したら、
「折角だから、我が家で茹でて一緒に食べましょう」との、ここでも有難い言葉が!

幌加内での偶然のご縁で蕎麦を頂き、
その蕎麦で美味しい夕食を頂き、
なんだか「わらしべ長者」のような一日 



蕎麦の茹で方も、出場した方(段位4段)から説明してもらった。
 ○たっぷりのお湯に、一束(多分1人前)入れ、再び沸いてから50秒であげる。
 ○食べ終わってから次の束を茹でる。
 ○2人以上でも、これを繰り返すと美味しい蕎麦が食べられるし、そば湯も美味しい。
(今日のは少し細目なので45秒がいいとの細かい説明も)



蕎麦の変わった味わい方も教わって、翌日はイタリアンの昼食。
トマト、大葉を乗せて、塩・粗びき胡椒・オリーブオイルをかける。
トマトが沢山あったの、ちょっと乗せ過ぎの感ありだが、
パスタのつるつる感はないものの、蕎麦に味が絡みやすく、蕎麦の香りもして美味しい。
今日は大葉を乗せたが、バジルにすると一層イタリアンっぽくなるだろう。
つゆで食べるのもいいが、時にはこんなアレンジも意外性があって楽しめそうだ。

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