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Jリーグの話題116

2016-09-08 00:01:08 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクト(事例紹介)コラムです。
 もう10年(毎日更新)ブログを書いていますが、今日ほどうれしい日はありません(正確には昨秋にもそれに近い日がありましたが)。思わずガッツポーズを取りました。当ブログで長い間訴え続けてきた天下の悪法「2ステージ制」の廃止が実現するという報道が流れたのです。結局は「失われた2年」であり、やはり「2ステージ制騒動」に終わりました。おかしな価値観では100年続かないとかよく書きますが、本件は2年で終わりました。各社の報道を順番に抜粋して紹介していきます。
   
【Jリーグ、来季から1S制に…わずか2季で逆戻り 10年2,100億円の放映権締結で:スポーツ報知】
 Jリーグが来季からJ1を1ステージ制に戻す方針。昨季から2S制に変更し、CSの実施でリーグの活性化や増収を狙ったが、来季から英国のパフォーム・グループと10年間で約2,100億円の放映権契約を締結。優勝賞金が15億円以上になる事など大幅な収入増が見込めることから、現行方式の分かりづらさを考慮して1S制へ回帰。
 リーグ関係者によると来季から現行の2S制をやめ、1S制に回帰する方向で最終調整に入っていることが判明。各クラブにも伝えられた模様で、早ければ今月末にも正式決定。

 年間2度の優勝争いやCSを創設したことで地上波放送が増加するなどメディアの露出がアップし、収入を増加するのが狙い。風向きが変わったのは今年7月。来季以降の放映権についてパフォームとの大型契約が成立し、大幅な増収の見込み。現在の方式ではすべて頂点に立っても賞金は最大で2億8,000万円だが、来季は5倍以上となる15億円を超す優勝賞金が検討。さらに各クラブの配分金も増加。
 現在の2S制についてはサポーターや関係者から方式の複雑さなどが指摘されていたことに加え、選手サイドからも反対の声が多く上がっていたことを考慮。収入アップを狙った現行方式のメリットが薄れたことから、わずか2年で1S制への回帰を選択。
 一方で課題も存在。スポンサーやCSを放送するテレビ局とは、すでに4年契約を結んでおり、半分での契約の打ち切り。補償問題などについては今後話し合っていくことになり、曖昧な部分も存在。
スポーツ報知該当ページ:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20160907-OHT1T50048.html
   
【J逆戻り来季から1ステージ制、外国人枠も拡大へ:日刊スポーツ】
 Jリーグ実行委員会が6日開催され、来季から1ステージ制に再移行する案を確認。英パフォーム・グループとの大型放送権料契約を結んだことで財源を確保。順位決定法や過密日程で不満の声が上がっていた2S制にこだわる必要がなくなり、外国人枠の拡大も議論。
 J1からJ3の全クラブの社長らが集まった会議で来季の日程案を協議し、大枠が決定。最大の案件は1S制の復活。複数の出席者によると、’14年までの年間34試合を戦う制度への再移行プランが確定。
 2S制には、サポーターやクラブから不満の声が上がり、昨季は年間勝ち点1位の広島が年間王者になれない可能性があり、最終節とACL決勝の日程重複問題も。過密日程も課題で、今季は史上初の2月開幕に踏み切り、第1S最終節と第2S開幕戦のインターバルが1週間しかない日程を組む状態。

 しかし来季から、パフォーム・グループとの大型契約で財務状態が上向き、世界の流れからも逆行していたが、財源確保の見通しが立ったことで復活。実行委員会では、外国人枠の拡大も議論。現在は外国籍選手を1クラブ3人まで登録でき、さらにアジア枠、タイなど8カ国のJ提携国枠(タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、イラン、マレーシア)、アマチュア枠、20歳以下のC契約枠の中から2人が登録可能で最大5人の起用が可能。この日は「日本人を15人以上の保有で、それ以外の全選手が外国籍選手でもOK」という「たたき台」が示され、枠を広げることで議論が進行。
 外国人枠がない英プレミアリーグなどを参考に、何人まで日本人を減らし、外国人枠を増やすか、人数について今後調整。国内組の出場機会を一定程度は確保することが課題になるが、Jリーグでも外国人との対戦経験を増やすことで成長と日本代表強化を図る狙い。
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/soccer/news/1706160.html
   
 という内容でした。気になるのが2ステージ制は4年契約だったのですね。当ブログでは5年かと思っていました。なので、「失われ」るのは3~5年と思っていましたが、補償対応するんですね。そこまでファン・サポーターの事を思っていただいてありがとうと、お礼を言いたいです。
 「パフォームと契約できたから」「ラッキーだったんだよ」という声もあるかもしれませんが、当ブログは村井さんがチェアマンに就任してから一連の流れ、ドラマが進み、その完結だったと認識しています。もし、他のチェアマンだったら、早くて’19年からだったでしょう。それくらい村井さんはトップダウンで、上手く事を乗り切ってくれました。
 村井さんの言動やコメントに今まで可能性を認識していました。勝手な想像ですが、昨季浦和さんが前期優勝して、前期優勝トロフィーを渡した時に、浦和サポから大ブーイングを受けた時に、「早く戻さなければ」と実感したのでは。元熱狂的浦和サポとして。
 当ブログでは、2ステージ制の話題が初めて登場したのが2013年5月のこの記事(今までのものは下のリンクを)。それから3年間、ブログで戦ってきたつもりです。すぐにこの日が来る事を信じていました。同じく最前線で戦ってこられた各サポーターの皆さん、おめでとうございます。

 取り越し苦労かもしれませんが、今後心配される事はパフォームとの契約が切れる10年後です。どうなるのか。東京五輪も終わっています。その時に契約更新する気になってくれるかです。更新してもらうために、この10年が勝負です。JリーグがCSを放送するテレビ局等に違約金を払うように、パフォームが東京五輪が終わった5年後に違約金を払ってくるかもしれません。そうならないように、この10年、いや5年でJリーグの付加価値を高めなければなりません。長くは語りませんが、相当の努力が要ります。
 あと、村井チェアマン、サポーターと対話されてはいかがでしょうか。2ステージ制が消滅すれば受けてくれると思います。Jリーグ版サポカンですね。と、責任問題は出てこないのでしょうか? 反対サポから具体的な固有名詞も出ていたようですが。きっと村井チェアマンがこのブログを読んでくださっていると(勝手に)信じて書きました。今日はこの辺で。いい日でした。
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