医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

診療報酬を不正受給した疑い 被害は1千万円以上か 市川の歯科「チームコバヤシ」元経営者 逮捕は4度目、過去に別の医院で行政処分も

2023-04-14 19:56:39 | 傍聴記

 診療報酬を不正受給したとして、千葉県警は13日、市川市の歯科医院「デンタルクリニックチームコバヤシ」の元経営者で歯科医師、小林孝誌容疑者(66)=同市市川南1=を逮捕した。県警はこれまで同容疑で3回逮捕している。

 逮捕容疑は2017年12月~19年3月、通院患者1人に実際はしていない保険診療をしたと装い、虚偽の診療報酬請求で同市から現金計約35万円をだまし取った疑い。

 県警捜査2課によると、16~19年の間、自身や別の患者2人、同医院の別の歯科医師(53)=詐欺ほう助の罪で起訴=に対する架空の診療報酬計約189万円を詐取したとして、3度逮捕、起訴されている。過去に別の歯科医院を経営していた際にも不正受給で行政処分を受けていた。

 県警は、このほか数十人の通院患者の診療報酬が不正受給されていた可能性があり、被害額は計1千万円以上に上るとみている。容疑を認めており「生活費や経営資金に使った」という趣旨の供述をしているという。厚生労働省の監査で浮上し、県警に告発した。

2023年4月14日 千葉日報


「人生計画崩れた」被害者が告訴状提出 モニター商法で治療費詐取か

2023-04-14 19:51:59 | 医療界
 マウスピースを使った歯列矯正治療が実質無料で受けられるとうたいながら高額の治療費を支払わされたとして、治療を受けた女性らが11日、医療法人社団「デンタルオフィスX」や関連会社の幹部ら5人について詐欺容疑などで警視庁に告訴状を提出した。

 デンタルオフィスXを巡っては、モニターになって治療前後の写真の公開に同意し、イベントの集客に協力するなどすれば「治療費と同額の報酬を支払う」という趣旨の契約を結んで治療費を先払いしたものの、報酬の未払いが続いているとして、治療を受けた153人が今年1月、計約2億円の損害賠償を求めて東京地裁に集団提訴している。

 被害者の代理人を務める加藤博太郎弁護士によると、デンタルオフィスXは東京、福岡、京都の3都府県にクリニック4店舗を展開。2019年5月以降、若い女性を中心に1700人以上から治療費として総額20億円超を集めていたとみられる。報酬の支払いは22年3月から停止していたが、その後も新規モニターを勧誘していた。クリニックは一部閉鎖しており、治療途中の人も多い。歯が抜けたり、かみ合わせが悪化したりするなどの健康被害も確認されているという。

 告訴状などによると、デンタルオフィスXは21年5月~22年2月、資金不足で報酬の支払い能力がないにもかかわらず、「治療モニターになれば報酬を支払う」などとうたい都内の女性3人を勧誘し、東京・銀座のクリニックと治療契約を結ばせ、それぞれから治療費として187万円を詐取したとしている。

 女性らは11日、都内で記者会見し、「かみ合わせもあわないまま放置されている。被害者に謝罪してほしい」と訴えた。

 クリニックの運営会社「グランシールド」(東京都中央区)の代理人弁護士は「捜査に関することなのでコメントは差し控える」としている。

 ◇コロナ禍便乗し勧誘か 症状は悪化

 「治療費は実質無料。マスクを着けているコロナ禍なら、目立たずに治療できますよ」

 デンタルオフィスXの幹部らについて告訴状を出した東京都の会社員女性(30)は2021年5月、インスタグラムで歯科衛生士を名乗る人物から突然、マウスピース矯正のモニターの誘いを受けた。治療前後の写真を宣伝や研究に使用する代わりに、クリニックから治療費と同額の報酬が支払われる仕組みだった。

 学生時代から八重歯や、歯の隙間(すきま)がコンプレックスだったという女性。「有名人も担当している医師が治療計画を作ってくれる」などという言葉に安心し、同年7月にモニター契約を結び、187万円のローンを組んだ。

 東京・銀座のクリニックで歯型などが取られ、後日、自宅に届いた大量のマウスピースを指示された順番で付け替えていった。経過確認で2カ月に1度クリニックを訪れ、歯科衛生士が口内を確認した。契約通り、毎月のローン返済額と同額が報酬として振り込まれていた。

 しかし、22年3月、報酬の支払いが突然停止した。クリニックを問いただすと関連会社を通じて「ウクライナ問題などで海外口座からの送金取引が停止している」「契約書が偽造されていて報酬を支払えない」などと説明されただけだった。

 通っていたクリニックは閉鎖され、手元には130万円のローンが残った。マウスピースを言われるがままに装着していたが、あごがずれて奥歯でかむことができない。出っ歯になった気もした。慌てて別の歯科医院に駆け込むと「(矯正により)悪化している」と指摘された。

