(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

イスラム国と反原発

2015年01月23日 | 時事
「健二はイスラム国の敵ではない」 後藤さん母が会見
後藤さんの母を名乗る人物の会見は、決して混ざらないモノを見事に混入させた不思議な会見だった模様です。

息子を人質に取られた母とすれば、通常の心理状態ではいられないというのは当然でしょう。どうもイスラム国とイスラム教徒の区別がついていないようでしたし、発言内容から、もしかしたらISISとIAEA(国際原子力機関)とかと間違えて理解していたのかもしれません。まあ、長く生きても世の中よく分からないことも多いですし、78歳という年齢を鑑みても今更勉強しろとはとても言えません。混乱してつい自らの知っていることや思いついたことを口走ってしまったとしても、心中察するには余りあります。会見場を去る際のすがすがしい笑顔さえなければ・・・
普通このような会見は親族の登場でテロリスト側の同情を誘ったり、政府に早期対応を促したりする目的で行われるものですけど、主張の半分以上が原発反対ですし、結果的にイスラム国側からすれば、「自分達の脅迫を無視し、日本国内の政争の道具にされている」とも取られかねない大失敗会見になってしまいました。おそらくイスラム国を核ジャックや北朝鮮などと勘違いしていることが違和感の正体だと思うので、せめて本人に基礎知識だけでも会見の前に伝えられれば良かったのですが・・・それ以前に、どんな複雑な世界情勢よりも、まず自分のお孫さんの懐妊情勢ほど事前に知っていて然るべき重要な情報はないでしょう。時系列を考えると、後藤さんが拘束されたのは10月頃なので、2週間前に生まれた赤ちゃんに会えないのは分かりますが、8月に拘束された湯浅さんを助けるためと言うことは、早くとも妊娠5ヶ月ですから十分分かっていたはずです。その時点で危険地域に出かける自覚があるのなら、せめて母親に連絡ぐらいしていきませんかね。会見では心配をかけないようにと解釈しているようでしたが、嫁とも今回初めて電話で話したというのも引っかかります。ひょっとして息子さんに避けられてない?

とりあえず雲行きを見てテレビでは中継を途中で切ったらしいですが、動画サイトでは全部見られますし、日本人であれば内容を好意的に解釈してどうにでも報道できるでしょうけど、そこに駆けつけていた海外の記者のペンまでは止めようがありません。自らの団体を紹介しようとして止められたシーンがありましたが、反原発、教育、9条と来ればもう大体想像がつくでしょう。まあ、野党もマスコミもココ3日間の論調はこの事件をダシにした「安倍下ろし」ですし、誰もが自分に都合よく考えすぎており、本気で人質となった方の安否を心配している人間は実際ほとんどいないのかもしれません。ここまでが全てマスコミの演出する「自己責任論」だとしたら大したものですが、みんな素でやっていそうなのが怖い所です。

逆に「大切な息子が人質になっているのに助けにも行けない日本の憲法はおかしい」と、親なら9条改憲を論じても良い事態だと思うのですがね。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ウィンドウズ10 | トップ | 暗殺教室休止 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事」カテゴリの最新記事