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Jリーグの話題83

2015-06-15 00:02:56 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先日の日経新聞「フットボールの熱源」に、「敗れても悔しくない大会」というタイトルで、2ステージ制の話題が出ていました。日経新聞の吉田誠一というサッカー担当記者です。このコーナーの担当者とも聞きました。以下、抜粋して紹介。
        
 第1ステージ優勝に向けてJ1浦和が快走する中、ライバルチーム関係者の多くから「ターゲットにしているのは第2ステージを合わせた通算勝ち点で3位以内に入る事」という声。そうすれば、ステージ優勝を逃しても、年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)に出場可能。
 意識としては、慌ただしく17節のステージを戦うのではなく、これまで通り全34節のリーグ戦を戦って年間勝ち点3位以内を目指す。そういう考え方なのだとか。腰を据えてチームを熟成させていき、大事なCSに臨むためには、その考え方の方が適切。
 ステージ優勝をほぼ確実にしているJ1浦和にしても、意識しているのは通算勝ち点の1位。何しろ1位になれば、CSはホーム&アウェーで実施される決勝までシード確保。そのアドバンテージはかなり大きい。1回戦からの出場では11日間で4試合の過密日程をこなさなければならないため。しかも、1回戦と準決勝は1試合方式なので、何が起こるかわからない状況。

 そういう事情があるために表向きは2ステージ制が実施されていても、J1残留も通算勝ち点で決まる事もあって、各チームは34節のリーグ戦を戦ているつもり。今シーズンのJ1リーグを観ていて、しっくりこないのは見かけと本質にずれのある構造上の問題に起因しているのでは。
 第1ステージの優勝を逃しても大きな痛手ではない。だから、優勝の可能性が消えたチームから切実な悔しさが伝わってこない。悔しさが薄い。サポーターにしても同じだろう。そこに、この大会方式の最大の欠陥が存在。負けてもさほど悔しくない戦いがあっていいのだろうかと締めくくっています。

 過去にも当ブログで、実はマスコミは「2ステージ反対」の暗黙のメッセージを発信し続けているという風に書いていますが、今回のコラムもそう感じました。なぜ、サカダイが隔週になったのか、それは早く元の1ステージ制に戻って欲しいと願っているからではないでしょうか。たぶん、数年後1ステージ制に戻ったら、サカダイも週刊化するのではないかと勝手に思っています。J's GOALが閉鎖されて、リニューアルしたJリーグ.jpも全体的にネタが少なくしょぼいし、とにかく、今シーズンは情報ツールが欠乏しています。
 あと、「構造的問題」とありましたが、何度か身近に耳にしていた「構造的欠陥」という言葉を思い出しました。あれはどこのどの部分を指すのだろうかと。見かけと本質にずれがあるって、まるで見てくれと付加価値の低さのギャップと同じような表現にも聞こえます。意味がわからない方はそれでいいです。わかる人にはわかると思います。
 ちなみに書いた後に吉田さんのツイッタ―を覗いてみましたが、あれっ、なぜか某黄色いチームの名前がよく出てきますねと。日経記者さんなのに、柏サポかと思ってしまいました。何か面白い現象ですね。
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係):24 / 23 / 22 / 21 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /
Jリーグ組織問題関連 (その他):21 / 20 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /


 あと、先日仕事関係か何かで、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉を知りました。何となくは聞いた事があったのですが、正確に本質を知りました。ドイツの名宰相ビスマルクの言葉だそうです。解釈はいろいろあるようですが、これも見てくれだけにこだわって、よその事例を知ろうとせず、自らの経験だけで事を運び、本質が低いまま自己満足に至っている状態の事ではないかと思います。まさに「リスペクト」が存在しない世界で、誠に愚かな価値観だと思います。読者の皆さんのまわりにこういう所はないですか?
 ちなみに個人的には歴史マニアであり、このブログは事例紹介中心。自分的にはほんの少しでもこの言葉に近づきたいと思いながら、またブログ記事を書きたいと思っています。日々勉強です。まだまだ修行が足りません。でも、本当に身近に聞こえるような言葉です。関係無い話でした。
 
 話は変わり、今日アウェー群馬戦のPVに行ってきました。その模様は明日。

コメント
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