ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

超王禄無濾過直汲2018

2019-06-24 18:41:21 | 日本酒

酒商山田で購入。

日本酒度+9.3で酸度2.3なのでかなりの高発酵タイプ。

BYが平成30年(2018年)で、製造はR1.6なので、令和1年6月ということか。今は2019年6月24日だ。

王禄は色々ランクがあってややこしい。この超王禄にしてもとれる量の少ない順に、中取り、直汲、原酒限定、生詰、本生と5段階あるという。

恐らく味の違いは見分けられないだろう。

注いでみる。無濾過ではあるが澄明だ。無職に近いが薄い黄緑色。

香りは、特に吟醸香はなく、米の香りが主で、この高日本酒度らしい、濃密感のある米の香り。

口に含むと発泡している。

香りとは異なった味の印象。蜜のような甘味があり、しっかりしている。熟成感やひね感があるかと思ったがそれはない。

酸味と炭酸で後味もすっきりしている。

米の風味があるといえば確かにある。濁り酒のようなオリの風味。

飲むほどに後味は苦みがあるなという印象に変わってくる。

パンチのある酒だ。

裏側のラベル

20190628追記。

4日ぶりの追記。注いだ時の香りは何かはっきりとわかるすがすがしい香り。鼻を近づけるとやはり初めの印象と同じ濃厚な米の香りで、ともすれば熟成香ともとれる甘く熟した米の風味。

飲むとやはり(未だに)発泡感が残っている。味は落ち着いたというのか、ドシっとした分厚さ。酸味もある。苦みもしっかりしている。

熟した果実(というより、こんなものが存在するかわからないが想像上の印象として、熟した米)

もう、わからないが、古酒をフレッシュにして、酸味を増幅させ、発泡を加えた。そして後味に苦みをプラスした。

ような感じ。

濃厚で他に例を見ない酒で、ある意味うまい。

20190807。

カツオのたたきと合わせると、酒の中心はカツオに奪われるが、周辺の苦み、酸味などは残り、意外とマッチする。ただ、ヨードっぽさが強調されるような感覚。

20190823追記。

フレッシュさや微発泡感が抜けきった今、どういう味か?

ヨード感は若干ある。しかし濃密な日本酒という感じ。口に含んだ時の酸味からくる刺激が高音で、そこから続く酸味も濃厚で、個性的ともとれる。

今回は天然のハマチの刺身を合わせたが、そういった脂の少ない(養殖ハマチでなく天然の)淡白な魚の刺身と合うかもしれない。

ヨード感の強い濃厚な酒と淡白な魚が、マッチするか。


サントリーザ・モルツ「ホップパラダイス」

2019-06-23 23:10:06 | ビール

セブンイレブン限定。プレモルではなく、モルツの派生製品。

缶のデザインからするとまるで発泡酒や第3のビールのようだが、ビールである。

アマリロホップ使用とのこと。

色は、ノーマルと変わりない。香りはモルツより、よりフルーティー。

このホップの特徴だろうか、ピールのような柑橘系の苦みのあるホップの風味。

モルツ系統の吟醸的な高音の風味をベースに感じながら、アマリロホップ由来なのだろうか、苦みのある華やかさが加わり、一味違う。


キリンSPRING VALLEY BREWERY「on the cloud」

2019-06-23 22:41:46 | ビール

スプリングバレーブルワリーが提唱するこれからの時代のためのスタンダード。大麦に加え、小麦を使うことで醸し出される柔らかさと、ネルソンソーヴィンホップと上面発酵による白ワインのようなフルーティーな香りが楽しめます。誰でも気軽に楽しめる、爽やかな味わいと、華やかでみずみずしい香りが明るい気持ちにしてくれます。

