路隘庵日剰

中年や暮れ方近くの後方凡走

天上の闇を支えて夜桜は

2006年04月24日 | Weblog

 花曇り。

 ゼミに行ってきただけなのに、なんだかグッタリ。
 昨日のことがひどく昔の懐かしいような気がする、不思議な感覚。

 日曜日、久しぶりに読書の日。
 野々上慶一『文圃堂こぼれ話』と中野重治『わが生涯と読書』をうたた寝しながら読む。

 夜思いついて家族でY川堤まで花見に。
 堤上に枝を拡げる桜はまさに満開。橋から橋まで両岸を往復。
 昨年も同じ場所で夜桜見物したことを思い出す。ツバメの「夜桜や仏蘭西風の茶碗蒸」という名句がモノされたのもここで、このときでありました。
 もう一年か。
 花のトンネルを抜けながら、来し方と行方を思う。
 さまざまな事思い出す・・・である。
 身長もほぼ息子に抜かれたようだ。
 我らに安寧あらんことを。