北九州市の東筑病院で多くの抗生物質が効かないカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)に感染した入院患者3人が死亡した問題で、早川知宏院長が11日に記者会見し「多大な迷惑をお掛けした」と陳謝した。再発防止に向け、医師や看護師による巡回の頻度を高めるなどの対策を新たに取ったことも明らかにした。
早川院長は、これまでも看護師らに手洗いを徹底し、菌が検出された患者を個室に移すといった対策を講じていたと説明。「結果的に対策が不十分だった」とした。
東筑病院では、入院していた80~90代の男女4人がCREに感染し、うち80代の男性2人と90代の女性1人が肺炎で7月に死亡した。早川院長は男性2人について、症状からCREの死亡への影響を「否定できない」との見解を示した。女性はCREに効かないとされる抗生物質が効いたことから、肺炎の原因となった細菌はCRE以外の可能性が高いとした。
2017.8.11 12:37更新 産経WEST
早川院長は、これまでも看護師らに手洗いを徹底し、菌が検出された患者を個室に移すといった対策を講じていたと説明。「結果的に対策が不十分だった」とした。
東筑病院では、入院していた80~90代の男女4人がCREに感染し、うち80代の男性2人と90代の女性1人が肺炎で7月に死亡した。早川院長は男性2人について、症状からCREの死亡への影響を「否定できない」との見解を示した。女性はCREに効かないとされる抗生物質が効いたことから、肺炎の原因となった細菌はCRE以外の可能性が高いとした。
2017.8.11 12:37更新 産経WEST