名古屋高検は26日、検察内部で得た情報を親類の男性に漏らしたとして、富山地検に勤める50代の男性検察事務官を減給100分の10(6カ月)の懲戒処分とした。事務官は同日付で依願退職した。また監督責任を問い、落合義和検事正と井上一朗次席検事を厳重注意とした。
富山地検によると、元事務官は10月上旬、親類の男性から「自分の父親が犯罪の被害に遭っている可能性がある」との相談を受け、トラブルの関係者が勤めている可能性がある会社の情報を収集。罰金納付状況や会社の所在地、勤務する人物の氏名などを記録した書面を作成し、10月16日に親類の男性に手渡した。元事務官は上司に報告せず、親類にも「他言するな」と念押ししていた。
親類はその後、警察に被害相談に行き、元事務官が作成した書面を提出したという。
2013.12.26 19:45 産経ニュース
富山地検によると、元事務官は10月上旬、親類の男性から「自分の父親が犯罪の被害に遭っている可能性がある」との相談を受け、トラブルの関係者が勤めている可能性がある会社の情報を収集。罰金納付状況や会社の所在地、勤務する人物の氏名などを記録した書面を作成し、10月16日に親類の男性に手渡した。元事務官は上司に報告せず、親類にも「他言するな」と念押ししていた。
親類はその後、警察に被害相談に行き、元事務官が作成した書面を提出したという。
2013.12.26 19:45 産経ニュース