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たまごのなかみ

千葉県北西部在住。映画・観劇、近隣のこと。毎日 元気に機嫌良く♪

90分 リアルタイムのサスペンス

2006年09月27日 09時23分27秒 | 観る
ハラハラ☆ドキドキ☆
『ニック・オブ・タイム』(木馬レーベル 9/26)
制作国:アメリカ(1996年)
原題:Nick of Time
監督:ジョン・バダム
脚本:パトリック・シェーン・ダンカン
出演:ジョニー・デップ(Gene Watson)
   クリストファー・ウォーケン(Mr.Smith)
   ローマ・マーフィア(Ms.Jones)
   チヤールズ・S・ダットン(靴磨きHuey)
   ピーター・ストロース(Brendan Grant)
   マーシャ・メイソン(州知事Eleanor Grant)
   グロリア・ルーベン(知事助手Krista Brooks)
   コートニー・チェイス(娘Lynn Watson)
   G・D・スプラドリン(Mystery Man)

秀作とか、名作とか、素晴らしいとか...そういう褒め言葉は似合わないかも知れませんが、娯楽作品として充分楽しめる作品です。'nick'には‘刻み目’といった意味があり'nick of time'で‘きわどい時’となるようです。

まだ幼い愛する娘を人質に取られ、州知事選に出馬している現職女性知事の命を狙う様命じられた 平凡な税理士の話なのですが、奇しくも『デッドマン』と共通するかの様に、こちらのワトソンも 90分の間に 拳銃をぶっ放す男に変身を遂げます。しかし、この税理士ワトソン なかなか腹をくくりません。娘の命が掛かっていても 暗殺の決意を固めようとしない...。そこが 彼のいいところで、何度も何度も隙を見ては 懲りずに助けを求めようとするのです。見ようによっては ぜんぜん潔くない奴なわけで、そこがまた ハラハラしてしまうのです。

なんとか 暗殺なんかしないで娘の命も助けたいのだけど、如何せんビッタリ見張られていてどうにもならない。やっとなんとか協力してくれたのが、戦争負傷者で靴磨きのヒューイ。彼の協力が なかなかプロっぽくって勘もいい。いったい どこで仕込まれたんだ!と ちょっと不思議ではあるけれど この際いいジャン!! 終盤に向けて俄然面白くなるのは このヒューイが居てこそです。

ホントに誰も彼も グルで、ワトソンはずっと見張られている....。そんなにずっと傍に居るくらいなら 手前ぇで殺れよ! って思っていたら、実は ド素人のワトソンに暗殺の成功なんて期待してないわけで、州知事の周りをうろつかせて その様子を映像にも残し 最終的な現場にも居させて濡れ衣を着せちゃおうってわけで、彼は囮だったわけです。

一風変わったキャラクターを演じることの多いジョニー・デップが、一般的な社会人でありパパであり アクションに初挑戦という 一見の価値ある作品です。『フェイク』や『ブロウ』でも、父親役はやっていて 親子関係に悩みを持っていたりしますが、いずれも本筋絡みというわけではありません。そういった意味でも、普通の男を演じるジョニデをお楽しみ戴くには 打って付けの作品です。二児の父となったジョニデが いま演じたら、娘のリンに向ける眼差しが もっと違ってくるかも知れませんね。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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そうそう・・ (その)
2006-09-27 11:35:20
これはジョニデには珍しい普通の作品でしたよね。

「デッドマン」と前後して作られた作品でその当時、もうジョニデの作品を発売を待って借りまくっていた時でした。



しかし、どんな役もかっこいい。
返信する
うんうん (mayumi)
2006-09-27 16:39:00
どんな役もかっこいい☆



この映画でも、ただの税理士の癖して 最後の方は

拳銃持って 走り回って飛び降りて、かっこよかったぁ~♪
返信する

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