路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

雲厚く動くものなし誕生日

2005年07月11日 | Weblog

 日曜日の午前中はすぐに終わってしまう。
 何やってたんだろう。

 阿部昭『司令の休暇』読む。
 買い物に出かけた女性陣の留守にツバメと二人で『ルパン三世』のビデオを見る。
 ルパンに関しては、初期からのファンで、コミックは旧版、新版全て持っていたけれど全部売ってしまった。売らなければよかったかな。

 今日は小生誕生日。
 もはやめでたくもないが、夜家族で祝ってくれる。
 ありがとう。
 プレゼントに小田和正の新譜のCDを貰う。
 ほんとうにありがとう。
 昔はオフ・コースなんて、ケッ、というカンジだったけれど、中年過ぎてから心に沁みるようになった。不思議だな。
 さっそく夜更けになんどか聞いて、そしてやっぱり泣きそうになる。
 わが人生は、ここまでのところ瞭かに敗者のそれであり、取り返しのつかない怠惰と無能の重なりにすぎないけれど、この家族を得たということにおいて、たとえようもなく幸運である。
 森羅万象悉くに謝して、また明日から人生の続きである。

  明日 きっと またここで その笑顔に会いたいから
  透きとおる 日射しの中で この坂の上 君を待っている
                      小田和正『明日』

 おやすみなさい。