たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

レイ・チャールズの‘妻’は 無理...だぁ...

2005年11月13日 16時26分24秒 | 観る
...と 思いました。


JAMIE FOXX

『Ray / レイ』(DVD)



制作国:アメリカ(2004年)
監督:テイラー・ハックフォード
脚本:ジェームズ・L・ホワイト
音楽:レイ・チャールズ 、クレイグ・アームストロング
出演:ジェイミー・フォックス 、ケリー・ワシントン 、
   クリフトン・パウエル 、ハリー・レニックス 、リチャード・シフ

やっと観ました。
あまり多くを語る必要のない作品だと思うのですが...映画というものは、[ストーリー云々ではなく どう見せるかだ]と 日頃から思っていることを 再認識させてくれた作品です。だって、ストーリー云々...ったって[レイ・チャールズ]は既に そう生きてきたのですし...。 
...と まぁ そういった中で、この作品は ともすれば平板な伝記物語に終始してしまいがちな[実話]を題材に取りながら、実に生き生きと そして まざまざと‘レイ’を見せつけてくれています。この仕上がりの良さは、出来事と楽曲の絡ませ方や 幼少期のフラッシュバック・心象風景の挟み込み...などといった 構成力に依るところも大きいのではないでしょうか。

そしてもちろん、DVDタイトルの冠にその名を謳われるだけあって ジェイミー・フォックスの熱演というか 怪演には、もちろん惜しみない拍手を送りたいのですが、撮影以前の取材に 15年の歳月を掛け レイ・チャールズの肉声に迫った監督の熱意には頭が下がります。レイ・チャールズ本人の吐露があったからこそ 良いところだけではない 等身大の‘レイ’を描くということに成功しているのでしょう。レイ・チャールズは、オーディションで 彼自らジェイミー・フォックスを選んだといいます。映画の完成を目前にして亡くなったことを思うと 実に残念です。

さて さて、[良いところだけではない 等身大のレイ]ですが、[ヘロインと女が傍になくてはダメな奴]です。メジャーデビューの後も大成功を収めたレイは、やがて ヘロインとは キッパリ手を切きりますが、‘女’の方は...結局のところは 反省なんかしていかったと思います。家庭を捨てる気は全然ないし 妻も子もとても愛しているのだけれど それだけじゃだめで、外にいるときも どんな時でも 愛してくれるママの手を求めている そんな人だったんじゃないかなぁ...。私には、彼の妻は務まりません...。

母の影響力って 絶大です


ケリー・ワシントン(妻 デラ・ビー)、レジーナ・キング(恋人 マージー)、
アンジャニュー・エリス(恋人 メアリー・アン)、シャロン・ウォレン(母 アレサ)


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8 コメント

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そうか。 (ヤナギオ)
2005-11-13 18:23:12
 私もまだ観てないのですが、気になっていました。今度是非観てみます。音楽映画は、(特に思い入れがあったりすると)怖くてかえって手が出ません・・・。
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すれ違い!! (mayumi)
2005-11-13 18:35:01
今! たった今です。

ヤナギオさんのところで『バットマン ビギンズ』に

コメントしてきたの!



思い入れがあると怖くて...っていう気持ち 分かります。

作品としては かなり良い出来だと思いますよ。^^
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私も見ましたよ。 (その)
2005-11-13 19:41:05
TBさせていただきました。

音楽がやはり当然ですが素晴らしかった。
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どもども (shi-ba)
2005-11-13 19:54:41
始まりから素晴らしい音楽に溢れた映画でしたね。観ていて楽しかったなぁ。

私、アフロアメリカンの女性にちょっと憧れてましたね。

今の時代の女性から見たら、すごく虐げられていたりするんだけど、男の我がままを受け入れる度胸みたいなものを感じる。

肌の黒い男は我がままでいつまでも子供だ。

(という私の独断と偏見)

・・・そこが魅力だ。
返信する
Unknown (たみお)
2005-11-13 20:33:49
封切時に観たのでブログには書けませんでしたが、観てよかったぁ、と思いましたね。

アツ苦しい私ですが

こんな奴でも“包容力がある”と何人かに

言われたことがあるんです(笑)

あいにくそういってくれた人はすべて女性なんで、やっぱりRayの奥さんは務まりそうもありませーん。

Rayをクリーンに奉ってない分、胸にしみました。
返信する
こんばんは! (mayumi)
2005-11-14 00:21:11
【そのさんへ】

ありがとうございます。

[レイ・チャールズの音楽]×[ジェイミー・フォックスの演技]の 素晴らしさですね☆



【shi-baちゃんへ】

Be-Lucyのコメントも 拝見しました。

アルバム...参考にさせて頂きマス!

レイだけじゃなく そのまわりの女性の描き方が

とても魅力的な作品だと思います。

レイのおかあさんも ビーも 凄い人だなぁ...。



【たみおさんへ】

うんうん たみちゃん、包容力...あると思いますよ。

「はじめてのおつかい」を見守れる たみちゃんだもの。(^_-)



あの記事...うちの殿にもウケていましたが...

学年は一年上とはいえ ほぼ同い年の我が殿のおつかいにも、

「人のことは言えンだろ...」と 思う私です。

コメントありがとー♪

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映画はいいなぁ。 (草刈トンボ。)
2005-11-14 13:30:42




「エリザベスタウン」会社解雇になり父の葬儀で帰省した出来事をカントリー色濃く描いてます、主人公が尻軽スッチーと結ばれますが、あんなスッチーが居るならフライトした~いトンボの低俗な感想、真由美さんみたいに格調高くいきません。見てそんなし★★★

☆☆です。

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very very thanks トンボさん♪ (mayumi)
2005-11-14 17:27:00
まぁ どこにコメントくださっても

ちゃんと見つけ出しますのに

入れ直してくださってありがとうございます。



でも、神出鬼没で いろんな記事に現れてくださるのも

実は とっても嬉しいのです☆



『エリザベスタウン』についてのコメントありがとうございます。

オーランド・ブルームの人気を当て込んだ感じの作品なのかな...と

ちょっと勘ぐってしまいまして、

監督が 自分を投影した作品らしいですね。



格調高いですか...? まさかまさか!???

また いらしてくださいね~♪
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