がんばれ！ニッポン３２

　生配信観戦レポです。
　ホーバスＨＣ率いるAKATSUKI FIVE（男子）のＷ杯アジア予選WINDOW2の豪州戦が先の週末に開催されています。初陣となったWINDOW1の中国戦は100点ゲームで完敗し、武器の３Ｐもほとんど機能せずにほろ苦いデビューとなりましたが、今回少しは進歩したのか。

　Ｗ杯についてですが、日本は開催国枠ですでに取得しているので、どこまで実戦で強化できるのかわかりませんが、頑張ってもらいたいと思います。この日の会場は沖縄アリーナ。豪州は若い布陣だそうですね。豪州は19歳の選手が４人いるとか。前回観戦した試合は３Ｐも決まらず、辛い結果になりましたが、昨日の台湾戦は富樫選手の３Ｐなどで新体制初勝利を飾り、ホーバスＨＣの「ウチの旅が始まった」というコメントがあったようです。スターティング５は富樫、エバンス、佐藤、西田、谷口の５選手。今日もロング２よりは３Ｐを狙うようです。向こうの選手にＢ２高松などＢリーガーが３選手いるようです。豪州の平均身長は2mに対し、日本は196cmで高さですね。

　第１クオーター。豪州は一昨日の台湾戦で100点ゲームで勝っているとか。世界ランクは日本が37位に対して、豪州は３位で東京五輪でも銅メダル取っていて、実は強い相手。でも今日は若手主体か。日本も若手多いのかな。豪州はフランスに次いで３Ｐの成功率が低いいとか。前に観た時と違って３Ｐの成功率が高まったようです。しかし、だいぶ顔触れが変わった気がする。比江島選手とか金丸選手はどこに行ったのか。島根さん（現在西地区２位）の選手が出ているのですね、同じ中国地方としてうれしいですね。
　昨日の台湾戦よりボールがよく回っていると解説。シュートして入らない場合は「エアボール」っていうですね。リードされていますが、日本はＤＦ頑張っているが、得点が止まっている状態。14-22
　　　
　第２クオーター。昨日の３Ｐ成功率は前半が20％台でしたが、後半は40％台でホーバスＨＣの理想値だそうです。まだホーバスＨＣの「何やってるんですかー」という声は漏れてきません。31-31の同点から34-33で逆転しました。このクオーターは日本の得点がよく決まります。高さのある豪州に機動力で日本がＤＦを見せています。やはり、今日はよく３Ｐを打ちますね。何となくファウルの多い試合でもあります。ベンチが映りましたが、やはり作戦ボードは無く、会話だけです。ホーバススタイルですね。今日の特徴としては、やたら横パスせずに、縦にドリブルで切り込もうという姿勢が見えます。善戦です。40-42

　第３クオーター。今のところの日本の３Ｐは6/18だそうです。ホーバスＨＣは今の確率は30％だが、これが40％になったら確実に勝てる、ディフェンスとリバウンドをとコーチングしていたようです。豪州は少し圧を上げてきたのかもしれません。富樫選手今日５本目の３Ｐが決まる。主将として積極的に３Ｐを放ち、個の力で打開を図っています。富樫選手は何と20年近く代表を支えているとか、まさにバスケ界のカズですね。
　ちょっと点差が開いてきました。やはりギアを上げてきたのか。特に３Ｐをよく決められていく。リバウンドが取れませんね。島根さんの安藤選手はカナダとか言っている元海外組ですね。ニック・ケイ選手も島根さんなのかな。島根さんの選手は応援したい。49-64
　　　
　第４クオーター。点差をどんどん広げられていきます。空気を換えたいのか、日本はだいぶ選手を替えてきました。20点差、このままでは終われない。日本のトランディションが速くなってきました。そういえば何かＢリーグの試合と違うなと思ったら、ＢＧＭがほとんど流れていない事に気付きました。Ｂリーグの試合なら攻撃と守備のそれぞれの時間で音楽が切り替わるのですが、代表戦はＭＣのコールもＢＧＭもほとんど無しですね。
　「ブーマーズ」というニックネームである豪州は若手に経験を積ませるようですが、今出てきたのが19歳の選手とか。まさにヤングブーマーズ。ホーバスＨＣから「外してもいいから３Ｐを打ち続けろ」とコーチングがあったようです。64-80

　28日の山陽新聞朝刊の戦評です。
「攻撃で重視する３点シュートも36本中10本しか決まらず、成功率は27.8％。富樫は外から５本を決めるなど両チーム最多の19得点と気を吐いたが、チームで攻撃の形がつくれなかった。」
引用：山陽新聞

　そして１日前の台湾戦についても触れておきます。ＤＡＺＮ見逃し配信で観ても良かったのですが、時間が取れなかったので、断片的になりますがリスペクトしたいと思います。結果は76-71の競り勝ち。第４クオーターで富樫選手が立て続けに３Ｐを決めて逆転し、３Ｐ成功率も前半の21.1％から後半は46.7％まで上がったとか。
　調べてみると、ホーバスＨＣは「ファイブアウト」というスタイルだそうです。２Ｐはリングをアタックすることと、ペイントの外からのいわゆる「ロング２」を打つくらいなら得点効率の良い３Ｐを打つことで、より得点効率を高める「アナリティクス・バスケットボール」の重視だそうです。もう訳が分かりません（苦笑）。あと、女子では使っていなかった作戦ボードをタイムアウト時に使っていたとか。やはり男子と女子では違うのかな。
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