「496」とともに、こちらもスタンダードとのこと。こちらは小麦麦芽も入っているので白ビールに近い風味かもしれない。

注ぐと、特にしろいというかんじではなく。普通のラガーに近い色。ただしこれもまた濁っている。

香りは確かに小麦由来の甘い香りが混じっている。

飲む。ややヴァイツェン風の甘いフルーティーさを感じるが、柑橘系の苦みが印象的な風味。そのピールっぽい苦みが中心をとおっている。

そのため、全体的にシャープなビールと感じる。変に濁りで白ビールというような甘ったるさがなく、ぐいぐい飲めそうだ。


キリンSPRING VALLEY BREWERY「Daydream」

2019-06-19 20:35:35 | ビール以外

スプリングバレーブルワリーの醸造家が、型にとらわれず、日本に馴染み深いゆずや山椒などユニークな和素材を使うことに挑んだ、”ジャパニーズホワイト”とも呼ぶべきホワイトビールタイプ。個性的な香りと繊細さが魅力の味わいは、魚介類や和食に合わせても楽しめます。

濁っていて、やや薄い琥珀、あるいは普通のラガービールと同じくらいで濁りがあるか。

香りは、コリアンダーの入った白ビールっぽい。ゆずと山椒ということだが、香りからは見分けがつかない。

飲むと、確かに山椒の風味・刺激感がある。山椒というよりは胡椒のようにも感じられる。そして周辺にゆずの柑橘っぽさが広がる。

後口は山椒のせいか舌が痺れるような余韻が残る。

一気に飲むと山椒風味が強く感じられるので、チビチビ飲んだほうがいいかもしれない。

あと、飲み込んだ後口を閉じてじっくり味わうより、飲み込んだ直後に口を開け、空気を抜いたほうがいい風味、つまり、ゆずの柑橘感が山椒で増幅され、とてもフルーティーに感じる。

料理と合わせるといいのかもしれないが、あいにく魚介類や和食は今回はない。魚や肉など脂の多い食べ物と合うような気がする(これは想像)。


サッポロ黒ラベルエクストラブリュー2019

2019-06-18 20:09:52 | ビール

限定醸造。登場は2回目だろうか?前回同様「旨さ長持ち麦芽」を使用。

しかし缶のどこにもそれは書かれていない。

今回の「旨さ長持ち麦芽」は国産ということだ。

以下引用↓

この商品は「サッポロ生ビール黒ラベル」のおいしさの決め手の一つである、当社独自開発の「旨さ長持ち麦芽(注2)」を100%使用。特に国産の「旨さ長持ち麦芽(注2)」を初めて使用(注3)することにより、日本の夏にぴったりな、爽快なのどごしを実現しました。デザインもベースカラーをシルバーにして「爽快」「夏」「刷新感」を訴求しています。生ビールの「のどごしのうまさ」「爽快な後味」を実現し、さらに「完璧な生」を目指した特別な「黒ラベルエクストラブリュー」を是非お楽しみください。

 (注1)当社は「旨さ長持ち麦芽(注2)」の原料になるLOXレス大麦品種(LOX-1を持たない大麦品種)を独自に開発して、2016年産から一般栽培を開始し、国内の商業生産を初めて実現。

(注2)ビールの風味を劣化させる成分(LOX-1<ロックスワン>:脂質酸化酵素)を持たない大麦から生まれた麦芽。

(注3)国産「旨さ長持ち麦芽(注2)」使用割合50%以上。

確かに前回のデザインよりは、ドライでシャープな味を連想させるデザインだ。

逆にグルタミン感が増して、おいしくないのではないかという見た目の印象で心配。

飲むと、

悪くはない。

ただ黒ラベルとは方向性の違う味で、前回黒ラベルを踏襲しつつ新たな味であったのに対して、こちらは別路線に向かったように思える。

黒ラベルのような炭を連想させる深く静かな黒ではなく、同じトーンではあるが、雑味系のノイズ感が混じった風味だ。それが明るさ、にぎやか感に結び付く。

ふくらみ感のある、ウェハース的な風味があり、いい。

缶の色調は悪酔いしそうではあるが、(するかしないかは別として)しっかり味わえるビールではないだろうか。

プルタブが黒いのが特徴。