医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

無痛分娩の医師を告訴へ、障害残った母子の夫

2017-08-18 22:51:30 | 医療界
 麻酔で痛みを和らげる「無痛分娩」で出産しようとした際、医師のミスで母子が意思疎通のできない重い障害を負ったとして、夫らが業務上過失致傷の疑いで、京都府京田辺市の医院「ふるき産婦人科」院長の医師に対する告訴状を、近く京都府警に提出することが18日、分かった。

 告訴状などによると、ロシア人のエブセエバ・エレナさん(40)は平成24年、無痛分娩のため、同医院で背中から細い管を入れる「硬膜外麻酔」を受けて容体が急変。生まれた長女のみゆきちゃん(4)とともに寝たきりになった。高濃度の麻酔を過剰に注入するなど、医師が注意義務を怠る過失があったと主張している。

 家族は同医院に対し、約9億4千万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こしており、夫は「(医師には)自分がしたことの責任を取ってほしい」と話している。

 同医院は「取材は受けられない」としている。

2017.8.18 17:18更新 産経WEST
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