支払手数料を水増し計上するなどの手口で所得を隠し、法人税など約2900万円を脱税したとして、東京国税局査察部が医療機器販売会社「メディカル・ブレイン」(横浜市都筑区)と同社の矢野純二社長(62)を法人税法違反容疑で横浜地検に告発したことが22日、関係者への取材で分かった。
関係者によると、矢野社長は米医療品大手の日本法人で十数年間営業職として勤務した経験があり、当時の部下や取引先が経営する会社に水増しした請求書の作成を依頼。2021年5月期までの3年間にメディカル・ブレインの所得約1億800万円を隠した疑いが持たれている。
脱税で得た資金は自宅マンションのローン返済に充てたほか、知人女性が利用する長野県軽井沢町の別荘購入費用にも使うなどしたという。
メディカル・ブレインは人工関節を医療機関に販売するなどしている。同社の売上高は21年5月期で約21億円。取材に対し、矢野社長は「国税当局の判断と指導に従い修正申告を済ませ、納税を完了している。深く反省し、同様の事態が起こらないよう真摯(しんし)に対応する」とコメントした。
2023年5月22日 時事通信社
関係者によると、矢野社長は米医療品大手の日本法人で十数年間営業職として勤務した経験があり、当時の部下や取引先が経営する会社に水増しした請求書の作成を依頼。2021年5月期までの3年間にメディカル・ブレインの所得約1億800万円を隠した疑いが持たれている。
脱税で得た資金は自宅マンションのローン返済に充てたほか、知人女性が利用する長野県軽井沢町の別荘購入費用にも使うなどしたという。
メディカル・ブレインは人工関節を医療機関に販売するなどしている。同社の売上高は21年5月期で約21億円。取材に対し、矢野社長は「国税当局の判断と指導に従い修正申告を済ませ、納税を完了している。深く反省し、同様の事態が起こらないよう真摯(しんし)に対応する」とコメントした。
2023年5月22日 時事通信社