路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

時計屋の倅は博士暖温し

2010年01月14日 | Weblog

  
 また雪が降ったので、いつもなら車でまわるところをザッコザッコ歩いてまわる。なんとも歩きずらい。以前は雪の朝は町中にチェーンの音が響き渡ったものだけれど、最近は静かだなあ。
 ザッコザッコ歩いていると、普段はわからない町中の小さな発見があって面白い。古びてシャレた家とかいつのまにか拡がっている空き地とか。
 それらをフンフンと見ながら、歩き終わる頃に、あ、写メ取っておくんだったと気付く。
 全然ブロガーとしての自覚がないのである。
 もういちど戻って撮ろうかと思ったけど、あまりにも寒いので当然断念。

 ほんとに寒い。

 郵便局で待ってたら、窓口で受験料(?)支払いに来たらしき受験生の母、局員にかなり大声で、「ほんと、こんなとこ行ってどうするんだろうねえ。」と聞かれてもないのに話している。
 「聞いたんだよ、あんたこんなとこ行ってどうすんの、って。言わない、っていうのよ。ぼくの人生だから、言う必要がないって。」
 あんたの息子の人生、わしも特に聞きたくないけど。

 午後久しぶりの人の来訪。久闊を叙す。
 相変わらずの不景気話。どこへいっても不景気話。

 寒い。



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