たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

as soon as...

2011年04月07日 09時00分25秒 | 観る
体調 整うや否や、少々フェイント気味に はや ごそごそと映画館へ。観てきたのは、豪華キャストにして あっけらかんと楽しい こんな作品です。

ツーリスト(4/3 劇場にて)

制作国:アメリカ / フランス(2010年)
原題:THE TOURIST
監督 / 脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョニー・デップ、
   ポール・ベタニー、ティモシー・ダルトン、
   ルーファス・シーウェル、スティーヴン・バーコフ 他

抜ける様な青空に 瓦屋根の赤、ゴージャスな女優に大雑把な筋立て...
なんとなく、銀幕華やかなりし頃の映画を観ている様な楽しさのある作品です。
喩えていうなら、ショーン・コネリー時代の007シリーズ みたいな感じ。

予告編からは、ピリッとした空気の漂う シリアスなサスペンスドラマといった印象を受けますが、さにあらず。寧ろ、端々に笑いもちりばめられ リラックスして観られるので 病み上がりの身にも ピッタリです それにしても、アンジェリーナ・ジョリーもジョニー・デップも 見せ方を心得ていますね。本当に巧い役者だと思います。ひとつひとつの動きがとても綺麗だし テンポも抜群☆ アンジーと出会う列車のシーンのジョニー・デップなんて、ほんと没個性で「ただの旅行客です。えぇまぁインテリですけど なにか?」ってな趣。その後の いろんな出来事に巻き込まれていく過程での ちょっとした場違いな感じや 理不尽な扱いを受けている時の表情にしたって、いやぁ~もう なんとも達者!

確かに 賞獲りレースを考えると、役者としての充実度に比べて 傑作に縁のないジョニー・デップ...という感もなきにしもあらずですが、なににしろ芝居がいいので 観て損をしたという感じを持つ事は あまりありません。個人的な好みで言うと、最近の作品の中では『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師が断トツで好きでして、これに関しては アカデミー賞もかなり期待していたのですが、美術賞を獲るに留まりました。同じ年のゴールデングローブ賞ではミュージカル・コメディ部門での作品賞と主演男優賞を受賞しているので期待していたのですが、年齢制限のある映画であった事がネックだったのかも知れません。来月は『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』が公開になりますね。キャプテン・スパロウという役は それほど好みではないんだけど、まぁこりゃ 観ない訳にはいきませんものネ。

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