医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

「対策が不十分だった」薬剤耐性菌感染で3人死亡の病院長が陳謝 北九州

2017-08-11 22:30:54 | 医療界
 北九州市の東筑病院で多くの抗生物質が効かないカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)に感染した入院患者3人が死亡した問題で、早川知宏院長が11日に記者会見し「多大な迷惑をお掛けした」と陳謝した。再発防止に向け、医師や看護師による巡回の頻度を高めるなどの対策を新たに取ったことも明らかにした。

 早川院長は、これまでも看護師らに手洗いを徹底し、菌が検出された患者を個室に移すといった対策を講じていたと説明。「結果的に対策が不十分だった」とした。

 東筑病院では、入院していた80~90代の男女4人がCREに感染し、うち80代の男性2人と90代の女性1人が肺炎で7月に死亡した。早川院長は男性2人について、症状からCREの死亡への影響を「否定できない」との見解を示した。女性はCREに効かないとされる抗生物質が効いたことから、肺炎の原因となった細菌はCRE以外の可能性が高いとした。

2017.8.11 12:37更新 産経WEST

警察の強圧的事情聴取、生徒の父が音声公開「レコーダーがなければ泣き寝入りだった」

2017-08-10 19:47:37 | 法曹界
 万引き事件への関与を否認していた当時中学3年の男子生徒2人に、警視庁高井戸署の警察官が自白を強要し、東京弁護士会が警告書を発した問題で、男子生徒2人の父親らが8月10日、東京地裁の司法記者クラブで記者会見を開いた。

会見では、警察官が事情聴取で「高校なんか行かせねぇぞ、おめぇ。やってやんぞ。とことんやってやんぞ、おめぇ」などと声を荒げる音声を公開した

●2時間にわたる強圧的な事情聴取

2人は万引き事件を起こした別のクラスメイトが、今回の男子生徒2人にそそのかされて起こした旨を供述していたことから、2015年12月に高井戸署への出頭を求められた。そこで「お前高校行かせねえよお前。どうすんだよ、認めねえのか」などと2時間に渡って強圧的な事情聴取を受けた。

2人が2016年4月12日に東京地検に特別公務員暴行陵虐罪で刑事告発したところ、事実を調査した警視庁から「違法な取り調べがあったことは明らかで、嫌疑もなかった。このようなことがなされたことは遺憾である」などと謝罪されたという。謝罪を受け、その後刑事告発は取り下げた。

●弁護士「もっとも危険な取り調べだ」

代理人の大谷恭子弁護士は会見で「今回の事案は、2人になんら嫌疑がない。第三者の供述によって、全く犯罪事実がない人間を引き込むというのは、刑事司法の上でもっとも警戒しなければいけない危険な取り調べだ。自白さえ取れればおしまいだと言ったことは許しがたい事態だ」と厳しく批判した。

ICレコーダーで録音していた男子生徒(当時15歳)の父親によると、警察官が自宅に来た際に対応した母親が、警察官の強圧的な態度に不安を感じたため、念のため事情聴取の際にICレコーダーを持たせることにしたという。「事情聴取が終わった後、息子がボイレコを指差して、『ここに入ってる、俺やっていない』と言葉にならない声で話したことを鮮明に覚えている。もしボイスレコーダーがなければ泣き寝入りせざるを得なかったと思うと、いたたまれない」と再発防止を求めた。

もう一人の生徒(当時14歳)の父親も、「罪を犯したことを前提に捜査が行われたことが、市民として非常に怖い。もう2度とこう言ったことが起きないようにしてほしい」と訴えた。

2017年8月10日17:02配信 弁護士ドットコムニュース編集部

弁護士が密室で事務員女性にわいせつ行為、来客ない時に 「情けなくて誰にも相談できず」1人自宅で泣き崩れたことも…大阪府警、捜索

2017-08-09 21:04:21 | 法曹界
 大阪弁護士会所属の40代の男性弁護士が昨年、自身が経営する法律事務所に勤務していた事務員の30代女性に対し、わいせつ行為を繰り返していた疑いのあることが8日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警天満署は同日、強制わいせつ容疑で大阪市内の弁護士の事務所など関係先を家宅捜索した。今後、押収品などを精査し、立件に向けて捜査を進める。

 捜査関係者などによると、弁護士は昨年7~9月ごろ、大阪市北区の事務所内で、事務員として勤務中だった女性の体を触ったりするなど、わいせつ行為を繰り返していた疑いが持たれている。

