医療裁判傍聴記

傍聴した観想など

黒人死亡で米司法長官「市警の権力乱用を調査」

2015-05-10 21:07:56 | 法曹界
 リンチ米司法長官は8日、メリーランド州ボルティモアで警察に拘束された黒人男性が死亡した事件を受け、ボルティモア市警の権力乱用に関する調査を始めると発表した。

 捜査対象者への暴力や人種差別的な対応など、違法捜査や人権侵害行為が日常的、構造的に行われていないか、調査チームを派遣し、実態を調べる。

 リンチ長官は記者会見で、事件によって「住民の(警察への)信頼がさらに低下したのは多くの人の目に明らかだ」と述べた。違法な慣行が見つかった場合は、改革を強制する合意を市警と結ぶ方針を示した。

2015年05月10日 09時58分 読売新聞

先進医療受け入れ停止要請 厚労省 県がんセンターなど3病院に

2015-05-10 21:01:46 | 医療界
 厚生労働省は9日までに、患者の死亡など医療安全上の問題が相次いでいる千葉県がんセンター、群馬大病院、東京女子医大病院に対し、院内で実施している先進医療の新たな患者の受け入れを停止するよう求めることを決めた。先進医療の実施状況や自主点検の結果も求める。

 先進医療は、ある程度の治療実績が積み重ねられ、厚労省が治療法として承諾した最先端の医療技術。費用は全額自己負担となるが、一定の施設基準を満たせば保険診療と併用できる。

 県がんセンターが実施している先進医療は早期乳がんのラジオ波焼灼(しょうしゃく)療法など、群馬大病院は重粒子線医療など、東京女子医大病院はがんのワクチン療法などがある(4月1日現在)。

 同センターと群馬大病院では、腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた患者の死亡が相次いで発覚。東京女子医大病院では鎮静剤の投与後に子どもが死亡する事故があった。

 厚労省は、同センターに対し、保険診療の対象ではない手術を保険適用手術として不正請求したなどとして戒告の行政措置を通知。手術に携わった医師2人を戒告、7人を注意としている。

 本県での県立病院への行政措置は初めて。同センターは過去5年分の診療報酬を精査し、金額を確定した上で健康保険組合などの保険者に返還する方針。

 同省はまた、群馬大病院と東京女子医大病院に対し医療安全管理体制に不備があるとして、高度医療を提供する特定機能病院の承認取り消しを決めている。

2015年05月10日 千葉日報