路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

繰言と悔み言のみ一月尽

2013年01月30日 | Weblog


 そこらじゅうカチカチに凍ってて危なくて歩けやしない。
 もっとも、さして出かける用もない。


                 


 黒川創『きれいな風貌 西村伊作伝』(新潮社 2011)
 図書館行ったらあったので借りてきた。
 西村伊作については以前、加藤百合『大正の夢の設計家 西村伊作と文化学院』と上坂冬子『伊作の娘たち』を読んだことがある。
 同じ人物を取り上げても、人それぞれ興味の対象は違ってくるものである。当たり前ではあるが。


                 


 なんか、自然と周囲に個性的な人間が集まってきてしまう、という人がいるよなあ、というのがまずは今回も感想。
 金持ちで、美丈夫というのはいいよなあ、というのがその次の下世話な感想。
 息子たちより圧倒的に存在感のある娘たち。金持ちの娘で美人はいいなあ、というのがついでにどうでもいい感想。

 山林大地主の日本文化に及ぼした影響、というのを誰か書いてくれないか。

 あと、クラブ・シュメールに久方ぶりに興味がわいた。

 小説じゃなくて評伝に徹してくれてあって面白く読んだ。こういうのは小説にされちゃうとダイナシだからな。


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