酒商山田で購入。
日本酒度+9.3で酸度2.3なのでかなりの高発酵タイプ。
BYが平成30年(2018年)で、製造はR1.6なので、令和1年6月ということか。今は2019年6月24日だ。
王禄は色々ランクがあってややこしい。この超王禄にしてもとれる量の少ない順に、中取り、直汲、原酒限定、生詰、本生と5段階あるという。
恐らく味の違いは見分けられないだろう。
注いでみる。無濾過ではあるが澄明だ。無職に近いが薄い黄緑色。
香りは、特に吟醸香はなく、米の香りが主で、この高日本酒度らしい、濃密感のある米の香り。
口に含むと発泡している。
香りとは異なった味の印象。蜜のような甘味があり、しっかりしている。熟成感やひね感があるかと思ったがそれはない。
酸味と炭酸で後味もすっきりしている。
米の風味があるといえば確かにある。濁り酒のようなオリの風味。
飲むほどに後味は苦みがあるなという印象に変わってくる。
パンチのある酒だ。
裏側のラベル
20190628追記。
4日ぶりの追記。注いだ時の香りは何かはっきりとわかるすがすがしい香り。鼻を近づけるとやはり初めの印象と同じ濃厚な米の香りで、ともすれば熟成香ともとれる甘く熟した米の風味。
飲むとやはり(未だに)発泡感が残っている。味は落ち着いたというのか、ドシっとした分厚さ。酸味もある。苦みもしっかりしている。
熟した果実(というより、こんなものが存在するかわからないが想像上の印象として、熟した米)
もう、わからないが、古酒をフレッシュにして、酸味を増幅させ、発泡を加えた。そして後味に苦みをプラスした。
ような感じ。
濃厚で他に例を見ない酒で、ある意味うまい。
20190807。
カツオのたたきと合わせると、酒の中心はカツオに奪われるが、周辺の苦み、酸味などは残り、意外とマッチする。ただ、ヨードっぽさが強調されるような感覚。
20190823追記。
フレッシュさや微発泡感が抜けきった今、どういう味か?
ヨード感は若干ある。しかし濃密な日本酒という感じ。口に含んだ時の酸味からくる刺激が高音で、そこから続く酸味も濃厚で、個性的ともとれる。
今回は天然のハマチの刺身を合わせたが、そういった脂の少ない(養殖ハマチでなく天然の)淡白な魚の刺身と合うかもしれない。
ヨード感の強い濃厚な酒と淡白な魚が、マッチするか。