 「今年は結婚式を予定していたけど、こんな歯並びで写真を撮りたくない。治療し直すにも、お金も時間も奪われてしまった。人生の計画が崩れました」【高井瞳】

2023年4月11日 毎日新聞

検察事務官の男(55)を逮捕 飲食店で女性従業員4人のスカートの中を盗撮か 岐阜地検は「誠に遺憾」とコメント

2023-04-08 20:22:20 | 法曹界
 岐阜市内の飲食店で、女性従業員4人のスカートの中を盗撮したとして、検察事務官の男が逮捕されました。

 岐阜県迷惑行為防止条例違反の疑いで逮捕されたのは、岐阜市に住む検察事務官・丹羽伸幸容疑者(55)です。

 警察によりますと、丹羽容疑者は7日午後9時45分ごろから1時間の間に、岐阜市内の飲食店で、女性従業員4人(いずれも岐阜県内在住で21歳、24歳、41歳、45歳)のスカートの中などを、スマートフォンで盗撮した疑いが持たれています。

 女性従業員の1人から7日午後11時ごろ、「盗撮被害に遭った」と110番通報があり、発覚しました。

 警察の調べに対し、丹羽容疑者は容疑を認めているということです。

 丹羽容疑者は当時、酒に酔っていて、スマートフォンの動画モードで女性従業員のスカートの中を盗撮していたとみられ、警察が動画データの解析を進めるとともに、動機などを詳しく調べています。

 今回の逮捕を受け、岐阜地検は「当庁職員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、今後の捜査の状況等を踏まえ、適切に対処してまいります」とコメントしています。

2023年4月8日 中京テレビNEWS

米最高裁判事に豪華接待スキャンダル浮上 共和党支持者の資産家から

2023-04-08 20:20:08 | 法曹界
 米連邦最高裁の保守派クラレンス・トーマス判事が、共和党支持者の資産家から豪華な旅行などの接待を受けた疑惑が浮上している。トーマス氏は7日に声明を出し「親しい友人からのもてなしで、開示の必要がないと助言された」と釈明。最高裁判事は米国の倫理や価値観に大きな影響を及ぼす憲法判断を下す立場のため、民主党などから批判の声があがっている。

 疑惑は、非営利の米調査報道機関「プロパブリカ」が6日に報じた。プロパブリカによると、この共和党支持者の資産家は不動産王のハーラン・クロウ氏。数十年にわたって共和党に大口の政治献金をしており、公開されているものだけで1000万ドル(約13億円)を超えるという。司法を右傾化させる運動にも熱心に関わっているとされる。

 トーマス氏夫妻は2019年6月、クロウ氏と一緒にインドネシアを旅行した。クロウ氏の大型プライベートジェット機で向かい、接客係やシェフも帯同する全長約50メートルの豪華ヨットで9日間の島巡りを楽しんだという。費用は50万ドル(約6600万円)を超えるとみられている。

 こうした接待は20年以上にわたって繰り返されていたといい、トーマス氏はクロウ氏のジェット機やヨットで米国内外を頻繁に旅行していた。毎年夏には、東部ニューヨーク州北部にあるクロウ氏のリゾート施設で休暇を過ごすのが恒例になっているという。

 クロウ氏は声明で、トーマス氏夫妻とは1996年からの友人だと強調し、「他の多くの友人をもてなしてきたのと何も変わらない」と反論。「いかなる法的、政治的問題についてもトーマス氏に影響を与えようとしたことはない」とし、トーマス氏が接待を求めたこともないと主張した。

 裁判官は、原則として415ドル(約5万5000円)以上の贈答品は毎年の資産報告書で開示しなければならない。プロパブリカによると、トーマス氏が受けた接待は開示されておらず、情報公開の規定に抵触する可能性があるという。プロパブリカは多数の関係者の証言を基に報じた。

 トーマス氏は91年に共和党のブッシュ(父)元大統領に指名され、最高裁判事に就任した。声明で「就任当初に同僚らに意見を求めたが、裁判に関係のない親しい友人からの個人的なもてなしは報告対象ではないと言われた」と釈明している。

 最高裁判事(定員9人)は事実上の終身制。判決は小差で決まることが多いため、各判事の影響力は大きい。現在はトーマス氏を含む保守派6人、リベラル派3人の構成になっている。

 民主党議員からは批判の声が相次いでいる。上院司法委員会のディック・ダービン委員長は6日の声明で「最高裁が最低の倫理基準を持つべきではない。トーマス氏の行動はあらゆる公務員に期待される倫理基準に反している。委員会は行動を起こす」と非難した。急進左派の民主党議員からは辞任や弾劾を求める声もあがっている。【ワシントン鈴木一生】