 関係者によると、女性は同事務所に昨年3月から勤務。常勤の事務員は女性だけで所属弁護士はほかにおらず、わいせつ行為は主に日中、来客のいないタイミングで行われていた。

 女性は抵抗して、その場から逃げたり口頭でやめるよう弁護士に伝えたりしたが、被害は続いたという。

 女性は昨年12月下旬、知人に初めて被害を相談し、今年1月下旬に事務所を退職した。直後に大阪弁護士会に弁護士からわいせつ被害を受けたと訴え、弁護士会が調査を開始。女性は同3月、強制わいせつの罪で府警に刑事告訴した。

 産経新聞の取材に対し、弁護士は「(わいせつ行為は)真実ではないということは警察の方に伝えた。女性とは交際関係にあった」と話している。

刑事告訴の女性事務員「我慢の限界、泣き寝入りはしない」

 勤務先の弁護士からわいせつ被害を受けたとされる30代女性が、産経新聞の取材に応じ「情けなくて恥ずかしくて誰にも相談できなかった」と振り返った。

 女性によると、法律事務所に就職して約3カ月後の昨年6月ごろ、見知らぬ男にストーカーされていると弁護士に相談すると、「周囲に恋人がいると思わせた方がいい」と告げられ、帰宅途中の駅まで手を握られたという。

 翌7月ごろ、密室状態の事務所で突然、下着を脱いだ弁護士に抱きつかれ、肉体関係を迫られた。抵抗して逃げたが、その夜は自宅で一人泣き崩れたという。同様の行為は繰り返され「弁護士に何をされるか分からず怖かった。職を失う不安もあった」と語った。

 同年秋、被害はいったん収まったが、年末に再び抱きつかれて我慢が限界に達したといい、知人や家族に初めて相談。今年1月に退職し、3月に刑事告訴に踏み切った。女性は「弁護士の行為は卑劣さに満ちている。絶対に泣き寝入りしない」と現在の心境を語った。

2017.8.9 08:55更新 産経WEST

慶応大の男子学生6人、女子学生への集団準強姦の疑いで書類送検

2017-08-09 20:57:05 | 慶応大学
 神奈川県葉山町にある合宿施設で昨年9月、当時慶応大1年で18歳の女子学生が同大広告学研究会(広研、解散)に所属していた男子学生6人に乱暴されたと訴え出て神奈川県警が捜査していた事件で、県警が集団準強姦容疑で、この6人を書類送検したことが9日、捜査関係者への取材で分かった。送検は8日付。 捜査関係者によると、一部は女子学生と示談が成立しているほか、男子学生らへの事情聴取などでは女子学生を抵抗できないほど泥酔させたかを立証するのは困難であることから、地検はこうした事情を考慮して慎重に処分を検討する。

 書類送検容疑は、平成28年9月2日夜、葉山町の合宿施設で女子学生を集団で乱暴したとしている。 

 捜査関係者によると、女子学生が同年10月に被害届を提出し事件が発覚。男子学生らは当初、「合意のうえだった」などと関与を否定していたが、今年に入って数人が被害者側に謝罪していたという。

 広研をめぐっては、未成年の飲酒行為があったなどとして大学側が同年10月に団体の解散を指示。その後、男子学生らの一部に無期停学などの処分を下していた。

2017.8.9 09:08更新 産経ニュース

酷い事件です、被害者は未成年で18歳だったので被害感情は厳しく社会的影響も重大です。慶応の学生は調子に乗りすぎていて、こういう事件ばかりでいけません。まったくもって不快、注意しなければいけません。付き合う上で、ほんとうに油断も隙もありませんよ。

岡山の弁護士を懲戒処分 依頼人とトラブル 弁護士会調停も出頭せず

2017-08-08 20:21:39 | 法曹界
 岡山弁護士会は8日、依頼人に不誠実な対応をしたり、弁護士会の会費を滞納したりしたとして、同会所属の桜井幸一弁護士(69)を退会命令の懲戒処分としたと明らかにした。処分は3日付。

 弁護士会によると、桜井氏は平成26年7月~27年11月、桜井氏と依頼人の間に起きた5件のトラブルを弁護士会が調停する際、正当な理由なく期日に出頭しないなどの行為を繰り返した。また、27年11月~28年6月の弁護士会費など計約30万円を滞納した。

 退会命令は除名に次いで重い処分で、弁護士として活動できなくなる。桜井氏は昨年12月にも依頼金を受け取りながら事件処理を放置したとして業務停止1カ月の処分を受けていた。

2017.8.8 15:58更新 産経WEST