白山市の酒のとくもとで購入。
秋田県山本郡八峰町の山本酒造店の酒。地名の山本ではなく社長の名字のようだ。
白瀑という銘柄だったという。それなら聞いたことがある(飲んだことはない)2007年に倒産の危機から一念発起してリブランドしたとのこと。
因みに日本酒銘鑑1996によると、
山本有限会社。秋田県山本郡八森町八森269。
吟醸酒の商品化は早く、この銘鑑の発売(1996年)の25年前から大吟醸バッカスという製品を出していたとのこと。
注ぐ。
やや緑がかった薄い琥珀。
香りは杉樽の香りはない。
柔らかな吟醸香。
微発泡。酸味がありそれが吟醸風。
そして、なんと杉の風味も感じられる。飲むと杉の風味が現れた。
吟醸があってジューシーで甘い。濃くはないので疲れない。
後味はドライで高知の酒のような余韻がある。
適度な濃さがあり、基本は柔らかく優しい味わい。甘く、少しのフルーティーで飲みやすい。そして、ちょっと杉の香りも味わえる。
20231126追記。
印象は変わらず。
飲み口から軟らかい。フルーティーで、甘味も感じる。
そのまま滑らかに推移し、苦味が若干出てきて、消えていく。
スルメとは意外と合わない。両方が主張し交わらない。旨味系のツマミとは合わないのかもしれない。これはこの酒の個性かもしれない。
つまり、ワインのような。単独で味わう酒、かもしれない。
20231203追記。
単独で味わうべきか?
今回はぶりの塩焼きと合わせる。
ブリ自体は油豊富な味わい。
普通に合う。違和感なし。ブリはブリ、酒は酒だ。
そんな意味で相性が良いのではないか。