2023年4月8日 毎日新聞

「生放送前のナマだよ~!!」「アワビにバナナ」黒岩祐治・神奈川県知事(68)“11年不倫”〈証拠メール入手〉

2023-04-06 19:51:34 | マスコミ
 神奈川県知事選(4月9日投開票)で4選を目指し、立候補している黒岩祐治知事(68)が、11年間にわたって年下の女性と不倫関係にあったことが、「 週刊文春 」の取材でわかった。

 黒岩氏は灘中・高を経て、早稲田大を卒業し、1980年にフジテレビに入社した。『報道2001』のキャスターを15年ほど務めた後、2011年の神奈川県知事選で初当選。3期12年の実績を引っ提げて戦う今回の選挙は自民、公明、国民民主各党の県連から推薦を受け、他候補をリードしている。“選挙公約”で筆頭に挙げるのは、〈パパママ目線を踏まえた保育環境の充実〉などを掲げた子ども政策。さらに女性政策にも力を注いでおり、〈生活困難女性支援の強化〉などを訴えている。

「私生活では妻と2人の息子がいます。元々出馬に反対だった妻には『頭が上がらない』と公言。地元紙の取材に『休日は妻とミュージカルや映画を楽しみ、エネルギーを充電する』と明かすなど、家族を大事にする姿勢もアピールしてきました」(県政担当記者)

 そんな黒岩氏の不倫関係にあったのは、都内在住のA子さん。「週刊文春」は不倫を裏付けるメールを入手した。

 例えば、2002年10月5日、黒岩氏はA子さんにこんなメールを送っている。

〈A子の料理ってどんなかな?アワビにバナナをさしたやつとか、桃にキュウリをさしたやつとか・・・(とにかくなんでもさす!)そんなチョー下品なメニューしか想像できないよ~ん。まともな料理ができるんなら、一度、お試しコースを企画しなくちゃネ〉

ビデオの購入を忘れると〈前から発注しとけ!言うてるやないか〉
 黒岩氏は「報道2001」でも医療問題に注力していたが、2002年10月12日のメールでは、放射線技師の学会で講演してきたことに触れ、次のようなメールを送っていた。

〈レントゲンを撮る技師さんたちなんだけど、医療の世界じゃ日陰者扱い。だからこそ、「すごいエネルギーがたまってる」って「感じ」たよ。A子は日陰者じゃないけど、いつも「すごいエネルギーたまってる」し、「感じ」やすいよな~。エックス線でもあてたろか? なに~、セックス線だって!ばっかぁ~っ!また言っちゃった!なにまたイっちゃった!?〉

 2003年10月20日には、番組に絡めたような内容のメールも送っている。

〈本番前のホンバン?バッカァ~!!生放送前のナマだよ~!!ニュルニュル~~~。ビチョォッ~~~~。ドキュ~~~~~~~ン!!〉

 2009年頃になると、黒岩氏はA子さんに“新たなプレイ”を要求するようになる。A子さんに、アダルトビデオの購入を求めていたのだ。例えば、2009年7月15日、黒岩氏はこんなメールを送っている。

〈10時頃にはなるけど、メシとビールをよろしく! それと新作もネ〉

 A子さんが「母親の具合が悪く、看病していて買い忘れた」旨の返信をすると、黒岩氏はこう返すのだった。

〈前から発注しとけ!言うてるやないか ママが具合悪いときに、エッチビデオは買えへんてか?エッチビデオは無理でもエッチはできるっちゅうんかい〉

 2011年黒岩氏の態度は豹変し破局
 A子さんは「週刊文春」の取材に不倫を認め、次のように説明した。

「黒岩さんのメールはギャグを交えた卑猥な“下ネタ”が多かった。その時は私自身も楽しんでいたのですが……」

 だが、2011年、黒岩氏の態度は豹変し、2人の関係は完全に終焉を迎えた。

 黒岩氏に事実関係の確認を求めたところ、主に以下のように回答した。

「A子さん(回答は実名)と男女関係にあったことは事実です。12年前に急に知事選挙に出馬することとなり、公職に就く以上、身を正さなければならないと考え、A子さんに説明し、男女関係を断ちました。私の行いによりA子さんも家内も傷つけることとなり、改めてお詫びしますとともに、深く反省しております」

 県知事選では「やさしい社会を作りたい」と訴え、子ども政策や女性政策にも力を注ぐ黒岩氏。その言葉を実行に移すことができるのか、今後、政治や行政の場で問われてくることになる。

 破局に至るまでに何があったのか――。

 4月5日(水)12時配信の「 週刊文春 電子版 」および4月6日(木)発売の「週刊文春」では、黒岩さんとA子さんが関係を結ぶに至った経緯、約500通に及ぶ2人が交わしたメールの詳細、黒岩氏がA子さんに要求した“AVプレイ”の中身、黒岩氏のA子さんに対する態度が豹変した理由、黒岩氏を直撃した際のやり取りなどについて報じている。

週刊文春  2023年4月13日号