路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

父たるはいかなることか太宰の忌

2005年06月20日 | Weblog

 本来は今日が父の日であったらしい。
 なにごともなく、静かな父の日。
 
 老齢化とみに進み、昨日疲れて寝たにもかかわらず、朝四時前に眼が覚める。
 朝は爽やか。
 結局午前中はグダグダと。

 昨日買った、竹内洋『立身出世主義 近代日本のロマンと欲望』読む。
この人の本は面白い。本書も以前地元の本屋で見つけて、どうしようか迷った末に金額的に諦めた経緯がある。旅先だとつい買ってしまうのは、どうも悪いクセだな。
 放送大学の客員教授でもあって、この人の主宰講義では、教育社会学で不良女学生の文化史みたいなことをとりあげられてあったりして興味が尽きない。
 途中うたた寝しながら読了。
 近代以降、受験の成功は家族の栄誉であり、同時にそれが家族を捨てることであった、という指摘はちょっとコロンブスの卵。経験的に云えば、家族を捨てても受験には成功した方がいいな、絶対に。

 「サザエさん」のころから一時的に夕立のような雨。でもほどなくタイシタことなくなる。
 なかなか梅雨らしくならないけれど、湿気はたかく、ムシムシする。


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