新潟市民病院は手術の際に、70代の男性患者の脊髄を損傷させ下半身麻痺の後遺症が残った医療事故をめぐって、男性との間で和解金1千9百万円を支払うことで合意したと発表しました。
新潟市民病院によりますと、医療事故があったのはおととし6月。胸と腰の脊髄管狭窄症の疑いがある新潟市の70代の男性患者の脊髄造影検査を実施する際、脊髄の中心部の「髄腔」に造影剤を注入しようとした針が誤って脊髄に入り、造影剤を注入し脊髄を損傷させました。その結果、男性は下半身まひの後遺症が残りました。
病院側は、患者の負担を考え検査を当日中に終えるため、通常は行わない位置から針を刺したこと、また、針を刺した「髄腔」から出るはずの髄液が確認できなかったにも関わらず、針先が「髄腔」にあると判断したことが原因と説明していて、脊髄の損傷と、後遺症に因果関係が認められるとしました。
そのため男性患者との間で和解協議を進め、その結果1千900万円の和解金で合意したということです。
再発防止策として、脊髄造影検査は手順の確認を確認し、無理に検査を進めないことも考慮するとしています。
2023年5月15日 ux新潟テレビ21
新潟市民病院によりますと、医療事故があったのはおととし6月。胸と腰の脊髄管狭窄症の疑いがある新潟市の70代の男性患者の脊髄造影検査を実施する際、脊髄の中心部の「髄腔」に造影剤を注入しようとした針が誤って脊髄に入り、造影剤を注入し脊髄を損傷させました。その結果、男性は下半身まひの後遺症が残りました。
病院側は、患者の負担を考え検査を当日中に終えるため、通常は行わない位置から針を刺したこと、また、針を刺した「髄腔」から出るはずの髄液が確認できなかったにも関わらず、針先が「髄腔」にあると判断したことが原因と説明していて、脊髄の損傷と、後遺症に因果関係が認められるとしました。
そのため男性患者との間で和解協議を進め、その結果1千900万円の和解金で合意したということです。
再発防止策として、脊髄造影検査は手順の確認を確認し、無理に検査を進めないことも考慮するとしています。
2023年5月15日 ux新潟テレビ21